7月31日(日)
 いよいよサマーキャンプも今回の3年生で最後となります。しかし、飛騨地方はあいにく天候が不良で、午後1時、食事を摂っているこの時間、外は大粒の雨が降っています。それでもさすが3年生。そんなことを意に介することもなく、元気に、持参したお弁当や焼きたてのニジマスを、賑やかな雰囲気の中で、一気に平らげていました。

 この日は日曜日、しかも夏休み期間中と言うこともあり、一般の家族連れのお客さんも多く訪れており、“なかんじょ川”は相当な賑わいを見せていました。
 食事を終えたちびっ子達は、早速、水着に着替えると、すぐにでも川の中へと向かいたいところでしたが、相変わらず外は雨と雷。やむを得ず一時待機の状態となりました。そしてその間、コーチからとっておきの「怖い話」がいくつか披露され、間が持たなくなりそうな彼らを盛り上げていました。

 午後2時50分、ようやく雷も収まり始め、雨も小降りとなると、コーチの「さあ、行くぞ〜!」の声に、雨でお預けを食った形で、魚取りを待ちわびていたちびっ子達は、思いの外、冷たい水に大きな悲鳴を上げながらも、目を輝かせながら、魚の姿を求めて川の中へと入ってゆきました。しかし、しばらくの間は雨のせいで水が濁ってしまっており、魚を見ることすら出来なかった状態でしたが、時間がたって次第に水が澄むようになると、やはり3年生。すぐにコツを掴んで、みるみるうちに川の中の魚を捕まえ始め、1・2年生との格の違いを見せてくれました。

 3時を過ぎる頃には、空も明るくなり、水温も上がりだして、ようやく楽しい川遊びとなりました。 1・2年生の時は簡単に逃げおおせていた魚も、3年生の執拗な追い回しには、さすがに音を上げてしまったようで、次々と捕まるようになり、仮設で作られた生けすの中でグッタリとなっていました。