ドイツ・ブンデスリーガー1部に昇格したてとはいえ、欧州の代表リーグのチームとの練習試合で勝利という結果を出し、キャンプ期間中の練習試合を1勝1敗2分という満足した内容で、今回のオランダキャンプを打ち上げた、我らが名古屋グランパスエイト。戦術や守備練習の強化だけでなく、自分達のやっていることが何処まで身に付いているかを実践させるために、どうしても強いチームと戦って結果を出したかったと、語っていたフェルフォーセン監督の言葉通りに、キャンプを良い形で終えることで、7月19日(水:19時〜)から再開するリーグ戦に自信を持って臨めることが出来るのではないだろうか。
今日7月9日(日)午前7時、慣れ親しんだホテルを出発、選手達は日本へと出発。前日はキャンプが最終日であったことも手伝って、練習試合を勝利で終えた選手達はかなりのハイテンションで、深夜遅くまでと言うか、明け方出発間近まで起きて、盛り上がっていた。しかし、その甲斐あってか、バスでドュッセルドルフの空港へ向かう間は、殆どの選手が正に“爆睡”状態に。
空港では、今回のキャンプ用の用具・ユニフォーム類等の大量の荷物を手分けしてカートで移動、スコットランドから来た担当官が大のサッカー好きだったこともあって、大きなトラブルもなく、無事にチェックインを済ますと、つかの間の待ち時間を買い物にあて、その後、フランクフルトへと向かう。フランクフルトに到着後、ドュッセルドルフでの出発が遅れたことで、空港内を慌ただしく移動、すぐに出国を果たし、LH736に搭乗、一路、家族や友人、サポーターの待つ、“セントレア”中部国際空港へと旅立つ。機内では、前日の夜更かしがたたった選手は食事をするのも忘れて眠り惚けていましたが、ようやく2週間という長期滞在を終えて日本に帰れると言うこともあり、しっかりと日焼けして一段と逞しくなった選手達は、一様に明るい表情で時間を過ごす。
日本に到着後は、出国ロビーに待ち受けるサポーターやマスコミ陣の歓待を受ける中、出発の時と同様に、荷物を全員で運び出し、トラックへと積み込む最後の仕事を終え、ようやく、今回のオランダキャンプを終了することとなった。選手・スタッフ一同、お疲れ様。
------------------
これで今回のオランダキャンプレポートは終了となります。皆様には楽しんで頂けたでしょうか?
欧州・オランダという、初めての土地での海外キャンプと言うこともあり、時間の使い方になかなか慣れる事が出来ず、時差や通信環境の違いもあって、タイミング良く皆様に、キャンプ情報をお届け出来ないことが何度かあったことを、この場を借りてお詫びいたします。それでも、選手達は、長く厳しかったキャンプを、誰一人大きな怪我をすることもなく乗り切ることが出来ことは、間違いなく大きな自信になっているはず。
また、欧州のクラブチームという、日本ではまず実現できないような対戦相手との練習試合を、それも4試合も行うと言う夢のような体験も出来ました。もちろん結果は既にご存じの通り、1勝1敗2分とまずまずの内容でした。選手達は、明日1日オフを過ごした後、19日(水:19時〜)・サンフレッチェ広島戦に向け、いよいよ最後の調整へと向かいます。今回のオランダキャンプで培ったものをどのような形で見せてくれるのか、大きな期待を寄せて迎えたいと思います。そして、サポーターの皆さんには、一回り逞しくなった「名古屋グランパスエイト」の戦士達を、是非とも、ホーム・瑞穂陸上競技場のスタンドから声援してください。宜しくお願いします。<了>
|