8月2日(火):2日目・午前練習の模様
 当初予定していたグランドのコンディション悪化により、突如グランドを変更して行われることとなった今回のトレーニング。ホテルからバスでの移動となったピッチに午前9時25分、選手達が姿を現す。今日からの厳しいトレーニングに向けて昨晩はしっかりと休めたのだろうか、選手達の表情は一様に明るく、会話を交わしながらスパイクを履いたり水分を補給していく。
9時40分〜10時5分
 選手を中央にあつめ約5分間ミーティング。その後グランドを3周ランニングでまわり、3班に分かれてのボール回しとストレッチを繰り返していく。初日ということもありゆっくりと体をほぐしていくが、それでも3本目あたりからは激しさを増し、涼しい午前中のうちにしっかりしたトレーニングを行おうという思いが感じられた。
 期待の新加入ルイゾンは、この日が練習初参加ということで、チームとは別にグランド周りを走りながら心拍数等、体力測定が行われた。
10時10分〜10時40分
ゴール間を約60mに縮めたミニコートで、試合形式の戦術トレーニングを行う。
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ビブス組:川島、中谷、増川、古賀、杉本、本田、クライトン、吉村、藤田、中村
練習着組:広野、渡邊、須藤、安、角田、平林、津田、豊田、中山
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 7月の6連戦を戦ってきたメンバーを主体に、特にプレーを止める事なく、これまでの内容を確認していく。1トップ気味の中村を中心に中盤でパスを回していく攻撃を主体に、また、右SBへ突然のコンバートもすっかり板に付いてきた杉本が元気で、何度も果敢なオーバーラップから攻撃参加をしていた。途中、接触プレーで痛んだ本田に代えて左ミッドフィルダーに平林が入る。
 また、練習着組では4月の川崎戦以来、怪我で戦列を離れていた安がセンターバックとして実戦練習に参加し、回復ぶりをアピールしていた。
10時50分〜11時20分
 この時間帯から日差しが増し、気温がグングン上昇してきた。約10分の水休憩、監督からの指示を挟んで2本目が開始される。
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ビブス組:川島、中谷、井川、秋田、角田、平林、クライトン、吉村、藤田、中村
練習着組:広野、渡邊、安、大森、練習生、エドアルド、山口、豊田、中山
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 2本目では、ビブス組のセンターバックを井川と、これも怪我から復帰の秋田に変更。また、練習着組では大森がセンターバックに入って久しぶりの実戦練習に復帰、マッチアップする藤田にルーズボールをダイレクトで決められると苦笑いが出ていたが、それでも実戦へ戻ってきたことを喜んでいたのではないだろうか。怪我で長らく戦列を離れていた主力級の選手達もいよいよ出揃い、後半戦の巻き返しに大きな期待がかかる。
 ビブス組では吉村が好調。中盤のそこで守備に徹していたかと思えば、果敢な攻撃参加から2ゴールを決めるなど、これから迎える壮絶なレギュラー争いに猛烈なアピールをしていた。また、練習着組では渡邊が左サイドで活躍。高い位置から勢いに乗ったドリブル突破や、中へ切れ込んでの右足でのシュート(これは惜しくもクロスバーに当たる)など、得意の攻撃面で監督にアピールしていた。
 11時20分、日差しが強くなってきたあたりでキャンプ1回目の練習が終了。選手達は汗を拭き、リラックスした服装でバスに乗り込み、ホテルへと戻っていった。

【午前練習終了後:安選手コメント】
Q:久しぶりの実戦練習でしたが?
A:体力的にはやっぱりキツかったです。でも、楽しかったです。
Q:プレー面での満足は?
A:満足はしていません。どのあたりまでのパスなら通るのか等、そういった感覚がまだ戻っていませんが、今日はいろいろとチャレンジ出来ました。
Q:怪我のほうは?
A:やってて痺れとかもありませんし、良い感じかなと思っています、あとは実戦感覚を上げていくだけですが、これからどんどん良くなりますよ。
Q:8月20日には復帰できそうですか?
A:そうですね、自分のプレーの内容次第ですね。

≫午後練習の模様へ続く