8月4日(木):4日目・午前練習の模様
 フィジカルとセットプレーを中心とした内容のため急遽、ホテルに隣接するグランドへ変更となった本日の午前練習。天候は晴、風が強く涼しいがそれでも日差しは強く、朝露で湿った芝生がまぶしく輝いていた。
 午前9時、津田がグランドへ1番に到着。自分のスパイクをゆっくり履きながらベンチで休んでいると、今回の練習用にグランドを整える用具スタッフから「早く出てきすぎは罰金」と、冗談まじりにからかわれていた。その後、選手達が続々とグランドへ現れる。今回初めて使うグランドということもあり、しっかりと芝を確認しながらボールを回し、これからのトレーニングに備えていた。
9時35分〜9時50分
 監督のホイッスルで集合、細かなミーティングを挟んでトレーニングが開始される。ピッチ奥のスペースを使い、2人1組でボールを使ってのサーキットトレーニング。昨日が午後からの1部練習だったこともあってか、選手達の表情も明るく、軽快な足取りでトレーニングが進められる。
9時50分〜10時10分
 コートを半分を使い、ホテル内で筋トレを続けるルイゾン、ゴールキーパーを除く全員で2タッチ以内でのボール回しを行う。芝が短いためロングボールが流れたりはしているが、激しいチェックや相手の裏をつくダイレクトプレーなども飛び出していた。
10時15分〜11時
 ビブス組、練習着組の2班にわかれ、コーナーキックからのシュート練習。ビブス組では中村が、練習着組では渡邊が左右ともにキッカーを努める。古賀、増川、豊田、本田の長身選手4人がゴール前へ上がるビブス組では、GK川島を相手にヘディングやダイレクトボレーでゴールを狙う。川島が鋭い反応で止めたり、それを超えてゴールネットを揺らしたりと、激しいゴール前での攻防が行われていた。
 時計が11時を回ると、ネルシーニョ監督から午前練習終了のホイッスルがなる。
 バス移動の必要がないため、藤田、中村、本田の3人が人形を使った壁とゴールマウスを守る川島を相手にフリーキックの居残り練習を行っていた。
 また、逆サイドのゴールでは豊田、エドアルド、津田が須藤、マウロコーチの蹴るクロスボールにあわせてのシュート練習を行う。
ここへ、室内で筋トレを行っていたルイゾンが参加、初めてのシュート練習を披露した。ズシンと重たい感じのヘディングや、左右どちらの足でもしっかりとミートさせるシュート技術に、ボールを上げていた須藤も思わず「うめぇ!」と声を上げていた。その後ワンツーパスからのシュートでも、1人だけ次元の違うような鋭く、しっかりコーナーを突くゴールを連発し、これからの本格合流に期待させてくれた。
 

≫午後練習の模様へ続く