朝9時過ぎに名古屋を出発、新幹線・JRと乗り継いで12時半過ぎにホテルに到着する。地元幼稚園児を含めた、多くの人たちの温かい歓迎に出迎えられました。山口慶及び新人5人はこの日は欠席となりました。そして、中谷は左膝半月板の損傷のための手術(復帰まで約12週間)で、平岡(靖)は右足首の軟骨除去の手術(復帰まで約8週間)のため今回のキャンプには、残念ながら参加できませんでした。
 ホテルロビーでは簡単なセレモニーが行われ、和歌山県の代表として県出納長の大平勝之氏の挨拶の後、ベルデニック監督が出迎えてくれた人たちにお礼を述べた後、キャンプにかける熱い意気込みを語りました。
 その後、訪れたなぐさ幼稚園の園児たち約60名による歌と演奏が始まると、いささか緊張気味だったロビー内に響き渡るかわいい声に選手たちの顔にも、この時ばかりは笑顔が溢れていました。

 シーズン開幕まで2ヶ月を切った中、今回の和歌山でのキャンプで本格的な練習を取り組むと言ってもよいだけに、期待して見守ってゆきたい。(後半)午後3時半にホテルを出発。約15分の道程で練習グランドに到着。南紀とはいえ、今日は全国的に冷え込み、冷たい風の中での練習突入に。練習開始に先駆け、早速、移動で固まった体をほぐそうと小グループに分かれた選手たちは、肩慣らしならぬ足慣らしを始めました。
 しかし、中村と海本(兄)は左足の怪我のため、大事をとってこの日はリハビリに、パナは風邪のため練習には顔を出しませんでした。練習では、柔軟を中心にサーキットトレーニングを行い、その後、改めてグループに分かれて、円陣を組んでのパス回しを実施しました。
 4時半からは、GK陣とフィールドプレーヤ陣とに分かれての練習となり、フィールドプレーヤ陣はピッチ反面を使ってのミニゲームを行うなど、初日から全開、という雰囲気でした。GK陣は伊藤新コーチの下、たっぷりと体を動かしていました。5時過ぎからは、心拍計をつけてのインターバル走を行うなど、まさに気合い充分の練習といえました。これからが楽しみな雰囲気です。

〜練習後の監督インタビューより〜
 Q:施設については?
A:非常に印象はよいです。気候も良いですし、グラウンドも綺麗で芝生も良く、気に入っています。
 Q:今回のキャンプのねらいは?
A:これまでより負荷の高い練習を行いたいし、練習試合もあるので、チーム全体の成熟を図りたい。
 Q:今回のキャンプでどこまで仕上げてゆくのか?
A:キャンプを終えても一ヶ月近くあるので、戦術面という意味では難しいが、フィジカル面ではできる限り上げてゆきたい。
 Q:新しい選手が多いが?
A:練習だけでは判断が難しい、やはり試合を見ていって(起用については)判断してゆきたい。
 Q:怪我の選手が何人かいるが?
A:確かに、この時期は気候も変わりやすく、そういった選手もいるが、全体的に見れば昨年と比べ、怪我の選手は少ないはずだ。