8/10(木):第7回豊田国際ユース「vsU-16韓国代表」の模様 |
◆GROUP B:vsU-16韓国代表(40分×2) |
世界5カ国のU−16(16歳以下)代表等が出場する第7回豊田国際ユースサッカー大会・第1日、豊田市運動公園球技場で予選リーグ2試合が行われ、B組の名古屋グランパス・愛知県・豊田市高校生選抜代表チームは、U-16韓国代表と第2試合を戦った。この夏最高とも言われる猛暑の1日となったこの日。先に行われた、炎天での第1試合程ではないにしろ、午後6時30分からのキックオフを前に、ウォーミングアップを行う選手達に照りつける西日があって、まだまだ相当に蒸し暑い。
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+++ 前 半 +++
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対戦相手のU-16韓国代表は、来年韓国で開催されるFIFA U-17 World Cupに向けて、しっかりと強化を図って来たチームと言うこともあり、名古屋・愛知県選抜チームと比較すると、上背も体格もひと回りもふた回りも逞しい。前半は、右エンドをとった名古屋は、GK岩田、DF西部・中村・磯村、MF安藤・岸・鈴木・相場・森田、FWアルベス・生川の11人で臨んでゆく。
ナショナルチームとして向かってくる韓国代表に対し、こちらは名古屋のユースを中心とした選抜チーム。その陣容がそのままゲーム内容へと現れる。立ち上がりから韓国は、厳しいプレスからボールを奪って、すぐさまボールを展開、組織だった攻撃を見せ、選抜チームは守勢を強いられる。それでも若い選手達は物怖じしないプレイで韓国の早い攻めを押さえ込もうとしてゆくが、自力に勝る彼らのプレイに自分達のサッカーをさせてもらえない。
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そして迎える28分。早いボール回しから韓国:ジュ・ソンファン(9)が鋭いドリブルからエリア内へと入っていたところを止めきれず、PKを与えてしまう。そして、このPKを韓国:ユン・ビッガラム(6)に決めら、試合は韓国のペースに。34分には、韓国:チェ・ジンス(7)に混戦でのこぼれ球を拾われ、豪快なミドルシュートを決められて、0-2とされてしまう。
しかし、ここで下を向いてしまうことなく、何とか韓国代表からゴールを奪おうと果敢に攻め上がりを見せると、39分、選抜チームが韓国代表からPKを得、これを選抜:安藤(6)が落ち着いて右足からのシュートで、相手ゴールネットを揺らして1点を返し、1-2として得点差を詰めてゆく。しっかりと組織された韓国チームに早い展開からの攻撃を受け、為す術の無かった選抜チームだったが、このゴールで息を吹き返してゆく。
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+++ 後 半 +++
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エンド変わって、後半は右から攻め上がる韓国代表のキックオフで試合が再開してゆく。名古屋メンバー交代:鈴木(8)→高橋(17)。
前半終了間際の得点で、後半良い形で試合に入っていった選抜チーム。2分、選抜:生川(14)の縦パスを落としてDFの裏へと出たところに、選抜:アルベス(9)が走り込んでゆくが、惜しくもボールはその前にコースに入ったDFにカットされる。それでも立ち上がりを良い流れで入り、試合の流れを掴みかける。
しかし、3分。左から韓国:キム・ミンウ(3)の入れたボールをワンタッチで韓国:チェジンスがゴール前へと流し込み、これに韓国:ベ・チョンソク(10)が走り込んで、ダイレクトでのシュートを許し、1-3とされてしまう。15分、選抜メンバー交代:生川(14)→横田(15)。選抜も前線の選手を代えて、早い時間帯で追い付こうとしてゆくが、逆に20分、CKからのこぼれ球をGK岩田(1)が押さえ込もうとしてこぼれたところに、詰めていた韓国:ベ・チョンソク(10)にボールを奪われて、右足からのシュートを決められて1-4とされてしまう。 |
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その後、韓国は得点差があることも有り、次々と選手を入れ替えて、選抜の攻撃を跳ね返してゆこうとしてくる28分、選抜メンバー交代:森田(18)→稲垣(12)。選抜としては早く試合の流れを自分達のペースに変えたいところだが、韓国代表の早く正確なパスワークに翻弄され、なかなか自分達のペースを掴ませてもらえない。
37分、選抜メンバー交代:アルベス(9)→奥村(10)。38分、相手陣内中程やや右での選抜のFK。選抜:磯村(7)が長いボールを蹴り入れてゆくが、ボールは遠いサイドに詰めた選手の頭上を抜けて、そのままゴールラインを割ってしまう。
何とか選抜メンバーも1点でも奪い返してやろうとかさに掛かった攻めを見せてゆくが、暑さもあって、フィニッシュでの精度を欠いてしまい、前を向いてのシュートを放つものの、相手ゴールを捉えることが出来ないまま、試合終了を迎えてしまう。
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□試合終了後、朴 才絃コーチコメント
・試合結果については?
力通りの結果です。
・どの辺りが?
全てです。球際・上手さ・早さ、全てですね。こちらは名古屋と県の連合チームでした。あちらはU-16の韓国代表チーム。とても強くて、上手いチームでした。
・収穫は何か?
今日の試合では収穫を得ると言うことは難しいですが、相手との差が何なのか、どう立ち向かってゆくかを考え直す必要があると思います。
・チームに足りないものは?
グランパスユース中心の1年生チームで、相手に1・2点取られても下を向かずに続けていこうと言う気持ちが出てないことが大きな課題ですね。ただ、他の選手の中には戦える選手もいて、彼らが声を出してくれていました。
・今後に向けての課題は?
韓国は本当に良いチームでした。選手達も彼らとやって、試合の中から“どう違う”かを実感したか、これからどう出来るか、が大事だと思います。精神面が大事だと思います。 |
今回の第7回豊田国際ユースサッカー大会は、8月13日(日)まで熱戦が繰り広がられています。大会の概要・試合結果等、詳しくはこちらでご覧下さい。 |