2/16(水):練習試合「vsヴィッセル神戸」の模様
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この日、午後2時より行われた、ヴィッセル神戸との練習試合の模様についてお伝え致します。

エンド入れ替わり神戸のキックオフで2本目がスタート。

山口以外、メンバーを全て入れかえて臨む名古屋。GK川島、DF山口・井川・諸江・渡邊、MF鴨川・セバスティアン・須藤・平林、FK片桐・津田という布陣だ。
新たなメンバーでリスタートを切った名古屋に対し、神戸は数人を入れかえたものの、濡れたピッチに慣れた選手が前半から残っていることもありボールの収まりも良く、序盤は、神戸ペースでゲームが進む。

すると、4分、ゴール前で崩され、ヘディングで北本にゴールを決められると、選手たちが浮き足立ってしまい、その後は完全に神戸ペースに。天候も、それまで明るかった上空に怪しい雲が出はじめ、再び、冷たい雨が選手たちを濡らすようになり、先行きの不安感をあおるような雰囲気に。
21分、メンバー交代:鴨川→井上。

しかし、再び降り始めた雨は神戸の選手にも災いをもたらしたようで、ピッチが予想以上にスリッピーになり始め、ボールも滑ってトラップも流れるようになり、ゲームは落ち着きのない展開に。途中、神戸も選手を入れかえ、立て直しを図ろうとしてくる。
それでも、ボール支配率では神戸の方が勝り、ほぼ自陣での守備に終始される時間が続くが、最終ラインのところでDF陣が粘りを見せたり、川島が好セーブを見せたり、何とか神戸の攻撃をしのぎきり、失点を許すことはなかった。

そして、残り時間10分を切った36分、右からのCKのチャンス。渡邊が入れた早いボールを前に上がっていた諸江がニアに流れ込みながらヘディングシュート。これは決まったかと思われたが、相手GKのセーブに弾かれ、再度CKに。今度はセバスティアンの右からのCKのボールをファーサイドに上がっていた井川がフリーでヘディングシュートを決め、散々押され気味の展開だった名古屋がこの得点で、ようやく息を吹き返す。その後は、逆転ゴールで元気になった名古屋が動きの良いところを最後まで見せつけ、神戸の攻撃を凌ぎ、そのまま2−1で逃げ切る。

今シーズンが始まって、キャンプから取り組んでいる4−4−2の新システム。ここまでの練習試合では破綻することもなく、きっちりと機能し、大きな問題点も見せていない。、今日の結果で、ネルシーニョ監督としては大きな自信を持って、次のプレシーズンマッチ・19日(土):vs大連実徳に臨めることだろう。
<<< 試合後、ネルシーニョ監督コメント >>>
Q:今日の試合の内容については?
A:いろんな意味ですごく良かったと思います。前半も後半もいろいろなものが確認できた、という意味でよい練習試合でした。まだ完成とは言えないが、この時点では良かったと思う。

Q:確認できたこととはどんなこと?
A:戦術的には新しいフォーメーションをみんなが意識してやってくれた。

Q:ボランチでプレーした安選手については?
A:本人と話した上で、今日はボランチをプレーさせました。出来としては問題ないと思います。彼はしっかりと仕事してもうために契約した選手ですし、ピッチでのプレーを見た限りでは、何もマイナスな部分はない充分な戦力だと思います。

Q:今日も得点を挙げた中村選手については?
A:彼は昨年から成長してくれ、今年もすごく重要な役割をしてくれると、アピールをしてくれています。

Q:19日:大連戦の布陣については?
A:今日の前半のメンバーがベースになると思います。後はウェズレイが出るかもしれません。

Q:本田選手については?
A:彼は質の良い選手で、技術面も戦術面でも、ここまでの練習で可能性をしっかりと見せてくれています。

Q:19日の試合での戦い方やテーマは?
A:新しく試すことは特にありません。新しいシステムである4−4−2の布陣を継続させ、細かいところを磨き上げてゆくだけです。あと、トップチームのオプションを作り上げることを頭の中に入れながらやるつもりです。