【午前練習後、フェルフォーセン監督コメント】
Q:今回のキャンプの課題とその中で得たものは何でしょうか?
ホテルもグランドについても、施設はとても良かったです。現場的にはキャンプに良いコンディションで望めました。2つめは選手がモチベーションを高くやってくれたことです。時々高すぎたこともありましたが、無いよりは良かったです。みんな情熱を持ってくれてやってくれたので、とても良い雰囲気で終わることが出来ました。練習・ミーティングや試合、フィジカル面や戦術面等いろんな事をこなしましたので、絵画で言えばフレームは出来ました。今後は中身を描いてゆくだけです。理想としているハイテンポのサッカーについても、基礎という部分は出来てきたと思っています。日に日に選手は疲れてきましたが、プレシーズンと言うことでは仕方がありません。確かにフィジカル面での負荷はかかってきていましたが、戦術的にはだんだん良くなってきたと思います。ただひとつ残念なのは怪我人が増えてしまったことです。それでも残りの選手で出来るだけのことはやれたと思っています。今回の怪我人が出たことも、若い選手にはチャンスが増えたことに繋がりました。ユースの選手に関してもとても興味深いものでした。このチャンスを彼らも最大限に生かしてくれたと思います。今日は天気が良かったですし、キャンプのまとめとしては満足しています。今回のキャンプの目的としては基礎となる部分のフレームを作ること、そして前進することだったので、それは非常に良くできたと思っています。
Q:このキャンプで見えてきた課題については?
全てだと思います。まだフレームしかできていませんので、全てを仕上げていかなければいけません。テンポの正しい使い方は上位のクラブでも難しいと思います。今後はそれが出来るように練習を積み重ねてゆきたいと思います。もう1つは攻撃のバリエーションを増やしてゆきたいです。守備面については2〜3日しか練習をしていませんので、まだどこでプレッシャーをかけるのか、どうやって取るのか、いつどのタイミングで取るのかを今後もっと練習してゆきたいと思います。海外においては、選手達にはもっと速いテンポでサッカーをしろと伝えるのですが、日本人はすごく一生懸命動いて、高いモチベーションでプレイしてくれるので、かえって高くなりすぎる時があります。今後はそこの使い分けをしっかりと伝えてゆきたいです。
Q:メンバーについてはいつ決まるのでしょうか?
出来るだけ早い段階で決めてゆきたいです。キャンプでのミーティングでは選手達にどのポジションでやって欲しいのかを伝えたので、この次の段階では誰が先発になるのかを伝えていきたいです。これまで開幕2週間前までには伝えてきていますが、怪我人の影響もあるので、もう少し時間がかかるかもしれません。プレシーズンの最後の2試合の中で開幕に向けての先発組で臨むのが、本当は望ましいのですが、怪我人の影響で難しいかもしれません。ただ選手達には役割は伝えてあるので、問題はないと思っています。