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9時30分にホテルを出発した選手達を載せたバスが練習場に到着したが、さすがにどの選手の足取りも重く、その表情には疲れが隠せない様子だ。今日は練習生がもう1人加わり、4名の参加となった。(辻尾真二(17):FW 初芝橋本高校) |
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10時〜:
軽いウォーミングアップを兼ねたボール回しを終えると、早速、フィジカルを中心としたメニューで練習がスタート。初めは2班に分かれて、ピッチに立てたポールを、ステップワークで交互に抜けてゆく。
A班:藤本・ヨンデ・原・深津・平林・森・葛谷・渡辺・辻尾・秋田
B班:岡山・ヴァスティッチ・古賀・大森・海本(弟)・富永(英)・藤田・吉村・中村・酒井・ウェズレイ |
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10時10分〜:
半面ずつに分かれてのパス回し。功守で組ませ、サイドの選手を意識的に使わせる等、明日の練習試合を踏まえ、戦術をしっかりと、叩き込ませようという事が狙いのよう。 |
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10時30分〜:
今度は、GKを入れ2対1でのパス回しからシュートまでを練習。ここでもポジショニングや、相手との距離などについて、幾度と無く、大きな声でコーチングしながら、何度も繰り返しプレイを覚え込ませようとしていた。 |
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11時10分〜:
2班に分け、それぞれ功守に分かれて、半面を使ってのパス回しの練習。
A班:楢崎・海本(弟)・古賀・大森・渡辺・中村・吉村・酒井・藤本・ヴァスティッチ・ウェズレイ
B班:本田・深津・ヨンデ・富永(英)・平林・森・秋田・葛谷・原・辻尾
この時も、監督は攻撃の選手に対しては、ボールのサイドへの振り分け、その時の動き出しやポジショニングに対し、何度も細かくチェックを入れていた。また、途中のミーティングもいつになく念入りに行うなど、力の入れ方がこれまでとは全くといって良いほど違っている。FK・CKも左右から何度も、時間をかけて行い、ゴール前でのポジショニングに、再三、気を使っていた。 |
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11時50分〜:
グラウンドの隅に用意されたコーンやミニハードルを使い、フィジカル強化を目的とした、筋トレを実施。明日の練習試合を前に、出来るだけ負荷をかけておいて、午後と明日の午前を休養を取らせようという狙いだろう。しかし、今日の連取開始の時点で、選手達の疲れはピークだったようで、最後まで思ったほど体の切れもなく、声もほとんど出ていなかった。約10分をかけて、みっちりと行った後は、軽いジョギングでグランドを1周させ、マットを使ってストレッチングを行って終了となった。解散後は、普段であればほとんどの選手が着替えて帰る準備をするか、居残ってボールを蹴ったりしていたが、さすがに今日ばかりは残って、ドクターにマッサージを個別に受ける選手も目立ち、今日の練習内容の厳しさが伺えた。海本(兄)・滝澤はこの日も別メニューのままで練習を終えた。途中、顔を見せた富永(康)も、軽いトレーニングのみで、藤田も、最後はメインの練習から外れ、別メニュー組に加わっての練習となった。明日の練習試合:大塚製薬戦は、今回の和歌山強化キャンプの総決算ともいえるだけに、どんな内容を見せてくれるかとても楽しみだ。その為にも、これから明日の午前までの間は、じっくりと休養を取って、明日の練習試合に備えて欲しい。 |
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〜練習終了後インタビュー〜
ベルデニック監督:
Q.今日の練習終了後、選手には何と話したのか?
A.今日のトレーニングが長くなったことについては、準備期なのであえて負荷をかけた、と伝えた。
Q.明日の練習試合については?
A.怪我人が多いので、ケガをしていない、今、調子の良い選手を基本として使うつもり。
Q.メンバーは決まっているのか?
A.17名くらいの中から使う選手を考えている。最初の70分は、ケガの選手が出ない限りは同じメンバーで行き、残り20分くらいからいろいろ試したい。
Q.キャンプ最後の試合となるが?
A.フィジカル面及び、戦術的な成果を見たい。しかし、疲れもピークにきていることと、まだ準備期間中ということを考えると、ミスは目立つだろうとは思う。
大森選手:
Q.今日の練習の中で、もっと相手との距離を意識しろと監督がいっていたが?
A.(新しい戦術が)前に選手が上がってしまうので、その為、どうしても中盤に人が足りなくなってしまい、縦に長い状態になってしまう。その辺のケアがなかなか難しい。
Q.チームの雰囲気は?
A.みんな謙虚に、がんばっていると思う。ただ(チームの雰囲気は)、監督が作ってくれるものなので、プロとして自覚を持ってやればよいと思う。
Q.個人的な、今年の目標は?
A.精神的にも、フィジカル的にももっと強くなって行きたい。
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