7/15(土):練習試合「vs桃山学院大」の模様 |
7月15日(土)、午後4時よりトヨタスポーツセンター第1グランドにて行われた、桃山学院大との練習試合の模様についてお伝え致します。
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【結果】名古屋:1-1(前半:0-1、後半:1-0):桃山学院大
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朝から続いている厳しい日差しは、午後になっても衰えを知らず、午後4時からの桃山学院大とのトレーニングマッチに向けてウォーミングアップを行う選手達を頭上から情け容赦なく焼き付けている。しかし、先に清水とのトレーニングマッチを数日前に行ったメンバー以外が出場と言うことも有り、オランダキャンプに参加した選手も、居残ってスポーツセンターでトレーニングを続けた選手達にとっても、来週から再開するリーグ戦に向け、大きなアピールの場と言える。先発メンバーは、GK高嵜、DF竹内・高橋・阿部、MFは右から平林・須藤・藤田・片山、トップ下に井上、FWは津田と杉本という、11人だ。
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前半は、右エンドの桃山学院のボールで試合が開始。猛烈な暑さの中での試合と言うこともあって、相手もペース配分をしながらの立ち上がりかと思われたが、桃山学院は、雲が出始めたことで吹き始めた追い風を武器に、名古屋が攻め上がろうとしたところをボールを奪い、DFの裏へとロングボールを入れて、スピードのある選手を走り込ませてくる攻撃に出てくる。しかし、名古屋もプロの意地を見せ、DF陣が早い戻りで相手ボールをクリア、ピンチを凌いでゆく。それでも運動量に勝る桃山学院が試合の流れをしっかりと掴んでおり、名古屋はパスミスも目立ち、良い形で前線で味方からのボールを待ち受ける杉本や津田に良いボールを供給することが出来ない。
21分、自陣でのパスを相手に奪われると、味方が戻りきる前に早いボールを左サイドに展開され、ゴール前へと折り返したボールに中央で飛び込んだ、桃山学院・姜(8)にダイレクトでのゴールを許し、先制されてしまう。このゴールでようやく名古屋の選手が目を覚ましたのか、次第に落ち着いてパスを回し始め、試合の流れを引き戻し始める。
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30分、中央で右の平林からの早めのクロスを受けた杉本が良い形で前を向く。そのままドリブルで仕掛けてゆくと、寄せてきたDFをかわして左足からのシュートを放ってゆく。しっかりと枠を捕らえたボールだったが、相手GKが右足1本でこれを止めてしまい、惜しくも同点とは出来なかった。その後も杉本と津田が速いテンポで相手陣内へと持ち込むと、チャンスを作り始めるようになるが、相手も出足の良いディフェンスを見せ、フィニッシュまではなかなか持ってゆけない。39分には、桃山学院のカウンターから抜け出した選手を高橋が後ろから引っ張って倒してしまい、2枚目の警告で退場となり、1人少なくなってしまう。
43分、須藤の右から斜めに流し込んでいったボールを中央に走る津田がスルー、左から抜け出していた杉本がGKと1対1になるチャンスが巡ってくるが、これは惜しくもオフサイドに。それでも残り15分は、名古屋がしっかりとボールを支配し、チャンスを多く作っていたものの、なかなか相手ゴールを割ることは出来ず、前半は相手に先制点を許したまま、0-1で終えてしまう。
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エンド入れ替わり、後半はエンドを右に変えた名古屋のボールでスタートする。メンバー交代:高嵜・平林→内藤・鴨川・中島(※トレーニングマッチということでメンバー11人を揃えて戦うことになる。)前半の終わりには、やっとという感じで流れを掴んだ名古屋が、後半の立ち上がりから桃山学院陣内へと攻め込んでゆく。3分、中央に上がってゆく津田の足下に藤田からのスルーパスが収まると、左足からのシュートを狙ってゆくが、ボールはクロスバーの上へ抜けてしまい、この惜しいチャンスを外してしまう。
7分、右からパスを受けて抜け出そうとした鴨川が深い位置で倒され、FKのチャンスを得る。この場面で井上が直接狙って蹴っていったが、ボールに押さえが効かず、クロスバーの上へ。9分には、左から持ち込んできた津田が出したパスを受けた杉本がワンタッチでDFの裏へと放り込むと、中央をタイミング飛び出した鴨川が胸で落としてシュート体勢に入ろうとしたところで旗が上がってしまう。
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12分、左のスペースへ出たボールを拾った津田がオーバーラップをしてゆく片山に落とすと、これをダイレクトでゴール前へ蹴り入れてゆくが、このボールには誰も詰め切れず、逆サイドまで抜けていってしまう。後半は良いリズムで試合の流れを掴んでいる名古屋がゲームを完全に支配、何時ゴールが入ってもおかしくない雰囲気に。
そして、20分。中央でパスに抜け出した津田が相手GKと1対1に。大きめのトラップがGKに当たってワンツーの形となると、そのままGKをかわして、最後は左足で無人のゴールに落ち着いてボールを収め、名古屋はこの津田のゴールでようやく1-1の同点に追い付く。この同点弾で勢い付き、22分には相手陣内左深くの好位置でFKを得、片山が精度の高いボールを入れてゆくと、津田がファーサイドでドンピシャリで飛び込むヘディングシュートを打ってゆくが、タイミングが良すぎてしまったのか、下に強く叩きつけすぎ、ボールは大きく弾んでクロスバーを越えてしまう。
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後半途中からは上空を黒い雲が覆い始め、暑さは気温共に収まり、天気としては落ち着きを見せるが、試合の方は、前半の暑さがたたってしまったようで、全体に間延びしてしまい、両チームともカウンター主体の試合運びとなるが、シュートの精度を欠いてしまい、決定的な場面がないままゲームが進んで行く。41分、右タッチ沿いに長いボールを藤田が蹴り出すと、これをDFに走り勝った杉本が抜け出して右足からのシュートを狙っていったが、惜しくもポスト右に。そして、後半、津田のゴールで名古屋が追い付いた以降は、どちらにもゴールは生まれず、1-1のドローで試合は終了に。
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