□午前練習の模様
今日は朝から良く晴れ、途切れ途切れに雲はあるものの、青空が気持ちが良い。日差しも柔らかく、オランダキャンプ、トレーニング最終日を飾るには最高の天気と言って良いだろう。夕方には、総仕上げとなる、ドイツ・ブンデスリーガー1部に今季昇格を果たした、Alemannia Aachenとの練習試合がある。選手たちも否が応でもウォーミングアップから気合いが入るのは止む終えないところか。
10時40分、ウォーミングアップを終えた選手達は、2グループに分かれて個別に最終日の午前トレーニングに入ってゆく。午後の練習試合の先発が予想されるメンバー達は、フィジカルメニューをおこなって体を解してゆく。その他のメンバーはピッチの奥で、ボール回しを始めて、コンディションを整えてゆく。その後、5対5に分かれると、ドワイトコーチをまじえて、ボールポゼッションを競い合ってゆく。
先発予定メンバーは、軽めの調整となり、早々とトレーニングを終了するが、吉村・本田・大森・山口等は、居残ってセットプレーの練習を様々なバリエーションを試していた。決定力が足りないと言われている現状の中で、セットプレイは数少ないとはいえ、必ず回ってくるチャンスと言っても良いもの。そこでしっかりと、しかも確実に点が奪える形を作ってゆくことも、今のチームにとってはとても大事なことだ。
それでも、午後の準備を控え、11時前には終了しホテルへと向かう予定だったが、今回の練習場を提供してくれたクラブの関係者との、ペナントとユニフォームの交換セレモニーが残っていたメンバーと監督等で執り行われ、練習場は明るい雰囲気包まれ、ようやく今回のオランダキャンプの最終日のトレーニングを打ち上げることとなった。
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□午後練習の模様
午後は、今回のオランダでの強化キャンプの総仕上げとなる、隣国のドイツ・ブンデスリーガー1部のAlemannia Aachenとの練習試合に臨む、我らが名古屋グランパスエイト。相手も、今季より1部に昇格したこともあって、気合い充分で臨んでくることが予想される。
オランダへ来て、ここまで3試合をこなし内容的には充実しているものの、2分1敗と結果が付いてきていないだけに、今日こそは“勝利”という結果を出して、キャンプを終えてゆきたいのは、フェルフォーセン監督だけではなく、選手全員がそういう気持ちでいると言っても間違いないはず。
午後1時30分。ホテル前でこれまで通りバスに乗り込むと、約1時間程バスに揺られて、この日の試合が行われるStadion an der Westpromenadeへと向かう。今回の試合会場は、これまでのようにサッカー専用ではなく、こぢんまりとした競技場。スタンドもなく地味なところだが、この日の試合観戦のため、トラックに椅子を配置させてある。またホームスタジアムでないとはいえ、真新しいオリジナルグッズを販売し、応援に訪れるサポーターの気持ちはしっかりと掴んでいるようだ。しかも、日本の国旗や歓迎の看板も用意されており、その辺りの気持ちを忘れないところは、さすがに心憎い。
午前同様、所々に雲があるものの、相変わらず空は良く晴れ渡り、地元サポーターに混じって、日本人サポーターも応援に数多く詰めかけ、オランダキャンプの最後を飾るイベントとしては最高の場と言っても良いだろう。
3時25分、ピッチ内で全員で円陣を組みストレッチングを行った選手達は、その後、先発メンバーだけが残って、本格的にウォーミングアップを取り組んでゆく。最後、芝生のチェックや対戦相手から提供された今日の試合球の弾み具合や転がり方を確認し終えると、選手達は足早にロッカーへと消えてゆく。
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