新加入・中山 悟志選手 入団会見の模様

 5月30日(月)、トヨタスポーツセンター内・クラブハウスにおきまして、名古屋グランパスエイト新加入・中山 悟志選手の入団記者会見が行われました。

 この日、会見に現れた中山選手はなんと頭を丸坊主にして登場、マスコミ陣を驚かせていました。かつてはライオンのような長髪がトレードマークだったはずが、名古屋に移籍するに当たって心機一転の、気持ちの表れがこの頭だったようです。

中山選手 のプロフィールと会見の模様は以下の通りです。

中山 悟志(なかやま さとし)選手プロフィール
期限付移籍期間 2005年6月1日〜2006年1月31日まで
生年月日 1981.11.7(23歳)
出身地 宮崎県
身長/体重 182cm/79kg
ポジション FW
経 歴 鵬翔高校(宮崎県) ⇒ ガンバ大阪 ⇒ 名古屋グランパスエイト(期限付移籍)
代表歴 1999:U-18代表
2000:U-19代表、U-20代表
2002:U-21代表
2003:U-22代表
2004:アテネオリンピック予選 日本代表
出場歴
--- リーグ戦 カップ戦 天皇杯
年 度 所 属 リーグ 出場 得点 出場 得点 出場 得点
2001 G大阪 J1 3 0 0 0 0 0
2002 G大阪 J1 12 2 0 0 2 0
2003 G大阪 J1 22 3 4 1 1 0
2004 G大阪 J1 22 3 5 1 2 0
2005 G大阪 J1 0 0 0 0 0 0
通算(J1) 59 8 9 2 5 0
- 記者会見の模様(全文) -
Q:新しいチーム、グランパスに決まりました。今の率直な気持ちをお聞かせください。

A:新しいチームに来たということで自分も新鮮な気持ちで、一生懸命やりたいと思います。

Q:名古屋グランパスエイトというチームの印象はどうでしょう?

A:強豪というイメージがあり、素晴らしいチームだと思います。

Q:両外国人が抜けてFWとして大変期待されていると思いますが、そのあたりはどうでしょう?

A:そうなると思うのですが、自分のスタイルを崩さずに、しっかり自分のペースでやっていきたいと思います。

Q:中山さんのスタイル(特徴)はどういったところにありますか?

A:僕はFWというポジションなので、前線でしっかりチャンスメイク。“得点を、まずっ!”という意識で、その中でいろんなチャンスにも関わっていけたらと思います。

Q:非常に若いチームということで、若い選手も多いのですが、その中にあるという気持ちはどうでしょう?

A:別にそこには意識は無いです。

Q:ずいぶんさっぱりした雰囲気なのですが、決意の表れでしょうか?(笑)

A:いえ、決意というよりこの移籍が自分にとって素晴らしい経験となるように“初心にかえる”という気持ちで。

Q:オリンピック予選を戦っていた頃と今と比べて、プレースタイルあるいは自分が成長した所とはどういった所でしょう?

A:ガンバでも予選が終わった後ずっとトレーニングをしてきて、自分のプレーの幅も当然広がったと思うし、自分ができる所もできない所もしっかり分かっていると思うので、できる所をどんどん伸ばしていき、できない所も改善するようにしっかりやっていきたいです。

Q:ネルシーニョ監督とは、まだお話されていませんか?

A:まだ今日は会ってないので、あとでしっかりお話したいと思います。

Q:ネルシーニョ監督の印象というのはありますか?

A:紳士というか、見た目もそうですし、采配をしている時も落ち着いていて、冷静な監督だと思います。

Q:けがの方はもう大丈夫でしょうか?

A:もう大丈夫なので、しっかりやります。

Q:名古屋のサポーター、非常に熱い声援を送ってくれると思うのですが、サポーターの皆さんにアピールしてください。

A:シーズン途中から加入したということなのですが、早く名古屋の一員となれるようにしっかりやりたいと思います。

Q:次の試合が土曜ですが「今週の土曜日には出ろ」と言われたら、出られるような状態なのでしょうか?

A:そうですね。いつでも準備はしてますので、それは当然考えています。

Q:中山さんはチームに入って、チームをどんな風に変えていけたらいいなと思っておられますか?

A:FWとして得点すること、その中でも泥臭くどんなゴールでもしっかり取ってチームを活気付けたいと思います。

Q:移籍するいきさつと、移籍の決断のポイントはどういった所にあったのでしょう?

A:いきさつは、僕がガンバにいる時、なかなか試合に出られないような状況が続いていた時に名古屋さんからのオファーを頂いて、自分でもしっかり考え、これからのサッカー人生においてプラスになるかなと思って、今回の移籍を決めました。

Q:グランパスのサッカーの印象は?(何回も対戦されたと思いますが)イメージがありましたら教えてください。

A:パスをつなぐチームでもあると思うし、なおかつ、速いサッカーもできるという、いろんなバリエーションができるチームだと思います。


 これまでの彼の印象とは全く違う、気合いの入った“姿”で臨んだ記者会見でしたが、その強面の風貌とは裏腹に、時折見せる照れた笑顔と応対に、彼の好青年さを伺うことが出来ました。今後は、期待の大型FWとして、サポーターの期待に応える活躍を見せてくれることでしょう。