8月14日(月)、午後4時よりトヨタスポーツセンター第1グランドにて行われた、FC岐阜との練習試合の模様についてお伝え致します。 ------------------------------------------------------------------------------------- 【結果】名古屋:3-0(前半:3-0、後半:0-0):FC岐阜 ------------------------------------------------------------------------------------- 上空に点在する雲が厳しい日差しを和らげてくれるお陰で、時折涼しげな風が吹き抜け、心地の良いトヨタスポーツセンター。この日はFC岐阜とのトレーニングマッチ。チームがリーグ戦で3連勝と勢いを付け始めているだけに、この日のメンバーもウォーミングアップから気合いが入っている。先日の甲府戦で念願のJ初ゴールを挙げた津田も先発メンバーに入っており、今日は気分良く、このピッチに立っていることだろう。 前半は、左エンドのホーム・名古屋のボールで試合開始。この日の先発は、GK川島、DFは右から増川・秋田・渡邊の3バック。MFは右に津田、左に片山、中央は吉田(ユース)、そのひとつ前の位置に須藤と井上、FWは練習生と津田、と言う3-5-2の布陣。
対戦相手のFC岐阜は、来期のJFL入りを狙って、目下連戦中と言うことで、メンバーにも疲れが見えるかと思われたが、立ち上がりから早い攻撃を仕掛、名古屋は守勢に回ることに。しかし、ベテラン・秋田を中心にチームは次第にリズムを掴み始めると、須藤・津田と言ったここに来て成長著しい2人が速いテンポで攻撃を仕掛始める。 14分、自陣でボールを持った須藤が鋭いスルーパスを縦に送ると、DFの間を走り抜けた練習生がそのまま一気に持ち上がってゆき、GKのポジションを落ち着いてみて、ゴール左にシュートを決め、幸先良く先制点を挙げてゆく。17分には、相手陣内深く左寄りの位置でのFKを井上が直接決めて、2-0とする。
更に22分には左からのCKのチャンスの場面。井上の蹴ったボールは逆サイドに流れるが、これをしっかりと拾った津田が寄せてきた須藤に預けると、精度の高いボールをゴール前に放り込んでゆく。このボールに中央で残っていた秋田がヘディングシュートにゆこうとしたところに、ニアに詰めていた豊田が秋田のお株を奪うようなヘディングを見せて、この日3点目となるゴールを挙げる。 立ち上がりこそ、相手の早い攻撃に対応を迫られ、自分達のサッカーが出来なかった名古屋だったが、徐々に自分達のリズムを掴み始め、立て続けの得点ですっかり主導権を握った名古屋がそのままの勢いで、前半を終えてゆく。
エンド変わった後半は、左エンドのFC岐阜のキックオフで試合が再開。名古屋メンバー交代:渡邊→阿部。 前半途中から名古屋のペースで試合が進んでしまったことへの苛立ちからか、後半は岐阜が球際での厳しさを見せながら、岐阜・片桐を使って、名古屋DFの裏を狙ったボールを入れながら徐々に押し込んでくるようになる。それでも後半から入った阿部や片山が気迫溢れるプレイを随所に見せて、相手の攻撃を押さえ込み、簡単にはチャンスを作らせない。
16分、名古屋メンバー交代:秋田→和田。19分、豊田→新川(ユース)。25分、吉田(ユース)→高橋。後半、立ち上がりから押し込んでくる岐阜に対し、名古屋もメンバーを入れ替え、体力のある、フレッシュな選手を入れて、試合のリズムを変えてゆこうとするが、相手も名古屋以上にメンバーを入れ変えて、掴み始めている自分達のリズムを維持しようと、しっかりとパスを繋いで早い攻撃を仕掛けてくる。 31分、名古屋メンバー交代:井上→中島。後半、なかなか自分達のペースで試合が進められないことも有り、須藤が何とか追加点を狙おうと、津田や練習生のスピードを生かす為、スルーパスをDFの間に狙って入れてゆくが、相手の集中した守備の為、簡単にはシュートまで持ってゆくことが出来ない。時折、早いパスからシュートのチャンスが出来るが、相手の早い寄せに慌てたのか、しっかりとボールをシュートすることが出来ず、相手ゴールをなかなか捕らえることが出来ない。
結局、後半は、暑かった前半の影響からか、途中から両チーム共に運動量が落ち始め、決定的な場面を殆ど作る事無く試合が終了。名古屋は前半の3点を守りきり、岐阜の攻撃を無得点に抑えて、この日のトレーニングマッチを終える。