12/4(月):練習試合「vs
中京大」の模様 |
12月4日(月)、午後2時30分よりトヨタスポーツセンター第1グランドにて行われた、中京大との練習試合の模様についてお伝え致します。
---------------------------------------------------------
【結果】名古屋:2-1(前半:0-1、後半:2-0):中京大
---------------------------------------------------------
上空には鉛色の雲が大きく横たわり、所々に青空が見えるものの、日差しが弱く、気温が上がらず寒い、この日のトヨタスポーツセンター。地元・中京大とのトレーニングマッチに臨むべくアップを行っている選手達の表情も固く強ばっている。
前半は、左にエンドをとった名古屋のキックオフで試合が始まる。この日の先発は、GKは高嵜、DFは右に竹内、左に練習生(1)、中央は秋田という3バック。MFは右から青山、須藤、吉村、高橋の4人。FWは津田、豊田、片山の3人が務める。
|
|
|
|
|
立ち上がりは、相手が思ったよりも攻め上がってこないこともあり、名古屋がボールを持って盛んに中京大陣内へとボールを運んでゆこうとするが、球際での寄せが思った以上に厳しく、ボールが前に入っても簡単に前を向かせてもらえない。3分、ルーズボールを拾うとした竹内が厳しいタックルを受けて、中島と交代を余儀なくさせられてしまう。しかし、吉村・須藤という、トップチームでも実績のある2人が、積極的にボールに絡んで名古屋のリズムを作る役を担うと、徐々に試合の流れを名古屋が掴んでゆく。
しかし、中京大は高い位置でのプレッシャーが少ない分、相手陣内深くへと入り込もうとしたところでは厳しいプレッシャーをボールが入ったところで仕掛けてきて、名古屋のチャンスをぎりぎりのところで潰してしまう。
|
|
|
|
|
|
|
24分、中盤でボールを持った中京大(83)が、前にコースが出来たところを逃さず、右足を振り抜くと、このボールが高嵜の指先をすり抜け、きっちりと枠を捕らえ、ゴールネットを揺らしてしまい、思わぬところから中京大に先制点を奪われてしまう。
予想外の形での失点を取り返そうと、その後は名古屋が片山や津田を中心に果敢な攻め上がりを見せるが、相手のGKの好セーブもあって、なかなかゴールネットを揺らすことが出来ないまま、ズルズルと時間だけが経過してしまい、立ち上がりから飛ばしてきた疲れも相まって、ボールが落ち着かず、前半は、相手に1点リードを許した形で試合を折り返すこととなってしまう。
|
|
|
|
|
エンド入れ替わり、後半は左にエンドを代えた中京大のボールで試合が再開する。名古屋メンバー交代:高橋・高嵜→練習生(2)・内藤。前半での失点を取り返そうと、後半の立ち上がりも名古屋が果敢に中京大のゴールを脅かしてゆく。
開始早々には、津田が片山からの斜めに入ったパスに上手く抜け出して、相手GKと1対1になるが、左足からのシュートはGKの好セーブに阻まれてしまう。その後も、固い守備と球際での厳しいプレッシャーもあり、相変わらずシュートまでのチャンスを作ってゆくことが出来ない名古屋だったが、前半では思ったようなプレイを見せることが出来ず、目立った動きが出来なかった豊田が、ボールにしっかりと絡み始め、名古屋が試合を自分達のテンポで進めるようになってゆく。
|
|

|
 |
 |
|
|
また、前半から、良い裏への抜け出しを見せていた津田が相手の運動量が落ち始めだしたこともあり、徐々に相手DFを脅かす、危険なプレイを見せ始め、ペナルティエリア内でシュートチャンスを迎えるようになる。それでも、中京大のDF陣も慌てること無く、名古屋の攻撃を跳ね返し、なかなか同点に追いつくことが出来ない。26分、名古屋メンバー交代:練習生(2)→川島。
この日もフィールドプレイヤーで交代出場した川島が、持ち前の思い切りの良さと、GKとは思えないほどのスペースへのボールに対する嗅覚の鋭さを見せ、拮抗していた試合の流れが、名古屋へと傾き始める。そして、35分。中央にポジションをとっていた津田からのスペースへのボールに、左から抜け出した川島がそのままドリブルで持ち込むと、角度の無いところから、左足で鋭いシュート放ち、このボールを相手ゴールに突き刺して、見事な同点弾を決める。
|
|
|
|
|
37分には、相手DFの裏へと出たボールに飛び出した津田がGKと1対1になると、前へと詰めてくる前に股間を抜くシュートを放ち、これが相手ゴールを捕らえる逆転弾となる。前半に奪われたゴールを追いつきあぐねたまま、時間を費やしていた名古屋だったが、川島の活躍もあって同点とすると、FWの意地を津田が見せる逆転弾で中京大を突き放してゆく。
そして、終了間際は名古屋がボールを持つと、じっくりとキープしながら自分達の時間を使い、中京大にチャンスらしいチャンスを与えることなく、試合終了の笛を聞くことに。
|