指宿・春季強化キャンプ:第8日目の模様
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早朝からの雨は、練習開始の時間になっても止むことはなく、この時間になると雨脚を強める始末だ。
<午前練習>

午前9時30分、厳しい表情のネルシーニョ監督からのミーティングを聞こえた選手たちは、サブグランドにてアップを始める。
参加メンバー:秋田・古賀・角田・中村・吉村・クライトン・セバスティアン・増川・平林・中谷・片桐・山口・渡邊

約10分、入念に腿上げやダッシュを行いながらウォーミングアップを行うと、ハードルやポールを使ったサーキットトレーニングへと移行する。雨に濡れることも気にせず、選手たちは真剣な表情で各種メニューをこなして行く。
練習場をメイングランドに移ると、ハーフコートの半面を使い、四隅からの4グループに分かれてダッシュを開始。右回り左回りと連続して、何本も走り込む選手たちの表情はさすがに苦しそうだ。 10時30分からは、マーカーで区切られた狭いエリアでパス回しを始める。雨は収まるどころか、強い風を伴い始め、季節はずれの台風の様相に。しかし、選手たちはその荒天にかえって気持ちが高揚したのか、相手へのプレッシャーが激しさを増して行く。

11時過ぎ、頭のてっぺんから足の先までずぶ濡れとなった選手たちは、ようやく終わった練習に安堵の表情を浮かべながら、足早にホテルへと向かっていった。

<午後練習>
午後2時半より、メイングランドで九州大学選抜との練習試合を予定していた2ndチームだったが、季節はずれの台風のような天候のため、中止となってしまいました。キャンプ中で、数少ないアピールのチャンスとなる練習試合だっただけに、ちょっと残念な事でした。そのため、選手たちは、急遽、午後の練習を1時30分より、屋内練習場に場所を代えての実施となりました。
参加メンバー:井川・本田・平山・高橋・杉本・青山・津田・井上・須藤・中尾・河野・諸江・豊田 しっかりとアップをやった後、中田コーチは試合に向けて高ぶっていた選手たちのコンディションを元に戻すことを狙いとして、ボールを使った鬼ごっこやスペースを広めに使ったボール回し、パス&ランなど負担のかからない、リフレッシュを目的とした内容のメニューを実施しました。
ひとしきり、ワンタッチツータッチとパスを回しながらボールを蹴った選手たち。今度は全員で手を繋ぎあって頭や足を使ったダイレクトでのパス回しを行いますが、両隣と手を取り合っていることもあり、思うようにボールをコントロールできず脱落し、回りの選手はその姿に大笑いしていました。。しかし、そのおかげもあって、選手たちは体も心も上手くリフレッシュできたようでした。
当初予定していた練習試合は実施できませんでしたが、彼らにはこの日が思わぬ休養日になったようです。2時30分、練習場を立ち去る選手たちの肩越しから、雨が止んですっかり晴れ渡った空を伺うことが出来ました。明日から良い天候に恵まれそうです。

<本田 圭祐選手>
Q:今日は試合が出来なかったようですが?
A:試合がやりたかったので、残念な気持ちです。今日の相手では同じような年代の選手たちと試合が出来たので、楽しさもあったと思うし、アピールもしたかったので残念でした。

Q:この後にある、1stチームでの練習試合には出られそう?
A:自分は出る気満々ですが、分かりません。出られるのなら頑張りたいです。

Q:自分のアピール点は出来ている?
A:そんな機会もないので、まだチームの課題、自分の課題も見えてきていません。試合を重ねていって見つけて行きたいです。

<杉本 恵太選手>
Q:他の選手への競争意識は?
A:入ってきたばかりなので、始めが肝心だと思う。早く努力して試合に出ることが需要なので、回りを意識しないようにしている。

Q:今日の練習試合が中止になったことについては?
A:アピールできる時だったので、残念です。

Q:取り組んでいる課題は?
A:自分の良いところは、スピードとサイドからのドリブル突破なので、間合いやシュートの角度などを教えて貰ってますが、まだまだなので、これからの課題として良い点を伸ばすようにしながら、早くチームに馴染みたいと思います。

Q:若手の中でのライバルを?
A:まだ合宿に入ったばかりで、そんな意識はしてません。それよりも自分のことを考えて自分をのばして行くことの方を意識しています。