スポーツを通じて社会参加を目指そうとアメリカで発足した知的発達障害者の活動団体“スペシャルオリンピクス”。このスポーツ組織は、サッカーだけでなく、陸上をはじめ、スキー、スケート等幅広いスポーツを取り入れて世界に広く活動しています。そして、ここ数年は日本の各地でも活動の輪が広がり、愛知県においても2000年に支部が発足して以来、積極的な活動が展開されています。
そして11月23日(金)にトヨタスポーツセンターで、SON(スペシャルオリンピクス日本)・愛知の活動サポートの一環イベント「スペシャルオリンピクデー in愛知みんなでユニファイドスポーツを楽しもう」が開催されました。そして、このイベントに名古屋グランパスエイトから、青山 隼・新川織部・長谷川徹3選手が参加しました。
午前練習を終えた3選手は、イベントに参加するアスリートが待つスポーツセンター内の体育館へと移動すると、簡単に自己紹介をおこなった後、リフティングやドリブル、ロングキック等のサッカーボールを使ったデモンストレーションを披露するなど、参加した方々との交流をしました。
そして、今回のイベントに参加したアスリートの方全員と競技別に集合で記念撮影とサイン会をおこなった後は、サッカー場へと移動してサッカー競技に参加するアスリートの方達と競技種目を始める前のウォーミングアップメニューに参加をしました。
時折、真冬を感じさせるような冷たい風が吹き抜けるこの日のサッカー場でしたが、気持ち良く晴れ渡った青空の下で心おきなく体を動かせるとあって、アスリートの方達は、この後に行われる競技に向け、プロ選手との触れ合いで、体だけでなく気持ちの方もしっかりとリラックスすることが出来たようでした。
※ユニファイドスポーツとは:アスリートとほぼ同人数のパートナー(知的発達障害のない同程度の競技能力の人)をチームに入れ練習や競技を行うことです。 |