エンド入れ替わり、名古屋のキックオフで２本目がスタート。メンバーは全員を入れかえて臨む。GK川島、DF須藤・秋田・井川、MFセバスティアン・吉村・山口・中谷・平林、FK豊田・杉本という布陣だ。

２本目は、相手もメンバーを入れかえて挑んできただけに、全く新たな状況でのリスタートとなる。

４分、セットプレーからのボールを秋田が豪快にヘディングで相手ゴールへとボールを沈める。このまま試合は、再び名古屋のペースで進むかと思われたが、相手も選手を入れかえたことで出足が良くなり、パスも良く通るようになると、幾度も自陣に持ち込まれることが増え、名古屋は攻撃の動きを相手に押さえ込まれ、守勢に回ることになる。

豊田・杉本の２人も前線で良い形でボールを貰うことが出来ず、相手の動きにスペースも消され、仕事をさせてもらえない。キャンプからサポーターを魅了した杉本の俊足はこの日は活かせず、じりじりと時間だけが経過する。

２８分、メンバー交代：杉本・豊田・セバスティアン→片桐・津田・井上。
残り時間も１５分を切るかと思われたところで３人を入れかえ、何とか試合の流れを引き戻そうとするが、逆に３３分、自陣中央でフリーの関西：前川（１８）の放った鋭いミドルシュートを、川島が好反応ではじき飛ばしたこぼれ球を、関西：長手（１４）に押し込まれ、相手に１点を奪われてしまう。

Q：フォーメーションについては？
A：今日のスターティングメンバー・フォーメーションが開幕のものとなるでしょう。

Q：ウェズレイ・マルケスの、２トップについては？
A：２人だけでなく、どんな選手でも開幕には１００％ではないと思います。コンディションを完璧にするためには何度か試合にでなければいけないですしょう。しかし、動きについての指示はしっかりと吸収してくれていました。

Q：中村・本田の出来については？
A：２人ともクリエイティブで攻撃的な選手です。前の２人と絡んで、うまい攻撃の展開・チャンスを作れるようになってきていると思う。リーグが始まれば彼ら４人が試合の流れを変えたり、決定的な場面を作ることが出来るでしょう。

Q：両サイドの選手：角田・渡邊については？
A：角田は昨年から今のポジションをやるようになってチームに貢献してくれました。しかし、今はまだ１００％のコンディションとは言えではないでしょう。渡邊はチャンスに応えてきてくれいます。リーグ戦が始まった時にも今のような動き・内容をやってくれれば良いと思います。

Q：ボランチの安・クライトン２人については？
A：問題ないと思います。２人は攻撃もマークも貢献してくれ、コンビネーションはまとまっていると思います。

Q：センターバックの２人については？
A：今はチーム作りの段階でいろいろと見ているが、４バックではあの２人：古賀と増川の２人が一番違和感なくできて、上手くいっていると思います。

Q：開幕に向けては？
A：強化キャンプでは怪我人もなく、上手くいきましたので、すごく良かったと思っています。今は、練習内容を選手達はちゃんと理解してくれ、新しいフォーメーションに自信を持って開幕戦に向かっていくことが出来ていると思います。そのために、理解するだけでなく、本番で今のシステムがどう機能するのか、選手達に自信を持ってもらうために早くピッチに立たせたいと思っています。