9/25(月):練習試合「vs 桃山学院大」の模様 |
9月25日(月)、午後3時よりトヨタスポーツセンター第1グランドにて行われた、桃山学院大との練習試合の模様についてお伝え致します。
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【結果】名古屋:4-2(前半:1-1、後半:3-1):桃山学院大
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確かな足取りで秋が深まりつつある、トヨタスポーツセンター。この日も、午前中は青空が広がっていたが、午後に入ると雲が出始め、日差しが無くなると共に、気温も下がり始め、午後3時からの桃山学院大とのトレーニングマッチを控え、涼しさを感じるほど。先週末のアウェイ・横浜戦は、敗戦を喫してしまい、良い結果が出せなかったトップチームの状況を考えると、この日のメンバーにとっては、このトレーニングマッチは良いアピールの場と言えるかもしれない。
前半は、左エンドの名古屋に対し、右エンドの桃山学院大のボールで試合が始まる。先発は、GKは川島、DFは須藤・秋田・増川の3人、MFには竹内・高橋・阿部・練習生・山口、FWは津田・井上と言う11人だ。
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名古屋は立ち上がりから、この日右サイドを務めた竹内や、左の阿部を攻め上がらせ、ゴール前へとボールを集める策を取ってゆくが、桃山学院大の固い守備もあり、なかなか崩すことが出来ない状況が作る。すると14分。エリア近くでの浮き球を桃山・武田(27)に奪われ、右からフリーで走り込んだ、桃山・高橋(7)にシュートを決められ、先制を許してしまう。しかし、この失点で落ち着きの無かった名古屋の選手達もボールをしっかりと繋ぐことが出来るようになり、試合の流れを掴んでゆく。しかし、意志の疎通が取れたメンバーでの戦いでないこともあり、パスを繋いでゆく形を作るものの、決定的な場面を作ることなく時間が過ぎてゆく。
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桃山学院大は名古屋のパス回しにも動じることなく、組織だった守備を見せ、名古屋はボールを回させて貰っているだけの状況で、なかなかチャンスを見つけることが出来ない。しかし、この日FWに入った井上が、持ち前の技術の高いところを見せ、徐々に流れが名古屋の方に傾き始める。
そして、40分。右サイドでボールを持った井上がDFを上手く引きつけて出来たスペースに左から走り込んできた山口にパスを送ると、一旦はシュートしようとしたボールをカットされそうになるが、粘りを見せてボールを自分ものとし、寄せてくるGKをよく見て、シュートを放ってゆく。これが見事ゴールネットを揺らし、ようやく名古屋に得点が入る。 |
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44分、右サイドを持ち上がった竹内からのクロスに、中央で津田が頭から飛び込んであわせにいったが、これは相手GKのパンチングにボールを弾き出され、追加点を奪うことは出来なかった。結局、前半は山口のゴール前での落ち着きからのシュートで同点とするものの、納得できる内容を見せることが出来ないまま、試合を折り返すことに。
後半は、右にエンドを変えた名古屋のボールで試合が再開。名古屋メンバー交代:津田・高橋→豊田・片山。
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1分、セットプレーからのゴール前のこぼれ球を増川が左足で強烈に叩き込み、桃山学院大を突き放してゆく。しかし、桃山学院大も前半同様、速いパス回しから名古屋陣内へ攻め込むプレイを続けてくる。そして、10分。右から持ち上がった選手の速いゴール前へのクロスを桃山学院大・武田(27)にヘディングでのシュートを流し込まれ、2-2とされ追い付かれてしまう。
立ち上がりの増川の追加点で引き離せるかと思われたが、この同点ゴールで桃山学院大に勢いを与えることになり、試合のペースを捕まれてしまう。しかし、名古屋もプロの意地を見せ、徐々に試合の流れを引き戻す。そして、22分。前半から積極的な攻め上がりを見せていた阿部が豊田に当てたボールを中央へと走り込んで桃山学院大ゴールへと叩き込み、3-2として再び桃山学院大を突き放してゆく。
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23分、名古屋メンバー交代:須藤→青山。27分、相手陣内深く右寄りの、ペナルティエリア近くでのFKを得ると、井上が左足から壁の外を巻いてゴール左隅に決めるボールを直接放り込んで、4-2とする。このゴールで名古屋にもようやく余裕が見え始め、相手の攻め上がりをしっかりと捕まえて、攻撃を潰してゆく。攻撃では、2点リードと言うこともあり、攻め急ぐことなくボールをしっかりと回しながら時間を使ってゆくなど、ようやくプロらしさを見せるようになる。
そして、試合は名古屋が後半に挙げた3点で、桃山学院大を突き放す形で試合を終えることに。内容的に力の差を示すほどのゲームをすることは出来なかったものの、結果的には4-2という、プロの意地を見せつけたこの日のトレーニングマッチと言える。
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