2月1日(水) 天候:雨のち晴れ、時々曇り
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□午前の部

今日からは2部練習が開始。指宿強化キャンプの幕が本格的に切って落とされといって良いだろう。そして今年も練習開始に先立って、午前9時より鹿児島県・指宿市・JAいぶすき・指宿市観光協会・県下トヨタグループ8社の皆様による、キャンプ合同激励式が行われたが、今回も残念ながら朝からの雨が残ってしまっていたために、屋内練習場での実施となる。

鹿児島県教育委員会教育次長:馬場 英俊様、指宿市長職務執行者:福岡 亮一様、そして、県下トヨタグループ8社を代表してネッツトヨタ鹿児島(株)代表取締役:久米田 喜三郎様方より激励の挨拶を頂戴した後、激励品として、かごしま黒豚・フルーツ盛り合わせ・そら豆・桜島大根が秋田・藤田・楢崎・大森・古賀・中村選手たちに手渡されました。最後にはフェルフォーセン監督より「素晴らしいプレゼント、花束をいただきありがとうございました。今シーズン良い成績が残せるようにがんばります。」と力強くお礼を述べて激励式は終了。その後、選手たちは朝食時に伝えられたとおり、ウェイトトレーニングを先に行うグループと、先に屋外にでて練習場でのトレーニングを行う組に分かれ、午前の練習をスタートさせた。

◆参加メンバー
○室内トレーニング組
秋田・藤田・山口・中島・角田・川島・本田・須藤・平林・井上・津田・高橋・内藤
○練習場組
楢崎・スピラール・有村・大森・古賀・吉村・中村・杉本・高嵜・豊田・渡邊・深津
※別メニュー:玉田・増川・鴨川

☆9時30分〜

室内トレーニングでは、筋力アップのためのウェイトトレーニングがメインとなる。始める前に長谷川先生よりこのトレーニングの目的やメンバー分けについての説明があった後、早速選手たちは、各自が様々のマシーンと戦っていた。一方で、練習場に向かった組は雨で濡れた芝生の上で、軽くウォーミングアップで体をほぐした後、マーカーで狭く区切られた中に広がると、ボール回しをスタートさせる。

☆9時55分〜

ハーフコートに分かれた選手たちは、エリアを広く使ってパス交換を行う。別メニューをこなしている楢崎を除くGK高嵜・川島の2人も加わり、ドワイトコーチの大きな声が響き渡る中、気合いの入ったトレーニングを続けてゆく。気付くと上空は雲が切れ始め、時折強い日差しが指すようになり、一気に暑くなってゆく。そして、先に屋内で筋トレを行っていたメンバーが練習場へと現れ、賑やかな雰囲気に。彼らと入れ替わりに、ピッチ上でのトレーニングで汗を流していた選手たちは、トレーニングウェアを着替えると、足早に屋内練習場へと向かっていった。

午前だけでも違うメニューのトレーニングをきっちりと行ったこともあってか、11時30分過ぎにそれぞれ練習を終えた選手たちは腿や腕の筋肉のハリを気にしながら練習を終えていった。

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□午後の部

午前中まで残った雨の影響か、昼過ぎまでは雲が広がり気味だった天気も、時間がたつごとに青空が見えるようになる。それでも風が出てきたせいもあって、昨日のように気温はあまり上がらない。

午後4時の、練習開始時間より予定を5分ほど早め、監督はクラブハウスの前に選手を集めると、壁に貼った練習メニューを選手たちに入念に始めてゆく。その後、すぐにサブグラウンドで、大小のハードルを使用したサーキットトレーニングを行いだす。彼らとは別にGKの3人・高嵜・川島・練習生は、芦川コーチの指導の下、左右のハードルを交互に飛び越えながらのセービングを繰り返す。

サブグラウンドでは、30mほどの距離の間を対面に分かれ、ドリブルをしながらパス交換をおこない、その後、今度は極端に短い距離でのパス交換や、2人1組で後ろから出てきたボールを10m以内の中で奪い合うというトレーニングを続けてゆく。短いながらも内容がユニークでボールを使ったトレーニングと言うこともあって選手たちは皆楽しそうにこなしてゆく。

☆16時30分〜

水分補給を終えた選手たちは、メイングランドへと移動すると、両エンドに分かれて、中央に控えるDFが、左右からの走り込んでいた選手のボールに対処してゆくという、練習を開始する。どの選手もほとんど全力疾走での走りを要求されるとあって苦しいはずだが、ボールを触って、最後フィニッシュにゆく、までをできることで、ここでも笑顔が溢れていた。

DFをしっかりと引きつけて、逆サイドにパスを出したり、自ら積極的にシュートを打ってゆこうとするものの、スピードに乗って走り込みながらのシュートには苦戦を強いられていた。それでもスピードを生かした練習と言うこともあってか、足に自慢のある杉本は水を得た魚のようだった。

☆16時50分〜

およそ20分。各ポジションを全員ローテーションでこなしながら、しっかりと走り込まされた選手たちだったが、誰も疲れた様子を見せることもなく、満足げな表情で午後の練習を終えていった。逆に、しっかりと走り、体の調子が上がったことで、余力が残った選手の何人かはグランドに居残って、太陽が西に大きく傾く頃までシュート練習を続けていた。

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