1月31日(火) 天候:晴れ
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今朝の指宿は朝方からの大粒の雨を降らしていた雨雲も遠くに去り、この時間はすっきりとした青空が広がり始め、1月とはいえ南国らしい日差しが顔を出し始めました。

午後からは南の季節らしく、強い日差しに恵まれ、汗ばむほどの天気となりました。そして午後2時、予定時間より早く、スタッフ・選手らはバス2台に揺られて、宿泊先に到着しました。 ホテルスタッフ全員に歓待を受け、笑顔で答えると、長旅の疲れを見せることもなく、この後の午後4時過ぎからの練習の準備のため、選手たちは慌ただしくチェックインへと向かいました。

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午後4時に真新しい練習着に着替えてホテルのロビーに集合した選手たちは全員で練習グランドへと向かう。この時間も西に太陽が傾き、日差しは弱まったもののまだ暖かい。そんな中、4時15分から、キャンプ第1日目の練習がスタートする。

はじめに監督から今回のキャンプについての説明を聞き終えた選手たちは、GKと別メニューの選手をのぞき、全員で軽いランニングで半周を流した後、ピッチ中央で円陣を組んでストレッチングを始める。その後、2人1組になると、対面でボールを蹴り合ったしながらコンディションを上げてゆく。この日は練習初日と言うこともあったが、選手全員のコンディションを管理するため、練習前には心拍数を測定するセンサーが身につけられて、そこから送られてくる選手全員の情報を、ピッチの横でコンディショニングアドバイザーの長谷川氏が厳しくチェックしていた。

□参加メンバー:藤田・古賀・有村・井上・中島・平林・豊田・須藤・津田・スピラール・深津・本田・秋田・山口・大森・高橋・渡邊・杉本・角田・吉村・中村・高嵜・川島・練習生・楢崎・増川・鴨川・玉田・内藤

☆4時40分〜
コート半面内に斜めに2つ配置されたゴールの間をポールの間をドリブルしてきた選手からのボールにGKの川島・高嵜が応対するという形でのフィジカルメニューを3セット行う。

5時からは、両サイドで、4対4にGKと、ボールを持った側に味方ができるというジョーカー2人のグループと、4対4にジョーカー3人を加えたグループでそれぞれ、2タッチでボールを奪い合う練習をスタートさせる。途中、水分補給と心拍数を整えさせる短い休憩を挟み込みながら、4分×3セットが実施される。

☆5時25分、それぞれのエンドを入れ替わり、さらに4分×3セットが引き続き行われる。

その一方で、別メニュー組の楢崎・玉田・内藤・増川・鴨川等はピッチの周りを何度かランニングした後は、独自のリハビリメニューやトレーニングに汗を流していた。

5時40分、フェルフォーセン監督自らが吹く、高らかな指笛の音が練習場にこだましたところで、この日の練習の終了が伝えられる。長旅やオフを挟んでいたこともあってか、どちらかといったらそれほど厳しい内容の練習ではなかったようだが、明日からは早速二部練習が控えており、選手たちにとっての“本当”意味での強化キャンプが始まると言ってもいいだろう。

この日は初日と言うこともあり、夕食後、午後8時30分からはホテル内でミーティングが行われ、キャンプ中の心得はもちろん、これからどうしてゆくか、監督自身の持つ考え方などをプロジェクターを利用して、約1時間近く行われた。明日からはタフになると練習後語っていた監督。果たしてどんな内容が行われるのでしょうか?楽しみです。

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【午後練習終了後:フェルフォーセン監督コメント】
Q:初日にしては、ハードな練習に見えましたが?
A:今日はそんな負荷の高くない練習でした。明日からはストレッチ系やスピードを取り入れたメニューになるので、今日よりもっとハードになると思います。今日はコーチングポイントはそんなにありませんでしたが、フィジカルトレーニングをサッカーの形でボールを使ってやらせました。

Q:今日の練習の目的はどんなところに?

A:最も重要なところはフィジカルです。コンディションアドバイザーの長谷川先生にもお願いして、心拍数を測ってもらいながら、練習の強度を確かめました。フィジカルトレーニングと併せて、戦術練習も取り入れ、練習のテンポを変えることも意識しながら行いました。テンポを変えることはサッカーの中ではとても大事ですし、それと大事に難しいことでもあるからです。

Q:選手の動きはいかがでしたか?
A:名古屋から長い距離を移動してきましたし、今日に関してはとても満足しています。またクラブがいいスケジュールを組んでくれたので、毎日を大事にやってゆきたいです。練習中も一生懸命やってくれましたし、集中力も持ってくれていたので、良かったと思います。

Q:今のチームの雰囲気は?
A:みんな一生懸命ついてきていますし、今日の食事の後のミーティングでも話すつもりですが、この二週間で飛躍できればいいと思っています。とても良い施設ですし、みんな楽しんでやれると思います。そして、楽しみながら、でもやる時はやる、というバランスをとりながら良いチームを作ってゆきたいです。

Q:今回のキャンプの目標は?
A:1つは、終了時に選手として上達してもらうことです。もう1つはチームとして良いチームになってゆくことです。今は24時間サッカーに関することに集中することが大事だと思います。良いサッカー選手・良いクラブにするためにミーティングも重ね、一に一人の選手が個人の役割を持ってくれることが大事だと思っています。

Q:キャンプでの重要な点は何ですか?
A:4-4-2にするか3-5-2にするかをまずは決めたいです。その後、彼ら1人1人の役割を明確に伝えてゆきたいと思います。