2006年新加入選手(新卒)・記者会見の模様

 1月15日(日)、名古屋市内のホテルにて、2006年新加入5選手(新卒)の入団記者会見が行われました。
 会見では選手紹介に先立って名古屋グランパスエイトを代表し松岡和良・専務取締役から報道関係の方々へ向けて新年の挨拶が行われ、「ユニフォーム“背中部スポンサーロゴ”変更のお知らせ」、及び「2006年チームスローガンのお知らせ」が発表されました

- 松岡和良・専務取締役からの挨拶 -
 名古屋グランパスエイト・専務の松岡でございます。
 本日はお忙しい中を、報道関係の皆様には多数ご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。既に1月も半ばとなりましたが、改めまして新年のご挨拶をさせていただきます。
 また、日頃よりグランパスを応援していただいておりますファン・サポーターを始め多くの方々に、心よりお礼申しあげます。
 さて、本年は昨年の反省を踏まえ、今一度原点に立ち返り、「チーム力の強化」、「お客様へのサービスの向上」、「経営体質の強化」に取り組みたいと考えております。
 その実現のためにチームはもとより、社員全員の力を結集してまいりたいと考えております。
 また、こうした取り組みを通して今後とも当地域の活性化に寄与していきたいと考えております。
 チーム力の強化につきましては、フェルホーセン新監督の就任会見の折にもお話し申しあげておりますので繰り返しになりますが、今シーズンは「チーム全員が一体となった連動性のあるサッカー」を目指したいと考えております。
 そのために、まずはチーム戦術の基盤作りをしっかりと行い、計画的・段階的に、優勝争いのできる確かな実力を持ったチーム作りを進めていきたいと考えております。以上のような考え方、気持ちをこめて、今年のチームスローガンを「前線へ。その先へ。Grampus Challenge 2006」といたしました。
 資料にもございますが「前線へと攻め続け、その先にあるゴールに向かってアグレッシブに得点を狙いにいくサッカー」、「観る人に共感と歓喜を与えるサッカー」という名古屋グランパスエイトの目指すサッカーへの新たなチャレンジを表現したものです。
 なおご参考までに、このスローガンは若手の書道家・武田双雲氏に揮毫いただきました。
 本日は、新しいチームづくりのひとつの柱である新戦力について、5名の新加入選手を紹介させていただきます。
 いずれの選手も新たな目標に向かってチャレンジするグランパスエイトにとって、今後の活躍が大いに期待される選手であります。報道関係の皆様におかれましては、今後とも新加入選手へのご支援・ご協力をよろしくお願い申しあげます。
 最後になりますが、皆様にご覧いただいております通り、今季、ユニフォームの背中部のスポンサーであります株式会社豊田自動織機様のスポンサーロゴを「TOYOTAL&F」から「豊田織機」に変更いたしますので、この場をお借りしてご報告させていただきます。
 以上、新加入選手会見に先立ちまして、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
- 新加入5選手(新卒)のプロフィール -
氏名 竹内彬
(たけうちあきら)
片山奨典
(かたやましょうすけ)
阿部翔平
(あべしょうへい)
和田新吾
(わだしんご)
青山隼
(あおやまじゅん)
生年月日 1983年6月18日
(22才)
1983年9月8日
(22才)
1983年12月1日
(22才)
1987年8月7日
(18才)
1988年1月3日
(18才)
ポジション DF DF DF MF MF
背番号 30 27 31 33 32
出身地 神奈川県 奈良県 神奈川県 静岡県 宮城県
身長/体重 180cm/71kg 169cm/69kg 170cm/69kg 178cm/73kg 182cm/73kg
サッカー歴 向上高校
国士舘大学
<選抜歴>
全日本大学選抜
国見高校
国士舘大学
<選抜歴>
日本高校選抜
市立船橋高校
筑波大学
<選抜歴>
2005年
全日本大学選抜
磐田東高校
<選抜歴>
2005年
静岡国体選抜
グランパスユース
※豊田大谷高校
<代表歴>
2005年
U-18日本代表
プレーの特徴 1対1の競り合いに
強く、堅実な守備が
持ち味
スピードに乗った左
サイドの突破力が
魅力
左足からの正確な
クロスボールが
持ち味
身体能力が高く、
1対1に強い
グランパスユース
出身で、ハード
マークが得意
竹内 彬選手
 子供の頃からの夢であったプロサッカー選手になる事が出来て、今は嬉しさでいっぱいです。早くチームの雰囲気になれ、試合に出場することが出来ればチームの勝利に貢献できるようなプレーをしたいです。よろしくお願いします。
Q:こういう形の記者会見は初めてかとは思いますが、今どういうお気持ちでしょうか?
初めてこんなに多くの人の前で話しますし、カメラの方も沢山来ています。今は緊張している気持ちと、プロのサッカー選手になったのだなと言う実感の両方です。
Q:竹内選手の持ち味とは具体的に?
大学時代はディフェンスラインの真ん中でプレーしていたので、空中戦、ヘディングの強さと対人プレーには自信があります。あと、高校の頃は中盤でプレーしていたので、フィードボール等でも持ち味は出せると思います。
Q:理想とする選手は?
理想の選手は、昔から好きだった秋田選手です。
Q:1年目の目標は?
プロに入ったからには1年目ではありますが試合に出なければ意味がないと思っていますし、1年目だからといって遠慮はせず、自分なりに努力をして試合に出られるようになりたいです。
