7月27日(火)
毎年恒例となった飛騨古川でのサッカースクール生参加による“サマーキャンプ”が今年も始まりました。この日は、途中の高速道路での事故のため、当初の到着時間を40分程遅れてしまいましたが、午後1時10分、無事、なかんじょ川(飛騨市河合町)にバスで到着した1年生の生徒90名。出発が朝早かったことと、長い時間のバスの旅のためか、少々お疲れの模様で降りてきました。
しかし、地元の人が焼いてくれた虹鱒の塩焼きをほおばり、持参したお弁当を口に入れ、空腹だったおなかを満たし始めると、徐々に明るさを取り戻し、一気に賑やかな昼食会へと途中からは突入となりました。
食事の後は、待ちに待った川遊びの時間です。各自水着に着替えると、魚が待つ川辺へ我先にと走って行きました。学校別に5グループに分かれて、それぞれの持ち場で魚つかみが始まりました。初めは目が慣れていないこともあってか、魚を捕まえるどころか、見つけることすら出来なかったちびっ子でしたが、そこは、さすがサッカースクール生。持ち前の運動神経の良さで徐々にコツを掴むと、そのうち、あちこちで“捕まえた!”と大きな声援があがり始め、次第に魚を捕らえるペースが上がり出します。
午後3時半、“終了〜!”のコーチの声に、川を上がった子ども達のあとに残された水の中には、すっかりと取り尽くされ、魚はほとんど残っていませんでした。しかし、一番川下のグループのちびっ子達だけは、上流の、他のグループの泥が流れ込んできたため、ほとんど魚を見つけることが出来ず、ブーイングがあがっていましたが、それでも、川の中で魚を追いかけて遊べたことには満足できたようで、納得顔でみんなと一緒にバスに乗り込み、一路、今夜の宿泊先、「蕪水亭」と「のとや」のある古川町へと向かいました。
「飛騨古川駅」前でバスを降りると、古い町並みの雰囲気を味わいながら歩いて宿に到着。いささか疲れた顔で、宿のご主人たちに挨拶を済ませると、荷物の片づけも早々に、ちびっ子達はお風呂へと直行しました。
夕方からは、「蕪水亭」裏の、川べりの広場での夕食です。入浴後の、旅館の周りの散歩を終えて到着したちびっ子達を待っていたのは、ご主人自らが選んだという、極上の飛騨牛の串焼きでした。それまではくたびれた顔をしていた子供達も、食欲をそそる、おいしい香りにすっかり元気を取り戻し、口の周りに肉汁が付くのも気にせず、夢中で、美味しそうに串にかぶりついていました。
昼間の蒸し暑さは名古屋とあまり変わらず、厳しいものでしたが、日が落ちてからの気温はさすが飛騨古川、と思わせる程下がって涼しくなり、ちびっ子達もコーチ陣も食が進み、串焼きや焼きそばに何度も列を作っていました。
食事を済ませ、後かたづけを終える頃には、太陽も西の山の向こうに隠れ、とっぷりと日も暮れ、いよいよ楽しみにしていた花火大会の時間となりました。順番に並んで、コーチから受け取った花火に、ライターで神妙な顔をしながら火を付けて貰うと、怒られながらも、嬉しそうに花火を振り回して、楽しんでいました。
最後、打ち上げ花火が何度か上がって大喜びすると、この日のメニューは全て終了となりました。ちびっ子達は各自部屋へと戻ってゆき、就寝の時間です。しかし、花火ですっかり興奮してしまったちびっ子達は、なかなか寝付けないようで、あちこちの部屋から嬌声が上がっていましたが、コーチ陣が部屋に入って、一喝した後は、どこもかしこもすっかり静かになり、ようやく床についた様子でした。コーチの皆さん、お疲れさまでした。明日も頑張りましょ〜う!