7/31(土):練習試合「vs中京大」の模様
◆練習試合:vs中京大(45分×2)

7月31日(土)、午前9時30分から中京大学との練習試合が行われましたのでお伝えいたします。

台風の影響からか、時折太陽が顔を出したかと思うと、一瞬で雲が上空を覆って激しい雨が降り始めると言う、不安定な天候の中で行われた今日の練習試合。しかし、ネルシーニョ監督の中では、今度の8月5日(木)に瑞穂陸上で行われる、セリエA・レジーナとの試合に向けてのメンバー選びの重要な試合と言うこともあって、1本目・先発メンバーはFWのウェズレイ・マルケスを除き、ほぼベストの布陣を出場させるという豪華さだ。しかし、そんな監督の思惑をよそに、蒸し暑い中、時折降る雨を気にすることなく、選手達はウォーミングアップに忙しい。

+++45分:1本目+++
キックオフを待ちかねたように突如、降り出した強い雨の中、前半は名古屋のボールで、時間通り、9時30分より始まった。

先発は、GK川島、DF海本(幸)・井川・古賀・中谷、MF中村・クライトン・吉村・大野、FWジョルジーニョ・平林と言う布陣だ。

2分、クライトンが中盤でボールを受けると、前が空いていたこともあり、自ら持ち上げると、縦にジョルジーニョジーへとパスを出して行く。これを右に開いていた平林へとはたいていったが、ボールはタッチを割ってしまい届かず。
4分、海本(幸)が右の前線へと長いボールを出して行くと、中村がこれに追いつき、ゴール前に折り返して行くが、相手GKの正面だった。
6分、今度は、海本の縦のDFの裏を狙ったボールにジョルジーニョが抜け出すが、惜しくもオフサイド。
7分、中央をドリブルで仕掛けていった大野が平林に当ててさらにDFの裏へと飛び出していったが、平林からのボールはDFにカットされてしまう。
10分、左のスペースに出た大野の長いボールに追いついた中谷がゴール前へと折り返して行くと、コースに入ったDFの足に当たりCKに。左からのCKはジョルジーニョが短く出したボールを大野が放り込んで行くと、上がっていた古賀がヘディングシュート。しかし、ボールは惜しくもクロスバーの上へ。
12分、左から大野が相手DFの足下を抜くボールを入れて行くと、ジョルジーニョがワンタッチで流したところに中谷が抜け出そうと試みるが、ボールはDFに先にカットされてしまった。
15分、ジョルジーニョがドリブルで中央を上がって行くと、左の前線のスペースに長いボールを出して大野を走らせる。これに何とか追いついてゴール前へと早いクロスを入れて行くが、惜しくも味方が届く前に相手DFに弾かれてしまった。
16分 、中京大(54)が右サイドを早いドリブルで上がってくると、ゴール前にグラウンダーのボールを入れてくる。しかし、この危ない場面は、相手FWの前に井川が体を先に入れ、倒されながらもクリアし、チームのピンチを救う。
17分、左からの中京大のCK。中京大(45)が早いボールを蹴ってきたが、そのままゴールラインを割り、サイドネットを揺らす。
19分、クライトンの縦のボールに追いついた中村が中へと流し込んで行くと、ニアサイドにジョルジーニョが飛び込んでゆくが、惜しくも右に外してしまう。
24分、自陣入ってすぐ右寄りの位置での中京大のFK。中京大(83)が長いボールを入れてこようとしたが、そのままボールはクロスバーの上に抜けてしまう。

28分、海本(幸)のタッチ沿いの長いボールを拾った中村が、そのまま中へと切れ込んで持ちこみ、左足でシュートを狙っていったが、ボールはポストの右に外れてしまう。
31分、海本(幸)の中へのボールを受けたクライトンが持ち込んで右足で強烈なシュートを放って行くが、これはクロスバーの上へ。
33分、右サイドの海本(幸)が相手ゴール前へ浮き球を放り込むと、相手DFが弾いたこぼれ球を大野が詰めてゆくが、体勢を崩して上手く蹴ることが出来ず、ボールは枠の外へ。
37分、右サイドで足下のボールを相手DFと競り合いながらも上手くかわして中へと入って行くと、左から詰めた大野にパスを出す。これを左足でシュートに行くが、ポストの右に外してしまい、決めることができなかった。
40分、海本(幸)の右からのアーリークロスに、平林がタイミング良くゴール前へと飛び込んで行くが、その前に立ち塞がった相手DFにボールをカットされてしまった。

42分、中央でボールを持った中村が縦のスペースにボールを出すと、ジョルジーニョが上手く抜け出して行くが、追いついてきたDFにボールをカットされてしまう。
44分、左サイドのスペースへのボールを拾った大野が早いクロスをゴール前へ放り込んで行くと、右から勢いよく飛び込んで来た海本(幸)が右足でダイレクトに合わせて押し込もうとしたが、ボールは枠の僅か外に抜けてしまい、このチャンスを逃してしまう。
ロスタイム、前半終了間際から再び降り出した強い雨のため、芝がッスリッピーになり、ボールコントロールに両チームの選手とも手こずり、落ち着かない状態のまま終了を迎えてしまう。豪華な先発陣で臨んだ前半だったが、今ひとつ攻撃のバリエーションに物足りなさを感じさせたまま進んでしまった前半の内容だったと言えるだろう。
+++45分:2本目+++
エンド入れ替わって、中京大のボールで試合再開。
名古屋はメンバー全員を入れ替えて、後半戦に臨んだ。

