7月23日(月) 天候:晴時々曇り
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〜午前練習の模様

昨日一日オフを取った選手達は、午前9時からのトレーニングに向けて早い時間から練習グランドに集合し、思い思いに体を解していました。この日は朝から快晴に恵まれ、ずっと選手達やスタッフ陣を悩ませていた風もなく、“夏らしい”日となりました。気温も一気に上がり、トレーニング開始時刻には25度を上回り、厳しいものとなりました。しかし、心身共に、オフでしっかりとリフレッシュできたようで、明るい表情が溢れる中で、網走のキャンプ5日目がスタートしました。

ピッチ中央で円陣を組んで選手達を座らせたフェルフォーセン監督は、土曜の札幌大とのトレーニングマッチの反省を中心に5分程ミーティングをした後、選手達をウォーミングアップへと向かわせました。全員でゆっくりとしたペースで上体を解しながらピッチ内を二周した後、池田コーチの指導の下、フィジカル中心のメニューをしっかりと行ってコンディションを整えると、9時35分、メイングランドとサブグランドの2グループに分かれて、本格的にトレーニングを開始しました。

メイングランド側では、シュート練習を中心に行われ、両サイドからのクロスボールに、フリーでのシュートだけでなく、DFの選手と競いながらの1対1や2対2を想定した場面も行いながら、徹底的にシュートを繰り返しました。サブグランドでは、6対6での戦術トレーニングが行われ、激しいぶつかり合いが幾度も繰り広げられましたが、選手達は真剣な表情を見せながら、汗をびっしりと浮かばせてボールを奪い合っていました。

途中、攻撃の選手達はトレーニングを入れ替えて午前10時30分まで、正に“汗だく”となって体を動かしていました。また、午後は、3時から通常のトレーニングを、6時過ぎからは自転車でのトレーニングが待ち受ける三部練となり、先の長い日となりそうです。

〜午後練習の模様

直前まで雷を伴った雨が降っていたため、芝生は水を含み、少し湿度が高い中、午後3時からの午後のトレーニングがスタートしました。短めのミーティングを終えると、すぐに選手達はコート半面に広がり、ボールを動かしながら時折パス交換を挟んで体を解しました。その後は3グループに分かれてボール回しやフィジカルメニューを行ってコンディションを徐々にアップさせました。

3時15分、フルコートを使っての実戦形式による紅白戦が行われました。代表戦から戻った青山も、ようやくチームメイトと合流できたこともあって元気な様子で体を動かしていました。

□参加メンバー
櫛野・筑城・米山・阿部・新川・山口・須藤・本田・井上・片山・津田・広野・竹内・金古・吉田・中村・藤田・渡邊・福島・青山・巻・小川

紅白戦は、開始直後から激しい内容が繰り広げられ、フェルフォーセン監督やドワイトコーチの厳しいコーチングも加わり、緊張感溢れる内容となりました。途中、中途半端なパスやポジショニングによるミスで相手にボールを奪われる場面があると、すぐにプレイを止め、そのミスを犯した選手を含め、周りでサポートの必要だった選手に対しても厳しい叱責が飛び交い、一気にハイテンションなものへと変わってゆきました。

実戦さながらの内容となった紅白戦。先週末の札幌大とのトレーニングマッチの出来に誰もが納得できなかったこともあり、スポーツセンターでも見られない程、熱く激しいものとなり、どの選手も気を抜くことなく、終了の声が掛かるまで、険しい表情を見せながらボールを奪い合いました。そして午後4時30分、再び降り始めた雨を逃れるように選手達は足早に網走スポーツトレーニングフィールドを後にしました。

〜サイクリング

午後6時からは、午後の紅白戦の疲れを癒すためのトリートメントのため、選手達はサイクリングに出掛けました。しかし、夕方から降り続いていた雨は止むことはなく、女満別川を抜ける頃から大粒となり、激しさが増し始め、雷も伴って猛烈な天候となってしまいました。そのため当初は1時間程を予定していた行程は半分に変更となり、選手達はずぶ濡れになりながらホテルへと戻りました。