〜朝のジョギング
昨日のまるで台風を思わせる大荒れの天候の中で行われたサイクリングとはガラリと変わり、午前7時30分から行われたジョギングは抜けるような青空の下で始まりました。
1時間にも満たない短い間とはいえ、警報が出るまでの雨の中で、前日は1時間にも満たない短い間とはいえ、警報が出るまでの雨の中でしっかりと自転車で走り込んだ選手達。この日の朝はまだ疲れが残っている様子で、少し疲れた顔を見せてホテルの前庭に集合しました。全員で円陣を組み、ストレッチで体をほぐし終えると、ゆっくりとした足取りで練習場のある網走スポーツトレーニングフィールドへと出発。朝とは思えぬほど強い日差しを浴びながら選手達は緑の中を走り抜けて、15分ほどで練習場に到着しました。
練習場では、フルコートに等間隔に配置されたコーンに選手を配置し、互いに場所を入れ替えながら“鬼”の選手が空いた場所を陥れる、という鬼ごっこで汗を流しました。そして、早朝のジョギングとは思えない程、しっかりと汗を流しながら来たコースを通って返し、ホテルへと戻ってゆきました。
〜午前練習の模様
午前練習は10時45分からスタート。しかし、太陽は既に上空高くまで上り、、炎天下でのトレーニングと言った方がよく似合う程、強い日差しと高い気温の中でおこなわれました。全選手が監督の下へと集まり、この日の内容を聞き終えると、すぐに対面で少し距離を取りながらボールを蹴り合いました。その後、入念にストレッチを行った後、コートを横に使ってダッシュを繰り返しました。途中、ターンや反転を入れ込みながら、約15分しっかりと体を解しました。朝からのジョギングの影響が残っているのか、選手達は少し辛そうな表情を見せていましたが、それでもコンディションは良さそうです。また、怪我で大事を取っていた大森・長谷川選手が練習場に顔を見せ、軽い散歩を行って元気な様子を見せてくれました。
11時から選手たちは、メイングランドとサブグランドとに分かれてトレーニングへと入ってゆきました。メイングランドでは、8名による2対2でのミニゲームがペナルティエリア内で繰り返され、激しいぶつかり合いの中でゴールを奪い合っていました。サブグランドでは、フルコートを使った3対3によるミニゲームが展開され、選手たちはスペースを以下に上手く使って相手ゴールにボールを蹴り入れるかを工夫しながら長い距離を走っていました。
「残り1本!」の声が聞こえ、自分達の番を終えた選手達は、正に崩れ落ちるようにしてその場に座り込んでしまい、今日の午前のトレーニングの厳しさを実感させてくれました。
〜午後練習の模様
午後4時55分、全種全員でゴールを移動させるところから午後のトレーニングが開始されました。昼間ジリジリと照りつけていた太陽も少し西に傾き、日差しに柔らかさを感じるようになってきましたが、それでも練習場の芝生でアップを始める選手達には充分な厳しさと言えます。
ゆっくりと動きながら体を慣らした後、4組に分かれてフィジカルメニューをスタートさせます。ウォーミングアップは早朝のジョギングだけでなく、午前中もみっちりとハードな内容のトレーニングやったこともあって少し長めに時間を割いていました。そして仕上げにチーム対抗でボールを使ったリレー形式のメニューを行って体と共に気持ちもリラックスさせると、本格的に午後のトレーニングへと移行してゆきました。
時20分、4分の1ほどの狭いエリア内を使って、4人ずつの4チーム対抗による1試合3分のミニゲームがスタートしました。相手よりも1点でも多くゴールを挙げれば勝ち点3を得られることは当然ですが、CKを2回得ると毎試合終了後にPKのチャンスを貰えるとあって、選手達はまさに真剣そのものでした。
狭いエリアの上、シュートコースも少ないとあって、選手達は所狭しとポジションを変えながら、相手の守備を崩してシュートを狙ってゆきました。初めのうちは大きなサイドチェンジやスピードに乗った抜け出しからのシュートも多かったのですが、次第にスペースの使い方に慣れ、簡単にシュートを打たせて貰うことが出来なくなり拮抗した展開が続きました。しかし時折、豪快なシュートがネットを揺らすと、それを待ちわびたかのように大歓声が飛び交っていました。およそ1時間、1試合辺りの試合時間は3分と短いものの、トータルすれば相当の運動量を要したこのミニゲーム。終了時には、殆どの選手が大きな息をついてその場に倒れ込んでいました。
そして、早朝の7時半から始まった2日連続の三部練習が終了、選手達はトレーニング三昧とも言える、長い1日からようやく解放されました。
|