 |
◆6月16日(月) |
午前練習:
9時〜
いよいよ古川キャンプも今日で最終日。選手達がグランドへ集まり出してきた。
・大森、パナ、古賀、富永英、海本慶、ヨンデ、藤田、森、深津、ウェズレイ、原、氏原、岡山、中村、吉村、藤本、酒井、中谷、海本幸、原田、平林、秋葉、前田、広野 |
 |
 |
選手達の顔には、ハードなトレーニングからの疲れと、しかしながら、充実した内容のキャンプを行えた自信とが見て取れた。
|
 |
 |
9時15分〜
3班に分かれて、細かいパス回しによるアップを行う。「最後だ、元気出していこう」と、松山コーチのかけ声に、選手達は大声でかえすなど、気持ちでの面では最後まで切れていないようだ。 |
 |
 |
9時30分〜
ミニハードルを使った下半身のトレーニングを行う。複雑なステップをパナや藤本が見本として行うと、他の選手達は「ティーチャー、ティーチャー」とはやしたて、拍手喝采を浴びていた。 |
 |
 |
の後、ハードルを大きな物に変更してのトレーニング。「昨日は実質45分程度しか動いていないため、最終日とはいえ、今日もしっかりとしたトレーニングを行う」と監督の言葉通り、しっかりとしたトレーニングが続く。 |
 |
 |
9時50分〜
フィールド全体を使った実戦形式の練習へ。
・広野、大森、海本慶、富永英、中村、吉村、酒井、原田、藤本、原、ウェズレイ
・伊藤GKコーチ、深津、藤田、海本幸、ヨンデ、森、岡山、前田(中谷)、秋葉、氏原、平林
約10分のミーティングを行い、主に攻撃の形に重きを置いたミニゲーム。中盤の中村、酒井がFW陣を飛び越し、大声でボールを要求している場面が特に目立っていた。 |
 |
 |
主力組が決定的なシュートを放つも、サブ組に入った伊藤GKコーチがスーパーセーブで防ぐ場面も。まだまだ現役でいけるのでは? |
 |
 |
また、ディフェンスラインからのコーチングにとまどった場面では、練習を止め、大森、藤本、原、ウェズレイの4選手で真剣に話し合う場面も。こういった細かな話し合いが、現在のグランパスの好調な組織的守備を成り立たせている。
11時〜
最後にセットプレーの練習を行う。セットからのクロスにあわせるのはもちろん、各種トリックプレーもタメしていたようだ。 |
 |
 |
11時10分
グランドを軽くランニングで1周して、トレーニング終了。1週間にわたる飛騨古川での強化キャンプもこれで終了となった。 |
 |
 |
11時30分
と思いきや、ウェズレイ、原、藤本、氏原の4人が居残りでのシュート練習。サイドから、酒井、海本幸、ヨンデの上げるクロスに、ダイレクトでヘディングやボレーを放っていた。昨日の練習試合でオーバーヘッドでのゴールを決めた氏原選手の目の前で、藤本選手が果敢にオーバーヘッドに挑戦。クロスバーの上を超えていってしまったが、アクロバットな動きに、近くで見ていたウェズレイ、原両選手も喜んでいました。 |
|
ベルデニック監督:
Q.今回のキャンプを通しての総括を。
ポジティブな評価をできる。選手間のコミュニケーションも多く、モチベーションが高く、学ぼうという姿勢が出ていた。フィジカル的にも戦術的にも高い物を要求できた。
Q.練習試合の3試合を通しては?
選手達が伸びてきている。個人としてのプレーでは無く、基本は組織としてのプレーが重要。個の能力ではなく組織として攻めることで、相手チームは予測することが困難になる。もっとも難しいことはトリックプレーであり、それが出来るようになれば、より高いクオリティに近づいたことになる。プレーとは、全選手がコミュニケーションから、同時に動き出し、その中でベストな選択を行っていく物である。それが出来るようになれば、相手は止めることが困難になる。例えば2つしか得点パターンが無ければ、相手によまれ、簡単に止められてしまう。同時に守備も重要で、組織的にボールを奪って攻撃していかないといけない。磐田、市原、鹿島、横浜といったチームは現在それが出来ている。磐田、鹿島が優勝をしているのは、個人の能力ではなく組織として戦っているからである。もちろん、そういう状況で、個人で決定的な仕事をするわけですが、やはり集団としての強さが結果をもたらすものである。
組織的なチームという物は1日で出来るものではなく、1年半かかって今のレベルまで来ている。同時に、選手を見極めていくことも重要である。将来を見据えて、若手も使っていくということも重要である。
Q.リーグ再開に向けての課題は?
さらに積み上げをしていく。これからは強度という物をもとめていく。。そのために、フィジカル的にももう少し負荷をかけていき、同時に、各ポジションごとの必要なトレーニングも行っていく。 |
|
大森選手:
Q.再開に向けて良い雰囲気作りができたのでは?
まず個人的な部分では、ケガをしないことが重要だった。ケガせず、最後まで休まず続けることがチームにとっても重要。何人かはケガ人が出たが、それほど大きなケガではなく、経験のある選手達は休みをうまく使って次の日に望めていた。コンフェデが終わって正剛も戻ってくればさらにチームが締まると思うし、楽しみだ。
Q.チームとして戦う姿勢が見えていましたが?
相手がどうあれ、当たり前の事をやろうとする選手が集まっていることが良かった。手を抜く選手もいなく、良い雰囲気。
Q.得点の形を作ることに徹底していたようですが?
監督自身、キャンプ前からずっとそのことをミーティングで話してきていましたし、監督がそういうチームを作ってくれているんで、みんながしっかりやれて良かった。 |
|
中村選手:
Q.声が良く出ていたようですが?
意識的に、疲れているときは声を出してプレーした方が集中できる。
Q.チーム全体の雰囲気が良かったようですが?
試合に入る雰囲気も良く、みんなでやるという意識も高く、チームの雰囲気はすごく良い。
Q.収穫があるキャンプだったのでは?
みんなのイメージが1つになった。自分たちがやろうと言うことが形になってきたなと感じた。
|