8/11(木):第6回豊田国際ユース「vsU-16アメリカ代表」の模様 |
◆GROUP B:vsU-16アメリカ代表(40分×2) |
8月11日(木)、第6回豊田国際ユースサッカー大会(豊田市運動公園競技場)において、我らが名古屋グランパスエイトのユース・愛知県・豊田市高校選抜チームによる、U-16アメリカ代表との一戦が行われました。
午後6時20分、西から強烈な日差しを浴びせていた太陽も、ウォーミングアップを選手達が終える頃には姿を消し、まだまだ蒸し暑さこそ残ってはいるものの、薄暮の中でキックオフを迎える。
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+++ 前 半 +++
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午後6時30分、キックオフ。前半は左から右へ攻め上がる名古屋・愛知・豊田連合のキックオフで試合開始。
先発は、GK鈴木、DF大岩・吉田・三宅・広木・西山、MF早坂・花井、FW中村・伊藤・津田。
アメリカは開始から前線の2人にボールを当てて、そのこぼれ球を2列目の選手が拾って攻め込もうという策を取ってくる。対して、名古屋連合軍は、花井・早坂を中心にボールを集め、両サイドの選手を使ってゆこうとするが、相手の激しいプレイに腰が引け、受けて立つ形となってしまい、10分過ぎまでは守勢を強いられる。しかし、次第に落ち着きを見せるようになると、細かいパス回しが出来るようになり、相手陣内へと攻め上げると、両サイドから崩しに掛かるが、最後のところで相手DFの高さに跳ね返されてしまう。
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また、セットプレーでは花井が精度のあるボールを、高さのある三宅にあわせて入れてゆくが、これも相手の高さに簡単に跳ね返されてしまい、決め手とはならず。
30分過ぎには、アメリカのCKが続く。執拗にゴール前へと放り込んで、高さのあるアメリカ(15)やアメリカ(2)を使って押し込んでこようとしてくるが、この苦しい時間帯をGK伊藤の好セーブや、キャプテンマークを付けて気合いの入る三宅の1対1での勝負強さもあって凌ぎきり、アメリカに失点を許すことはなかったが、名古屋連合も相手のアグレッシブなプレイに終始遠慮した形で、良い形を作らせてもらえないまま、前半を0−0で折り返すことになる。
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+++ 後 半 +++
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エンド入れ替わって、左エンドのアメリカボールで試合が再開。
名古屋連合メンバー交代:伊藤(9)→中田(11)。
後半にはいると、交代で入った中田が勢いのあるところを見せ、相手の厳しいプレイに受けて立つ形のプレイでチームのムードを変えると、徐々に名古屋連合にボールが集まるようになり、花井・早坂に中田を加えたための作れる選手がボールを持つようになり、名古屋に試合の流れが傾き始める。
【失点:名古屋連合:0−1:アメリカ代表】
しかし、8分、アメリカ(16)に右サイドの突破を許すと、エリア深くまで持ち込まれたところで折り返したボールを、左から飛び込んだアメリカ(15)押し込まれてしまい、とうとう失点を喫してしまう。ここまで良い流れで後半のペースをつかみかけていた名古屋連合にここで動揺が走る。
【失点:名古屋連合:0−2:アメリカ代表】 そして、11分。今度は左からのCKに中央でフリーでいたアメリカ(2)にヘディングシュートを決められ、たちまち2−0と突き放されてしまう。
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しかし、この2点目の失点でようやく名古屋連合の選手達も腹を決めたのか、中盤での浮き球の競り合いや相手選手への高い位置からのプレッシャーが出るようになり、次第にペースを引き戻し始める。アメリカもこの2点を何とか死守しようと、前線に選手をほとんど置かず、大半の選手を自陣に引き戻して、名古屋の攻撃を跳ね返しに掛かる。 18分、名古屋連合メンバー交代:吉田・中村→角・羽根田。
相手が守りに入った事もあって中盤の厳しさが減り、名古屋は花井・早坂を中心に相手陣内へと何とか一矢報いようと攻め立てるようになる。
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38分、名古屋連合メンバー交代:広木→三島。
【得点:名古屋:1−2:アメリカ代表】
ロスタイム、怒濤の攻めを見せた名古屋連合。最後、ゴール前での競り合いでこぼれたボールに詰めた羽根田が倒れながらもゴールへと押し込み、1点を奪う。その後も何とかもう1点を取ろうと、花井にボールを集めてゆくが、相手ペナルティエリア内へと入ろうとしたところで厳しいDFにあい、決定的な形まではもっていかせてもらえなかった。そして、試合は1−2でアメリカに1点ビハインドのまま、名古屋連合は試合終了を迎え、初戦を白星で飾る事は出来なかった。
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□試合終了後、神戸清雄監督コメント
今日は、アメリカ代表が球際に厳しく、アグレッシブに来てボールを奪うサッカーを展開してきた事で、その強さに面食らってやられてしまった。
しかし、サッカーはうちの方が出来ていたと思う。国際大会ではこういう事は良くあるので、こういう経験を今後に生かして欲しいと思います。
後半、中田を入れた事でリズムができて、花井・早坂を含めた3人でためが作れるようになった。ただ、最後が崩せなかった。1失点目は相手のプレイにビビッてしまった。そして2失点目は相手の高さでやられてしまい、後半、リズムを掴みかけていたところでの、この失点が早すぎたと思う。最初から後半の途中のようなゲームが出来たら結果も変わっていたと思います。
明日の韓国戦は、今日の2失点をした後の様な気持ちで戦って欲しい。
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今回の第6回豊田国際ユースサッカー大会は、8月14日(日)まで熱戦が繰り広がられています。大会の概要・試合結果等、詳しくはこちらでご覧下さい。 |