ネルシーニョ新監督・来日記者会見の模様
いつも名古屋グランパスエイト・公式ホームページをご覧いただきありがとうございます。
8月10日(日)、ネルシーニョ新監督の来日、及び就任記者会見が行われましたので、その模様をお伝えいたします。
午後1時過ぎ、ネルシーニョ新監督を乗せた飛行機が、定刻どおり名古屋空港へ到着。
ブラジルからヨーロッパ、成田と経由しての長旅に疲れを見せることもなく、出迎えた報道陣や、クラブからの花束贈呈に笑顔でこたえていました。突如現れたテレビカメラや報道陣に、お盆の多客期ということもあり多くの人で溢れる国内線・到着ロビーは、騒然となりました。
氏 名
ネルシーニョ[NELSON BAPTISTA JUNIOR(NELSINHO)]
国 籍
ブラジル(カンピーナス市出身)
生年月日
1950年7月22日生(53才)
<監督経歴>
1985年〜 インテルナシオナル(ブラジル)、スポルティングバラキラ(コロンビア)
コリンチャンス(ブラジル)、アルヒラル(サウジアラビア)監督
※1990年コリンチャンスでブラジル全国選手権優勝
1995年〜 1996年ヴェルディ川崎監督
※1994年7月〜ヴェルディ川崎コーチ
※1994年Jリーグ年間優勝、1994・1995年NICSシリーズ優勝、1994年ナビスコカップ優勝
1996年〜 コリンチァンス、クルゼイロ、サンパウロFC(ブラジル)、コロコロ(チリ)
フラメンゴ、サンカエタノ(ブラジル)監督
※1997年クルゼイロでリベルタドーレス杯優勝(南米クラブ選手権)、トヨタカップ出場
※2001年サンパウロFCでチャンピオンズカップ準優勝
※2003年フラメンゴでブラジル杯準優勝
ネルシーニョ新監督・来日記者会見
最初に、日本のサッカーに戻ってきたことを非常にうれしく思う。95年、96年と私は日本で良い結果を残すことが出来た。それからも私は経験を積み、今回はもっと良い結果が残せると思っている。
これからは名古屋で献身的な仕事をし、良い結果を残したい。
Q.グランパスエイトの指揮を執ると言うことで、最初に考えたことは?
先にも話したが、日本サッカーに復帰したいと思っていて、そこへちょうど名古屋からのオファーがあった。クラブ念願のタイトルを獲得するという使命を与えられて来たと思っている。
Q.タイトル獲得のために目指すサッカーとは?
まず、戦術的にバランスのとれたチーム作りをし、そのうえで、選手個々に自分たちが何をするべきかという役割分担をはっきりさせたい。さらに、選手達には喜びをもってゲームに挑んでもらいたい。選手個人の個性をいかすことも大切である。
Q.クラブが優勝するために1番大切なことは?
まずは、グループの、チームのなかで選手の個性をいかす戦術プランが大切。その戦術プランを選手に浸透させたうえで選手の頑張りがあって、優勝が可能である。
Q.日本では2度目の監督ですが、前回と今回で、戦術的あるいは精神的な面での違いは?
先にも話しましたが、前回よりも経験を積んできたことにより、自信がある。日本サッカーのことについても、離れている時にも研究してきた。前回よりも日本のサッカーを理解している。ブラジルでもプロとして成功し、成功者として今回招待されたことを喜んでいる。
Q.日本を離れて7年間、その間に日本サッカーは具体的にどう変わったと考えますか?
テクニック面で格段の成長があった。若い選手にも才能豊かな選手が増えている。それは、海外で活躍する日本人選手の数を観ても明かである。
Q.サポーターへ一言。
シーズン中の就任と言うことで、これから先、簡単にはいかないと思っている。しかし、我々や選手達の努力により、シーズンが終了した際には喜びの声をあげたい。
会見後ネルシーニョ監督は、さっそくトヨタスポーツセンターでのチーム練習に合流。長旅による疲れも見せず、自信に溢れたオーラが選手達に伝われば、2ndステージでの快進撃も期待できるのではないでしょうか。
なお、この日の会見模様すべては、
『赤鯱サイト』
にて近日中に配信する予定です。