3/8(水):練習試合「vs中京大」の模様 |
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3月8日(水)、午後3時より行われた、中京大学との練習試合の模様についてお伝え致します。
午前中からの日差しが残り、日向は暖かいが、トヨタスポーツセンター第1グランドのピッチ上は強い横風が吹き抜け、じっと立っているだけだと肌寒さを感じるほど。しかし、これから練習試合に挑む選手達にとっては、おあつらえ向きの天気といえるかもしれない。今日のトレーニングマッチは、怪我等からの復帰が見えてきた選手、秋田や増川、鴨川、本田といった選手達のコンディションのチェックを兼ねておこなわれることもあり、何処までのプレイを彼らが見せてくれるか、楽しみだ。
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【結果】名古屋:5-0(前半:5−0):中京大
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前半は、いつもの左エンドではなく右の、風上の名古屋に対し、風下の中京大のキックオフで試合が始まる。先発は、GK高嵜、DFは右から角田・秋田・増川・阿部、中盤は右から山口・高橋・平林・本田、そしてFWは鴨川と豊田の、11人によるお馴染みとなった4-4-2の布陣だ。
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この間の、セレッソとの開幕戦でトップチームの面々が快勝を果たしたこともあり、怪我から戻った選手以外も、開始から積極的なプレイが目立ち、名古屋がペースを掴む展開となる。右では山口が角田との相性の良さを披露して、何度もスペースに良い飛び出しを見せると、左からは本田が、平林とのコンビネーションから縦への突破を図り、相手を押し込む場面が目立つ。
9分、左からの本田のゴール前へのボールを右に上がってきた山口がダイレクトで中へと折り返すと、中央でこれを受けた豊田が右足からのシュートを叩き込み、幸先の良いゴールが決まる。さらに16分には、鴨川のスルーパスに抜け出した豊田が相手GKと1対1にとなると、飛び出して来たGKを交わすパスを豊田が中央に流し、このラストパスに、何と上がって来ていた増川がシュート。そしてこれが無人のゴールにきっちりと決まり、2点目となる。 |
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その後も、中の平林や高橋のスペースを見つける動きの良さもあり、何度も山口や本田が相手陣内へと攻め上がり、一方的な展開が続いて行く。32分、中央の高橋からのパスを受けた平林がスピードに乗ったドリブルで上がって行くと、中へと切り返して入れたマイナスのボールを本田がシュート。相手DFに当たってコースが変わるものの、ボールはしっかりとゴールマウスに収まり、3点目となるゴールが決まる。
41分には、右からのCKのボールをファーサイドで拾った秋田が阿部に渡すと、ゴール前へと放り込んで行く。これが風に乗って伸び、相手GKがミスキャッチとなり、ボールは転がってゴール内に収まる幸運な4点目が決まる。続く42分には豊田の、この日2点目となるゴールが決まり、結局、前半はこのまま、5点という全く予想もしなかった大量点による一方的な展開で終了を迎える事に。 |
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エンド入れ替わり、後半は左にエンドを取った名古屋のキックオフで試合が再開する。名古屋メンバー交代:増川・鴨川・本田→竹内・津田・井上。
前半の一方的な内容を挽回しようと、後半開始直後から、中京大は名古屋の高い位置に保っている4バックの裏へのボールを積極的に入れてくるようになるが、DF陣も慌てることなく、これに対処、危ない状況は全く見せることはない。しかし、前半からの前からの激しいプレスと攻め上がりに疲れが出たのか、徐々に運動量が落ち始め、中盤にスペースが出来るようになり、中京大がセカンドボールを拾う機会が目立つようになる。それでも、高橋・平林等が早い寄せで、相手にプレッシャーをかけ、チャンスを作る機会を未然に潰してゆく。
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30分に疲れの見えてきた高橋に代わって須藤が、35分には秋田に代わり和田がそれぞれ交代で入れ、中京大に流れを傾き始めた流れを変えようとしてゆくが、パスのスピードも前半に比べると、力強さに欠き、相手選手にカットされる事が増える。
途中交代で入った、須藤が鋭い読みで相手ボールをカット、そのまま持ち上がってミドルシュートを放ったり、セットプレイでも果敢にボールに絡んでゆくものの、ゴールを奪うまでにはいかない。終盤には左の井上や阿部が津田や平林とのパス交換で相手陣内深く攻め上がってゆくものの、ゴール前へのボールに精度を欠き、やはり得点を奪うまでにはいかない。
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結局、後半は前半の勢いがどこかへ消えてしまい、終始、ちぐはぐな展開のまま45分を過ごすという内容に。それでも最後まで、ボールを持った相手選手への厳しい寄せだけは、最後までやり通しプロの意地を見せて、相手に1点も与えることはなく、きっちりと完封で中京大学を押さえ、試合終了を迎えることができた。 |
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