Q:昨年は良い結果が残せなかったグランパスですが、クラブへ対する思いは?
グランパスエイトは去年はあまり良い成績ではありませんでした。自分達はまだ若いので、元気よくフレッシュなプレーをアピールしてチームに何かきっかけを与えられるよう頑張ります。
片山 奨典選手
 今までやってきた所とは違う場所でプレーをすると言う事もあり、早く環境に慣れなければいけませんが、今まで以上にレベルアップできるよう頑張っていきたいです。
Q:プロになるにあたって、不安な点は?
環境が変わる事が1番不安です。いろいろとリズムが変わりわからない事が多いのですが、それでも慣れれば大丈夫だと思っています。
Q:リズムとは練習面、それとも生活面のどちらでの話でしょうか?
両方なのですが、今まで大学でサッカーをやっていて、午前中は授業で夜になってからの練習でしたが、プロでは午前中から練習もしますし、そのあたりはまだ慣れていないと思います。
Q:自分自身で思うプレーの特徴は?
自分の特徴は、左サイドなら何処でも出来るという事、スピードにのったドリブルとクロスが持ち味だと思っています。
Q:外から見てグランパスエイトの印象は?
ストイコビッチ選手がいた頃はすごく強いチームのイメージがありました。
Q:1年目の目標は?
試合に出る事、自分が試合に出る事でチームに貢献したいです。
Q:昨年は良い結果が残せなかったグランパスですが、クラブへ対する思いは?
グランパスは昨年は良い結果を納められませんでしたが、自分達が試合にでて活性化させたいです。僕たちみんなが試合に出られれば、順位は少しでも上へいけられると思っています。
阿部 翔平選手
 子供の頃から夢だったプロサッカー選手になる事が出来て嬉しさでいっぱいです。1日でも早く試合に出て、グランパスの勝利に貢献できるよう頑張ります。
Q:いよいよプロ選手となりますが、今の気持ちは?
先にも言いましたが、子供の頃からプロサッカー選手になりたいと思っていましたし、今はそれを実感する事が出来て嬉しく思います。
Q:自分自身で思うプレーの特徴は?
左足でのキックが得意です。クロスのスピードや精度には自信があります。
Q:プロ選手とい物を意識しだしたのはいつ頃からでしょうか?
ちょうどJリーグが開幕した頃にサッカーをはじめたので、あの選手達のようになりたいなとは思っていました。
Q:あの選手達とは具体的に?
横浜で育ちましたので、エドゥー選手とか左利きですごいなと思っていました。
Q:現時点で目標とする選手は?
大きすぎる目標ですが、ロベルト・カルロス選手(ブラジル)とかは見ていてすごいなと思います。僕には出来ないようなプレーもあるのですが、出来るだけ近づければと思っています。
Q:昨年は良い結果が残せなかったグランパスですが、クラブへ対する思いは?
僕たちの若い力でチームに影響を与え、早く優勝争いが出来ればよいなと思っています。
和田 新吾選手
 小さい頃からの夢だったJリーグに入る事が出来ました。これからは少しでも早く試合に出て、和田新吾はこういうプレーをするんだとサポーターの方々に覚えてもらえるようになりたいです。
Q:和田選手らしいプレーとは具体的に?
自分の特徴である対人の強さです。技術がある方ではないので、体力でカバーしていきたいです。サポーターから見ても「強いな」と思われる選手になりたいです。
Q:自分自身で思うプレーの特徴は?
自分は1対1が持ち味です。
Q:自分自身で、1対1に強いなと感じる瞬間は?
自分ではわからないのですが、周りからそう言われる事が多いです。
みんなが言うぶん、それを伸ばしていかなければと思っています。
Q:グランパスの中盤は層があついですが?
Jリーグのチームはどこも層が厚いと思っています。その中で自分が試合に出られるよう頑張っていく事が必要だと思っています。
Q:昨年は良い結果が残せなかったグランパスですが、クラブへ対する思いは?
グランパスにはベテラン選手も多いので、そう言う選手達から多くの事を学びたいです。
青山 隼選手
 今年1年しっかり体を作って、1試合でも多く試合に出られるよう頑張ります。
Q:青山選手はユースから昇格してきましたが、ユース時代に下から見たトップチームのイメージは?
ユースの頃にも何回かトップチームの練習にも参加しましたし、サテライトの試合にも出場しましたが、そのころから良いチームだなとは感じていました。
Q:自分自身で思うプレーの特徴は?
中盤で激しいプレスをかけてボールを奪う事が得意です。
Q:他のチームと比べてグランパスのここが良いという点は?
他のチームを見た事は無いのでわかりません。
Q:ユース時代からある程度プロ入りは視野に入っていたかとは思いますが、実際にプロ入りする際に先輩達からアドバイスは?
しっかり体を作って、自分の課題を克服するために努力すれば、結果は付いてくるという風なアドバイスを受けていました。
Q:課題点とは具体的に?
僕は良い時と悪い時でまだ波がありますが、プロとして試合に出れば安定したパフォーマンスを維持していけるよう努力しなければいけないと思っています。
Q:自信の方は?
しっかり自分を持ってやっていけば、結果は付いてくると思っています。

 会見に続いて、クラブフラッグを背に、真新しいユニフォームへ袖を通しての記念撮影が行われました。
 慣れない会見、多くの報道陣を前に少し緊張気味の5選手でしたが、それでも報道陣からのリクエストに答えてポーズを取っていくうちに徐々に慣れてきたようで、最後はカメラに向かって笑顔を作る程の余裕も出てきたようです。