3/23(木):練習試合「vs桃山学院大」の模様 |
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3月23日(木)、午後3時より行われた、桃山学院大学との練習試合の模様についてお伝え致します。
午前中からの暖かい天候も、午後に入って少しずつ翳りが見え始め、午後3時のキックオフとなる、桃山学院大との練習試合を迎える頃から、強い横風が出始めた、この日のトヨタスポーツセンター。それでもゲームを戦う選手達にとっては、充分な暖かさで、まずまずの天気と言える。
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【結果】名古屋:2-1(前半:2−0):桃山学院大
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前半は、右エンド、風上を先に取った名古屋に対し、左エンドの桃山学院のキックオフで試合が始まる。
この日の先発は、GK高嵜、DFは右から若い青山・増川・竹内・渡邊、中盤は右に前回の試合でも2ゴールを挙げ、好調なところを見せている山口、左は片山、中央は中島と高橋、FWは平林と鴨川の2人。復帰が待たれていた藤田の出場は残念ながら次回以降となった。
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プロ相手にひと泡吹かせようと攻め上がる桃山学院相手に、名古屋は早いボール回しで両サイドに展開、FWの鴨川を楔に早い攻め上がりを見せ、積極的に相手の裏を衝く作戦で試合をスタートさせてゆく。すると4分には、山口が鴨川の落としたボールを右から走り込み、最後豪快な右足からのシュートを相手ネットに突き刺し、2戦連続となるゴールで先制点を奪う。
この先制点で名古屋が流れを掴むと、片山が高橋とのワンツーで抜け出したり、平林が鴨川が落としたボールを持ち込んだりと、名古屋ペースで試合が展開してゆく。14分には、中央でボールをキープした平林が右に上がってくる山口を待ってパスを出すと、自らゴール前へと詰めてゆき、最後、山口からのラストパスにシュートを狙っていったが、これは惜しくもDFに当たって弾かれてしまう。 |
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桃山学院大も立ち上がりの失点以降は落ち着きを見せ、鴨川や平林を狙ってこぼれたセカンドボールへしっかり対処し、素早くサイドへと展開、ゴール前へボールを入れてくるようになり、流れを掴もうとしてくる。それでも最終ラインの、コンディションが上がってきている増川が竹内と共に、高い打点で相手ボールを弾き返してゆき、ピンチはほとんど無い。
36分には、左の渡邊からの大きくサイドを変えたボールを受けた山口が出した相手DFの足下を抜く鋭いスルーパスに、素早く反応した鴨川が、相手GKを上手くかわした技ありのシュートを決めて、2-0として、桃山学院大を突き放す。前半はこのリードをしっかりと守り、後方でゆっくりとボールを回しながら、終了を待つ余裕を見せた。
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後半は、エンドを左に変えた名古屋のボールで試合再開。名古屋メンバー交代:増川・渡邊→角田・井上。
前半とは逆に風上に立った桃山学院大が立ち上がりから、ロングボールを多用して、名古屋のDFの背後を積極的に狙ってくる。それでも、増川に代わって後半から入った角田が落ち着いた守備でこれに対処、若いDF陣を統率してゆく。
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11分、山口とのパス交換で抜け出した青山が右サイドを駆け上がってゆくと、マイナスのボールをいれてゆく。これを中央で鴨川がしっかりと落としたところに井上が詰めてゆくが、得意の左足ではなく、右足からのシュートは惜しくもポストの左に外れ、追加点は奪えず。
後半、桃山学院が徐々に追い風に乗って早い攻め上がりを見せ始めたこともあり、名古屋陣内での守備が後追いになることが多くなり、危ない位置でのファウルが目立ち始めるように。17分、18分には、立て続けに危ない位置でのFKの場面を与えるが、最後の砦のところで跳ね返す粘りを見せて、失点を防いでゆく。21分、名古屋メンバー交代:高嵜・片山→内藤・有村。
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名古屋も相手のペースをひっくり返そうと、前線で体を張っている鴨川にボールを当てて、チャンスを作ろうとするが、相手の早い押し上がりもあって、フォーローが少なく、孤立する場面が目立つ。そして、29分。ここまで耐えていたDF陣だったが右からの桃山学院のCKのボールをニアサイドの桃山:船津(18)にヘディングでゴールを割られてしまい、ついに得点を奪われ、1点差とされてしまう。
36分には、相手DFがボールの出しどころをもたついてるところを平林と鴨川がちょっかいをかけてボールを奪い、GKと2対1に。しかし、ここで先にボールを持った平林が大事にいこうと、右のスペースへラストパスを出すが、鴨川には届かず、ゴールを決めることが出来ず、惜しい場面を逃してしまう。
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ロスタイムには、右からのCKのボールをファーサイドに上がっていた選手にフリーでヘディングシュートを許すが、ボールはバーの上へ抜け救われる危ない場面もあったが、何とか名古屋は、セットプレーからの失点だけに相手の攻撃を押さえ、2-1で辛くも逃げ切る結果となる。桃山学院大が、後半、前に人数をかけて攻撃的な布陣で攻め立て、何とかゴールを奪おうとして、苦しい場面が目立ったものの、トップ同様、守備陣が安定したプレイを見せて何度もピンチを跳ね返したことがこの日の勝因といえるだろう。 |