8月5日(火):その1
 午前6時、ちびっ子達の大きな足音で目が覚める。相変わらず元気です。今日も朝から前回のようですね。
7時、昨日に引き続いて朝の散歩に出発します。昨晩遅くからの、古川の町を濡らした雨のお陰で、思ったほどの暑さもなく、心地よい朝の空気を吸いながらの、快適な散歩となりました。
8時、旅館へと戻ると、早速朝食です。“昨日の夜から、何も食べてないよ〜!”と当たり前の文句を言う子も居ましたが、皆お腹が空いていたようで、おしゃべりも早々に、直ぐに食べ始めました。この日のメニューは、はんぺんとキンピラ、キュウリとシラスの和え物、ホウレン草と卵の炒め物にウインナー、シジミのおみそ汁、そしてデザートはヨーグルトでした。
 その後は、食事の後かたづけをして、部屋に戻って出発の準備です。昨日と違い、今日は上手く布団も片づけられたようです。
 9時、いよいよお世話になった旅館“蕪水亭“ともお別れです。ご主人たちへの挨拶を済ませると、この日も歩いて、古川の町中を抜け、飛騨古川駅へと移動しました。
 9時30分、飛騨古川駅前で待つバスに分乗、直ぐにトレーニング・グラウンドのある杉崎公園へと向かいました。
昨日とはうってかわって、この時間は、まだ雲が上空に厚くたれ込めており、日差しも強くなく、気温もまだそれ程高くありません。ちびっ子達にとっては、サマーキャンプの最後を飾るに相応しい、快適な1日となりそうです。
 試合前には、軽いウォーミングアップを兼ねて、各校に分かれボールを使った練習メニューをいくつかこなします。10時を回って、徐々に暑くなり始め、10分ほどの練習を終えただけで、汗だくとなったちびっ子達は、水分補給に余念がありませんでした。

そして、いよいよ5校総当たりによるトーナメント戦が始まりました。練習では辛そうな顔をしていたちびっ子達でしたが、ゲームになると元気を取り戻し、真剣な表情でボールを追いかけ始めました。