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秋田豊選手・藤が丘商店街「リニモ」試乗イベント&トークショーの模様 |
2月26日(日)、名古屋グランパスエイト・サポートタウンである藤が丘商店街にて行われましたリニモ試乗イベントとトークショーに、秋田豊選手が出演いたしました。 |
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「リニモ」は、名古屋市営地下鉄東山線の終点で名古屋市東部の住宅街となる藤が丘駅から、愛知環状鉄道・万博矢草駅まで約8.9kmの区間を結ぶ日本では初の磁気浮上式リニアモーターカーで、「愛・地球博」の会場までの主要アクセス機関として3月6日(日)の開業が予定されています。
職員から説明を受けた秋田選手は、さっそく真新しい車両に乗り込むと、「浮き上がる」という言葉に期待を膨らましていたようです。実際に乗ってみた感想としては、加減速が非常にスムーズで振動・騒音も少なく、これぞ近未来の鉄道、といった感じでした。
万博矢草までの往復、約45分をを堪能した秋田選手は、そのまま藤が丘駅前に用意された特設ステージでトークショーへ出演。学生時代を過ごした町と言うこともあり、非常にリラックスしてのトークショーとなりました。
Q.まず最初に、「リニモ」に乗られた感想は?
A.とにかく静かですね。僕も愛知高校に通っていた頃はいつも地下鉄を利用していたのですが、それに比べるととても静かで驚かされました。浮いているため振動もなく、ちょうど新幹線に乗っているような感覚でした。あと、高架に入ってからは景色がすごく綺麗でしたね。
Q.藤が丘商店街が発売する新名物「リニもなか」は?
A.先ほど1つ頂きましたが、皮がパリパリしていて美味しかったです。
Q.まもなく開幕となります愛・地球博については?
A.トヨタ自動車のパビリオンがすごく楽しみです。ロボットの展示・パフォーマンスもあるようですし、将来的にロボットが生活の中に入り込んでくるとも言われていますから、ぜひ見てみたいです。
Q.秋田選手は愛知学院大学に在籍していた頃に、藤が丘へは良く来られたかと思いますが、そのころと比べて?
A.リニモ広場が出来たり、大きく変わりました。僕がいた13年くらい前までここにはスポーツ用品店があったのでよく利用しました。大学を卒業してから12年間名古屋を離れていたのですが、高速道路が整ったり、名古屋市はすごく元気な印象があります。
Q.話題を変えて、今シーズンのグランパスエイトについては?
A.まだJリーグのチームとは練習試合で1試合しか戦っていませんが、ここまでは順調に来ています。グランパスにはまだリーグでの優勝がないので、今年こそは、という思いですね。今年から1シーズン制になると言うことでこれまで以上に厳しい戦いになりますが、それに備えてキャンプからこれまで取り組んできました。
Q.秋田選手自身の調子は?
A.個人的には非常に良いですね。常に試合に備えて日々のトレーニングを行っています。
Q.秋田選手はこれまで日本代表として2度のワールドカップに出場していますが?
A.世界のチームと戦うことでフィジカル的に鍛えられました。また技術、戦術と言うことの重要さも改めて考えさせられました。
Q.その中でも印象に残った選手は?
A.アルゼンチン代表のバティストゥータや、クロアチアのスーケルが印象に残っています。やはり世界的にも有名な選手だけのことはあるなと、痛感させられましたからね。
Q.鹿島時代のチームメイトで、現在の日本代表監督でもあるジーコについては?
A.僕が愛知学院を卒業してから鹿島アントラーズに入団した当初は、レギュラー選手ではありませんでしたが、ジーコのおかげでサイドバックとして出場できるようになりました。決して足を向けて寝られない存在ですね(笑)。
ジーコが鹿島へ来た時は40歳で、運動量も決して多くはありませんでしたが、プロとして戦う姿勢を学びました。彼のそう言う姿勢が監督としても、昨年のアジアカップ制覇や、先日行われた朝鮮とのアジア最終予選のような、最後まで諦めないサッカーに繋がっていると思います。
Q.日本代表が現在戦っているワールドカップ・アジア最終予選については?
A.最終予選は、格下と言われる相手と戦う時でも、特別なプレッシャーが掛かります。サッカーというスポーツは強いチームが必ず勝つわけではありません。残り5試合ですが、サポーターの応援が選手には必要ですので、みんなが1つになって応援をして、共に戦いましょう。
もちろん、代表だけではなくグランパスにも熱い応援をよろしくお願いします。
Q.名古屋市出身の秋田選手ですが、Jリーガーになるためにはどう言った事が必要なのでしょうか?
A.僕は小学校の頃は野球とサッカーの両方をやっていて、プロ野球選手になりたいと思っていましたが、中学に入ってからはサッカー1本に絞り、毎日気を抜かず、あらゆるシチュエーションを想定してトレーニングをしてきました。「身技体」と言いますが、プロとしてやって行くには、その全てを充実させて、さらに運も必要です。運という物はみんなの回りにあるのですが、気がつかないこともあります。僕はたまたまその運を見つけて生かすことが出来たのかもしれませんね。高校や大学の頃は、だれも僕がプロ選手として活躍し、日本代表に入るとは想像出来なかったでしょうから。
小さい子供達には、夢をもって、その夢に向かって努力を続けて欲しいです。
Q.最後に今シーズンの抱負を?
A.元気な街・名古屋に、ぜひJリーグでの優勝を届けたいと思います。そのためには選手の努力ももちろん重要ですが、皆さんの声援が必要ですので、ぜひ瑞穂陸上競技場や豊田スタジアムへ足を運んで応援してください! |