3/13(火)・14(水):Jリーグ育成・下部組織指導者研修会の模様 |
3月13日(火)〜14(水)、Jリーグ育成・下部組織の指導者を対象とした研修会(主催:Jリーグ・技術アカデミー部)がトヨタスポーツセンターで開催されました。GK指導に関する研修会で、センター内の会議室では講義が、第2グランドでは実技研修が行われました。
オールラウンドなスキル・戦術眼をもつことや、身体全体を状況に応じて使えることが求められるGK。サッカーの守備システムにおいて“最後の砦”となるこのポジションへの要求は年々高まりつつあり、それに伴いGKコーチの養成が急務とされています。今回の研修会はオランダから来日されたフランス・フック氏を講師に迎え、2日間にわたり指導が行われました。 |
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フック氏はオランダ代表やポーランド代表のGKコーチを歴任され、現在はFIFA(国際サッカー連盟)やUEFA(欧州サッカー連盟)、KNVB(オランダサッカー協会)のGK指導者・インストラクターとして活躍されています。試合で常に最大限の防御が求められるGKについて、基本ポジションからコーチングの重要性、技術面やメンタル面に至るまで、幅広い内容が丁寧に説明されました。参加した指導者達は配布された資料とスクリーンに映し出された図を交互に眺めながら、フック氏の話に聞き入っていました。講義の最中にフック氏のユニークな冗談が飛び出し、肩の力が抜けて笑いが起こる場面も多く見られました。
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第2日目は、午前10時から第2グランドで実技研修が行われました。ワン・ツーやドリブルシュートの練習でGKとの位置関係を細かく確認しました。ミスが起こるとフック氏の下へ全員が集合し、原因の説明と改善策の提案がなされました。徐々にDFの数を増やして試合の状況へ近付けていきました。練習を重ねていくうちに、鮮やかなゴールシーンが見られるようになり、ネットが揺らされるたびに祝福の拍手が起こりました。午後は1日目と同様に屋内で講義が行われました。 |
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今回の研修会には、フック氏と同じオランダ出身ということもあり、フェルフォーセン監督・ドワイトコーチも自主参加しました。
将来性のある選手達の能力を最大限に引き出していく、育成指導者達。フック氏を見つめる真剣な眼差しから、「どのようなレベルに達しても決して満足することなく、日々勉強しよう」という向上心が伝わってきました。 |