指宿・春季強化キャンプ:第5目の模様
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ひょっとしたらキャンプに来て1番の天気では、という程の快晴に恵まれたこの日の指宿。しかし、1stチームの選手は連日の激しい練習の疲れを癒すこともあり、午前中はGKを除いてオフとなる。(せっかくの好天が、ちょっと勿体ないですね。)
<午前練習>

新人選手等が、早朝ホテルを出発、Jリーグの新人研修へと向かってしまったため、今日から2日間は寂しい練習となった。参加選手は、諸江・平山・青山・中尾・練習生Sの5名のみとなった。メニューはボールを使いながらのリラックスした、軽い内容のもので約45分、ゆったりとこなし、午前練習は終了となった。

サブグラウンドでは、GK川島・広野の2人が芦川コーチの右に左にと蹴り分けるボールを厳しい表情でキャッチを繰り返していた。
ネット裏では長谷川コンディショニング・アドバイザーがビデオカメラをセットして、彼らのプレイを撮影。あとで彼らの動き、癖などをコンピュータで解析するためとのことだ。しかし、2人ともそんなことを気にすることもなく、脇目もふらずに、したたる汗をふき取る暇もない程のペースで蹴りこまれるボールに挑んでいた。
<午後練習>
午後3時、1st・2ndチーム両方の選手合同で行われた、午後の練習。

ネルシーニョ監督はピッチ中央に選手を集め、短めにミーティングを行うと、選手たちをジョギングへと向かわせる。約10分間、ゆっくりとピッチの回りを流し終えた選手たちは、2グループに分かれてボール回しを行い、体をほぐしはじめる。この日は、午後も快晴に恵まれ、選手たちの表情には、午前中をゆっくり休めたこともあってかリフレッシュした様子が伺える。
3時20分、ハーフコート内で、2組に分かれてミニゲームを開始。エリアを狭くした中でしっかりとパスを繋ぐこと、スペースを上手く活かしてアドバンテージを得ること等を、監督は大きな声で指示・徹底させていた。また、相手がフリーでボールを持ったときには、しっかりとプレッシャーをかけさせるように指示するなど、スタミナの面でも容赦なかった。
午後3時45分、先日に引き続いてハーフコートで守備練習を行う。黄色いビブスを来たレギュラー陣:GK川島(広野)・角田・秋田(古賀)・増川(井川)・渡邊・角田・山口・クライトン・セバスティアン・豊田等に、ネルシーニョ監督はポジショニング、マークの受け渡し等をしっかりとたたき込ませていた。昨シーズン中、何度か守備の連携の悪さから、繰り返した失点を今年は絶対に防ぎたいという意気込みが、ピッチの上から、監督だけではなく選手一人一人からもひしひしと伝わってくる。今回のキャンプではこのディフェンスの修正が大きな課題の1つといっても良いだろう。
約45分、みっちりと守備練習を終えた選手たち。その後は居残ってポジション別の練習に勤しむ。

秋田・古賀・井川・諸江・青山は、中田コーチと共に両サイドからのクロスに対するクリアの練習を繰り返し行う。サイドからボールを放り込む角田や青山がターゲットとなる中田コーチめがけて鋭いボールを放り込んでくると、選手たちは激しい当たりと共に、ボールを大きくクリアすることを繰り返していた。。
中谷・平林・平山・片桐・セバスティアン・豊田・中尾はマウロコーチと共に、GK川島・広野を相手に、ペナルティエリアの外からの、ワンツーのボールを左・右・中央と順にみっちりとシュート練習を行う。 ほとんどの選手は、午前の休養と気温が暖かいこともあってか、体が軽いようで、日が西に傾いて、グランドが暗くなるまで、飽きることなくボールを蹴っていた。