8月14日(木):練習の模様
 午後3時、冷たく、そして激しく降りしきる雨の中での練習開始となった、我らが名古屋グランパスの選手たち。
 最初に屋内で軽くストレッチングでウォーミングアップを行った後、昨日の鹿島戦の先発メンバーは、クールダウンの為、グランドの周りをランニング。控え、及び、今回のメンバーに帯同してきた選手たち(本田、原、原田、中村、酒井、ヨンデ、片桐)は、半面を使って、ダッシュ、シュート練習等を行う。昨日の鹿島戦の結果がよほど悔しかったようで、選手たちは、皆表情も厳しく、笑顔を見せる選手もなく、いささか張りつめた雰囲気の中で練習が行われていた。
 しかし、そんな中で、U-22代表の遠征から帰ってきた原が一人際だって、元気に練習に取り組んでいた。クロスボールにあわせるシュート練習でも何本か頭でファインゴールを決め、今回の遠征で2得点を挙げたこともあってか、気持ちも体も、共に調子の良いことを伺わせる。

 3時45分、先発組はランニングを終えると、体を冷やさぬよう屋内に戻ってストレッチングを行って、今日の練習は終了となった。
 何パターンかのシュート練習をこなしたあと、屋内に戻って、午後4時、控え組の練習も終了。今日の様な雨の中では、気温も低く、選手たちも体温を奪われやすく、長い練習を行うことも出来ないと言うことで、簡単なメニューでの練習日となった。明日は、土曜に控えた鹿島との、今度は2nd開幕戦があるだけに、戦術的なメニューも行われそうだ。ネルシーニョ監督も含め、選手たちには昨日の悔しさをバネに、土曜日の試合は、鹿島を絶対に返り討ちにして欲しい。


練習終了後インタビュー
藤本選手:
Q.監督が代わって意識は変わった?

3人で前で何かやってやろうという気持ちは多かった。(昨日は)横パスが多かったので、縦パスをもっと増やせばもっと良くなると思った。意識的には変わったと思う。
Q.4−4−2の布陣で臨んだことには?
サイドバックの選手、特に海本(弟)の方のサイドが、もう少し前の方で球をもてるよう出来たらと思った。中谷についてはボールを持てる選手だと思うので心配してなかった。人数的には問題ないと思うが、動きとかの決まり事がなかったので、うまくかみ合わなかったと思う。
Q.(昨日の)後半の内容については?
前半はうまくプレーできていたので、セットプレーで失点をしたことがメンタル面で影響が大きかった。そんなに崩されている場面もなかったので、気持ちも高く、もっと良いゲームが出来たと思っている。
Q.明日の練習については?
次の試合までに決めごとを作ったり、バリエーションを増やすことは難しいと思うが、出来る限り、縦パスを出す意識を増やすなど、修正できる点をいくつか直してゆきたい。
原選手:
Q.昨日の試合を見て?

前半はボールもキープ出来ていて良かった。しかし、先取点をとることが出来ないと昨日のような試合になり得る、サッカーの怖さを見た。
Q.ネルシーニョ監督と話は?
合流の際に、挨拶ていどに話をした。
Q.新しい体制になったが、ポジション争いなどについては?
体の調子も良いし、アピールしていきたい。レギュラーで試合に出ることが出来れば、チームの為に貢献していきたい。