メンバー交代:
OUT・GK川島、DF海本(幸)・井川・古賀・中谷、MF中村・クライトン・吉村・大野、FWジョルジーニョ・平林
IN・GK本田、DF角田・秋田・諸江・藤田、MF岡山・鄭 容臺・西川・北村、FW豊田・氏原

2分、早速、ボールを持って左サイドを上がった藤田のゴール前へのクロスは、相手GKが直接キャッチしてしまう。
【得点:名古屋:1−0:中京大】
3分、またしても左を持ち上がった藤田がゴール前へと入れて行くと、これをゴール前に詰めていった氏原が崩れながらも上手く相手ゴールへ流し込み、見事、先制点を決める。
5分、左からの中京大のCK。中京大(45)の上げてきたボールは大きく反対へ流れて行く。
7分、右サイドを上がってきた角田の中へ流し込んできたボールを受けた豊田。ゴール正面だったことで慌てたのかトラップミスを犯してしてしまう。
9分、中央で縦パスを受けた鄭 容臺が相手DFの足下を狙ってスルーパスを入れていったが、誰もこれは反応できず、相手ボールとなってしまう。

【得点:名古屋:2−0:中京大】
12分、中央から左に流れた岡山がペナルティエリアすぐ外から入れたボールを、またしても氏原が相手DFと競りあって崩されながらもボールを流し込み、この日2点目となるゴールを決める。
14分、左サイドを上がってきた藤田がためて追い越して行く氏原にあわせて縦パスを出してゆくが、これはタイミングが悪く、オフサイドを取られてしまう。
16分、中央をドリブルで鄭 容臺が上がって行くと、左に上がってくる藤田に展開。このボールを右に持ち替えてゴール前に上げてゆくが、これは相手GKが飛び出してキャッチしてしまう。
【失点:名古屋:2−1:中京大】
19分、エリア内でのファウルを取られ、中京大にPKを与えてしまう。中京大(23)の蹴ったボールを判断良く飛んだ本田が、一旦は弾いて行くが、こぼれ球を押し込まれてしまい、2−1とされる。
【得点:名古屋:3−1:中京大】
21分、相手DFの縦に出そうとしたボールを詰めていった角田が体に当てると、このボールがそのままポジションを前に取っていた相手GKの頭を越え、ゴールマウスの中へと吸い込まれ、ラッキーな3点目が決まる。

23分、名古屋メンバー交代:諸江・西川→深津・滝澤。
【得点:名古屋:4−1:中京大】
25分、左からのCKのチャンス。藤田の大きく落ちて曲がるボールに上がっていた秋田がドンピシャリで頭で合わせて、ゴールに叩き込み、3−1と再び中京大を突き放して行く。
28分、上がってきた滝澤がニアへ早いボールを入れて行くが、相手DFがこれをカットしてしまうが、CKを得る。今度も藤田が曲がるボールを蹴って行くと、今度は氏原がヘディングシュートに行ったが、タイミングが上手く合わず、軽く触れたボールはポストの右に外れてしまう。
31分、楔に入ったボールを豊田が縦に出して行こうとしたが、相手DFに弾かれてしまう。両サイドにフリーの選手がいただけに、もったいない場面だった。
33分、右に上がっていった鄭 容臺に出たボールを中へと戻すと、ついてきた角田がこれを受けて中へと切れ込んで行くが、トラップが流れたところを寄せてきた相手DFに奪われてしまう。
35分、左サイドを上がってきた滝澤が追い抜いていった藤田にあわせて縦に出して行く。これをマイナスで折り返したボールに岡山がニアで詰めてシュートに行くが、体勢を崩してのシュートのため、クロスバーの上に外してしまう。
38分、本田からのフィードを氏原が競り勝って落とすと、豊田がこれを拾ってDFの裏へ出して行くが、左から入ってきた滝澤にはタイミングが合わず。
40分、自陣右やや入った位置での中京大のFK。中京大(60)がゴール前に入れてきたボールは秋田が気迫十分のヘディングで大きく弾き出して行く。
43分、左から滝澤が中へと切れ込んでくると、中央でドリブルで持ち込んだ岡山がDFの間を狙ってスルーパスを出して行くが、僅かにタイミングが悪く、オフサイドになってしまう。
44分、左サイドをドリブルで持ち上がってきた滝澤がゴール前へと放り込んで行くと、これに豊田が詰めて行くが惜しくもDFがコースに入ってしまいカットされてしまう。右からのCKのチャンス。藤田がゴール正面へと入れて行ったボールはDFがクリアしてしまう。
ロスタイム1、左からの中京大のCK。中京大(45)が入れてきたボールは秋田が頭で大きく弾き返し、このプレーが最後となり、主審の、試合終了を告げる長い笛がトヨタスポーツセンター第2グラウンドに鳴り響く。前半とうって変わって、中盤でのボール回しも良く、攻撃にかける人数も多く、終始、試合の主導権を持ち続けた名古屋の貫禄勝ちといえる内容の試合といえよう。最後まで応援ありがとうございました。