6月30日(金) 天候:晴れ
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□午前練習の模様

オランダへやってきて、一番と言っても良い程日差しも気温も高いこの日。選手達にとっても厳しい1日の始まりだが、2日続けてのベルギーの一流クラブと殆ど公式戦並みの、ハードなナイトゲームを戦ったこともあって、軽めの調整となりそうだ。また、午後はトレーニングはなく、フリーとなっていることもあって、心なしか選手達の表情は柔らかだ。

それでも10時半。ピッチ中央での監督からの前日の試合についての解説が始まると、緊張感が漂い、見る見るうちに表情が引き締まってゆく。2戦を戦って結果こそ違いがあるものの、ここまで練習で積み重ねてきた間違いなくゲームの中で現れだしてきたことがあるだけに、フェルフォーセン監督としても、ここでしっかりと畳みかけて、見えだした形を確固たるものにしようと言う固い意志が伝わってくる。時折、ドワイトコーチによる、ゲームでの状況説明を交えながら、およそ15分、しっかりと反省点を修正された選手達は、気持ちを新たにして、午前練習をスタートさせる。

ゆっくりとした足取りでジョギングを始めた選手達。相変わらず強い日差しが容赦なく降り注ぐ中、2人1組でボールを使ったメニューを開始する。さすがに2日続けて、ハードな試合を続けて出場を果たした選手がいることもあってか、強い負荷を掛けることもほとんど無い。いくつかのバリエーションを交えながら、ボールを使って体をほぐし終えた選手は、2つのグループに分かれて、トレーニングを続けている。

吉村・スピラール・増川・豊田の4人は、ゴールを挟んで、ヘディングによるシュートを争いあう。その他の選手はピッチの奥で、四方に分かれ、パスをかわしながら体を動かしてゆく。午前11時45分。さすがに疲れた表情を見せながら、選手達は練習を終えて上がってくるが、天気も良い事もあり、午後は練習がないこともあってか、誰もが満足げな表情を見せながら、自転車に乗ってホテルへと向かって行った。


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