4/21(土):NHKスポーツクラブ2007 目指せ!スポーツジャーナリスト(サッカー編)

4月21日、Jリーグディビジョン1第7節・ヴィッセル神戸戦が開催された瑞穂陸上競技場で、試合前にNHK名古屋放送局主催のイベント『NHKスポーツクラブ2007 目指せ!スポーツジャーナリスト(サッカー編)』が行われました。この企画は、名古屋市内6つの高校で放送部の活動に取り組んでいる学生達を対象に、スポーツ中継の現場を実際に体験することで放送という職業への興味・関心を高め、将来を考えるきっかけを提供するというものです。参加した高校生の皆さんは、スポーツ中継がどのようにして作られているのかを、チームワークがとても良いNHKスタッフの皆さんと一緒に、仕組みを理解していきました。

【参加校:愛知高校、愛知産業大学工業高校、市立菊里高校、椙山女学園高校、東邦高校、県立明和高校】

将来の夢への第一歩。この日を楽しみに会場入りした56名の高校生達は、3つのグループに分かれて3ヶ所の中継現場を順に体験・見学しました。学校生活の中だけでは聞くことができない“その道のプロフェッショナル達”の話にみんな興味津々でした。フィールド脇では、スタジアムの雰囲気やボールの動き、選手の表情をくまなく捕らえるテレビカメラの操作を体験しました。また、スタジアム外に待機している中継車では、テレビカメラによって撮影された映像をリアルタイムに編集し、公共の電波へと送り出す様子を見学しました。さらに、メインスタンドの最上階にあるアナウンサーが試合の実況中継をする放送室へも足を踏み入れました。ここからの見晴らしはとても良く、眼下には鮮やかな緑色のピッチが広がっています。高校生達はヘッドフォンを装着し、マイクに向かって先発メンバーの名前を読み上げてみました。感動し、「小さな頃からサッカーが大好き。いつかこの席に座ってゲームの実況をしたいです!」と目を輝かせて夢を語る高校生。技術指導を担当していたNHK局員の方からは「できるよ。頑張ってやり続けたら必ず叶うから。」と温かなエールが高校生達に贈られました。

午後3時25分からはピッチサイドで選手達のアップを見学し、スタンドで試合を観戦しました。

この日グランパスは、2-0の完封でヴィッセル神戸に勝利。試合終了後の公式監督会見の後、高校生達はフェルフォーセン監督にインタビューを行いました。いつもは報道関係者で満員になる記者会見室。監督はにっこりと笑い、緊張した面持ちで席に着いた日本の高校生達を歓迎しました。サッカーについて、チームや監督自身についての様々な質問に、監督は一つ一つ丁寧に答えていました。

そして会見の最後に、監督から高校生へ「ゲーム観戦に来てくれてありがとう。皆さんには“サッカーのジャーナリストになりたい”という目標があると聞きました。将来皆さんはジャーナリスト、私は監督という立場でまたお会いできたらと思います。」と、温かいメッセージが贈られました。