1 名古屋グランパスエイト Official Web Site
 

3/19(日):練習試合「vs明治大」の模様

いつも名古屋グランパスエイト公式HPをご覧いただき、誠にありがとうございます。
3月19日(日)、午後12時30分より行われた、明治大学との練習試合の模様についてお伝え致します。

抜けるような青空に恵まれ、日差しも強く、暖かい春の一日となるはずの今日のトヨタスポーツセンター。しかし、午後からの明治大学とのトレーニングマッチを前に、強烈な風がピッチ上を吹き抜けており、厳しいコンディションとなってしまった。

-------------------------------------------------------------------------------------
【結果】名古屋:2-0(前半:0−0):明治大
-------------------------------------------------------------------------------------

前半は、右エンド、明治大のキックオフで試合がスタート。先発は、GK楢崎、DFは右から角田・深津・増川・有村、中盤は右に山口、左は片山、中は青山と高橋、そしてFWは鴨川と豊田の11人による4-4-2の布陣。

強烈な風を味方に付けなければ何ともならない程の天候の中で行われたこの日のトレーニングマッチ。前日、鹿島とのリーグ戦・第3節を後半10人で戦った選手達の闘志に刺激されたのか、この日はウォーミングアップ中からどの選手も気合いが溢れていた。

前半風上を取った明治大。4バックのラインDFを引く名古屋の裏を狙ったボールを入れて、チャンスを作ろうとしてくるが、増川・深津の両センターバックが落ち着いてこのボールに対処、簡単には裏を取らせることなくゲームを進めてゆく。

開幕から2戦先発の座を得た左サイドに入った片山だったが、鹿島戦ではベンチを温めることに。その悔しさもあってか、この日は開始から積極的な攻め上がりを見せ、名古屋の試合のリズムを作る役として頑張りをみせる。またこの日で復帰後、2回目の実戦となる楢崎も落ち着いたコーチングで後方から若い選手達を鼓舞していた。

猛烈な風がピッチ上を方向を変えながら吹き抜けていることもあり、ボールのコントロールが難しく、前線で待ち受ける鴨川・豊田にも良いボールが入らず、ままならない展開のまま、時間だけが過ぎてゆく。それでも名古屋がセカンドボールを拾って明治陣内へと攻め込む場面が目立ち、しっかりとチャンスを作るものの、明治の選手達の厳しいプレッシャーに簡単にはやらせてもらえず、結局、前半は両チームともに無得点のまま終了、後半に望みをかけることに。

後半は、名古屋が右エンドに変わり、風上でのキックオフで試合が再開する。名古屋メンバー交代:増川・片山・高橋・豊田→竹内・井上・中島・平林。

前半は強い風に阻まれて、思い通りの試合運びが出来なかったことでストレスを感じていた名古屋の選手達だったが、後半は逆にこの風を利用して、開始から両サイドにボールを集めながら、相手のDFラインの裏を果敢に狙うプレイで主導権を握ってゆく。すると、この名古屋の勢いに押されるように、明治大のDFの落ち着きが無くなり始める。

そして、12分、相手DFの中途半端なパスを奪った山口が中央から持ち込み、前に出てきたGKがボールを押さえる前にゴールに放り込み、待望の先取点が生まれる。それまでも、積極的に前へ前へと攻め上がりを見せていた山口の労が実った得点と言えるだろう。13分、名古屋メンバー交代:有村→渡邊。

明治大もゴールを奪おうと積極的な攻め上がりを見せ、18分には、明治大(7)からの早いリスタートからのボールを右サイドを駆け上がってきた明治大(38)がワントラップからシュートを狙ってくるが、ここは楢崎が迷い無く飛び出して、シュート体勢に入る前にボールを押さえる好プレイを見せて、チームを盛り立ててゆく。

22分には、山口が中央からシュートを決めて、この日2点目となる得点を叩き込み、明治大を突き放す。その後も山口は角田との相性の良さを見せ、FWに後半から代わって入った平林との早いパス回しで前へと攻め上がる等、攻撃の起点となる献身的なプレイを見せて、ピッチの横でこの日の試合を見守るフェルフォーセン監督へ強烈にアピールをしていた。

試合は、風による影響もあってか、終盤はボールが足下に収まらず、ルーズになる場面も目立つようになり、両チーム共に決定的な場面を作ることなく流れてゆき、結果は、山口の2ゴールで、2-0で明治大学を下す結果となる。