11/13(月):練習試合「vs 静岡FC」の模様

11月13日(月)、午後2時30分よりトヨタスポーツセンター第1グランドにて行われた、静岡FCとの練習試合の模様についてお伝え致します。

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【結果】名古屋:5-1(前半:2-0、後半:3-1):静岡FC
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冷たい風が吹いていた冬型の天候だった日曜日とはうってかわり、この日は朝から太陽が顔を出し、暖かな日差しがスポーツセンターには差し込み、午後2時30分から静岡FCとのトレーニングマッチを行う第1グランドのピッチの上はとても暖かだ。

前半は、いつものように左エンドをとった名古屋に対し、右にエンドをとった静岡のキックオフで試合がスタートする。この日のメンバーは、GK高嵜、DFは秋田を真ん中に、右が竹内、左が練習生(1)の3バック。MFは、右に高橋、左に阿部、中は須藤と吉村が並ぶ。FWは豊田を中央に、片山と練習生(2)が左右に陣取る、3-4-3の布陣で臨む。

序盤は、練習生が2人入ったことでボールが落ち着かず、良い形で前線へとパスが出て行かない名古屋に対し、静岡は早いパスをしっかりと繋ぎながら、両サイドの空いたスペースを狙って攻め込んでくる。しかし、ベテランの秋田を中心に、竹内・練習生(1)がしっかりとこれを押さえ込み、GK高嵜を助けてゆく。その後、時間の経つうちに、吉村・須藤ボールをしっかりとボールを左右に配し始め、これに呼応するように片山・阿部が再三縦の突破を見せ始めて、静岡陣内へと攻め入るようになり、名古屋にリズムが生まれ始める。

そして30分。相手陣内入ってすぐやや左の位置で吉村がボールを持って前を向くと、相手のプレッシャーがなかったこともあって、鋭く右足を振り抜いてミドルシュートを狙ってゆく。そしてこのボールが、きれいな弧を描いて相手GKの指先を抜けてゴールを捕らえ、見事な先制点が決まる。さらに35分には、相手CKのボールを拾って早い攻撃を仕掛けると、ボールを持ってドリブルで駆け上がっていった片山が左から追走してきた練習生(2)へラストパスを送る。そして、これをワントラップから、しっかりとコントロールして右足からのシュートを相手ゴールに突き刺し、2点目が決まる。

前半は、2点を挙げた名古屋が余裕を持って試合を進め、全く危なげのないまま前半を終えていった。

エンド入れ替え、後半は右にエンドを代えた名古屋のキックオフで試合再開。名古屋メンバー交代:高嵜→内藤。前半の失点を早い時間帯に取り戻そうと、後半は立ち上がりから静岡が早く、細かいパスを繋ぎながら名古屋陣営へと攻め入ってくるが、前半同様、DF陣が高い集中力を見せて静岡の攻撃を跳ね返してゆく。しかし、9分。左から攻め込まれ、エリア内で放たれたシュートのボールがゴール前へこぼれたところに、右から詰めた静岡・キム(5)にダイレクトで押し込まれてしまい、1点差に詰め寄られてしまう。そして、その後も、1点を挙げたことで勢いに乗る静岡が早い動きだしを見せて名古屋のボールを高い位置で奪って、攻め入ってくるようになる。

15分、相手陣内深く、ペナルティエリア内でパスを受けた豊田が左足からのシュートを落ち着いて決め、3-1として、再び2点差としてゆく。18分、名古屋メンバー交代:練習生(1)→練習生(3)。

26分には、相手陣内中程やや左の位置で、この日再三に渡って鋭い突破を見せていた片山が倒され、浩一でのFKを得てゆくと、これを片山自らが直接狙って、強烈な左足からのボールを蹴っていったが、力が入りすぎたのか、ボールは大きくクロスバーを越えていってしまう。

30分、中央でボールを持った須藤が、追い抜いっていった片山のスピードにあわせて、スルーパスを縦に送ると、これを寄せてきたDFをしっかりと交わして、左足から抑えの効いたシュートを相手ゴールに沈め、4-1とする。31分、名古屋メンバー交代:練習生(2)→川島。先日のFC岐阜とのトレーニングマッチでも2得点を挙げた川島がこの日もフィールドプレイヤーとして交代で登場、FWを勤める。すると、34分。相手陣内深く左サイドからの片山のゴール前へのボールを遠いサイドに詰めていた川島が相手DFに競り勝って頭で中へと落としたところに、逆サイドから飛び込んだ豊田がしっかりと押し込んで、この日2得点目となるゴールを決めて5-1として、静岡を突き放してゆく。37分:名古屋メンバー交代:阿部→練習生(2)。

結局、後半早々には1点差に詰め寄った静岡だったが、前半の途中から掴んだ主導権を離すことなく、最後まで自分達のテンポで試合を進めていった名古屋が、5-1と力の差を見せつけた結果で終了を迎えることになった。