練習試合:vs中京大学
6月28日・トヨタスポーツセンター

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6月28日18時より行われた、中京大学との練習試合(45分×2本)の模様について、お知らせいたします。

まさに梅雨と言った感のある、天候のこの日。朝から断続的に降り続く霧雨でうっすらと霞んだ中での開催となった中京大学との練習試合。来週7月2日に行われるナビスコ杯を想定して組んだ今日の先発メンバー。DFにはパナが、左サイドには滝澤が戻り好材料だが、古賀と中村が累積警告のため出場出来ないことで、苦しい状況は否めない。しかし、先日の練習試合後、新外国人・マルケスが間に合いそうと言うことで、是非、出場させたいと言っていたベルデニック監督。今日のどのタイミングで使ってくれるのか、楽しみだ。

1本目

メンバー
ウェズレイ    原
藤本
滝澤           酒井
原田  山口
海本(兄)  パナ   大森

本田

キックオフ直前になって雨もようやく収まり、応援に訪れたサポータも傘を置いての観戦となった。前半は左から右に攻め込む名古屋。

2分、滝澤からの縦のボールにウェズレイがDFの裏に抜けてもらいに行くと、このボールをライン角度のない位置からから左足でシュート。しかし、これは左サイドのネットの外へ。
3分、相手左サイド深く滝澤がえぐって行くと、ゴール前にクロスを入れて行くが、これは相手GKがキャッチしてしまう。
6分、原が相手陣内深い位置でドリブルで仕掛けようとして倒されるが、これはファウルを貰えず。
8分、酒井がドリブルで右サイドを上がって行くと、折り返して行こうとしたが、詰めてきた相手DFに足でカットされてしまう。
【得点】9分、ウェズレイからのパスを受けた滝澤が左サイドを上がり中へと折り返すと、これに原がタイミング良く足から飛び込み、右足であわせて、まず先制。キャンプ中から再三練習していたサイドからの早いボールにあわせる、と言う形が見事実践された良い形での得点と言える。(1−0)
【得点】10分、藤本からのパスを相手ゴール正面で受けたウェズレイが落ち着いてこれを決め、2−0に。
13分、自陣からの山口の縦パスを原がDFの裏へと飛び出して受けるが、これはオフサイドの判定。
14分、自陣深く右寄りの位置での中京のFK。ゴール前へと狙ったボールは壁に当たる。こぼれたところを再度中京に拾われ、ミドルシュートを打たれるが、これは本田の正面へ。

18分、ドリブルで大森が上がって行くと、原へパスを出してゆく。これをワントラップから振り向いてシュートに行くが、惜しくも相手GKの正面だった。
【失点】19分、右サイドを崩されると、一度はDFが相手選手の足下のボールを止めるが、これがこぼれ、再度拾われると、シュートを決まられる。本田が飛んで指先に当てたもののボールは枠内へと決まってしまう。(2−1)
21分、右の酒井からのマイナス気味のグラウンダーのボールに藤本が正面に詰めて行くが、僅かに間に合わず。
24分、ウェズレイの戻したボールをダイレクトでDFの裏へと出して行くと、原が飛び出すが、シュート体制に入る前に相手DFにクリアされてしまう。
25分、右からのCKのチャンス。原田がゴール正面へ入れていったが、相手GKがパンチングで弾き出す。
30分、滝澤の縦パスを受けた藤本がマイナス気味に中に入れると、2列目から酒井が飛び込んで行くが、ボールは僅かに高く、頭の上を通過してしまう。
32分、滝澤からのボールを胸トラップで藤本に繋ぐと、藤本のDFの裏へのボールに抜け出そうとするが、これは相手DFがボールをカットしてしまう。
36分、左サイドをドリブルで上がって行く海本(兄)。相手ペナルティエリア付近まで行って、そのまま左足で果敢にシュートに行くが、枠を捕らえることはできず、ゴール左のネットの外へ。

【得点】41分、左サイドで藤本がフリーでボールを持つと、相手DFがプレッシャをかけてこないためそのままドリブルで中へと入っていって右足で思い切り振り抜いてシュートに。これを相手GKが弾き、見事決まり3−1となる。
43分、右サイドで中京の選手がボールを持つと早いボールを入れてくるが、大森がここはしっかりと相手FWにヘディングシュートに行かせ無いよう競り合うが、その前に判定はオフサイド。
ここで前半が終了。雨で濡れ滑りやすいピッチコンディションと言うこともあり、トラップミスをする場面も何度か目立ったが、練習重ねた形での得点を決めることが出来た名古屋。ここへ来て、やっと成果が現れてきたと言える。さすが、ベルデニック監督、J再開に向け、キッチリと仕上げてきたと言っても良いだろう。

2本目

メンバー
マルケス    秋葉
渡邊
中谷           岡山
ヨンデ  中村
古賀   富永   海本(弟)

広野

後半はメンバーを入れ替えてのぞむこととなった名古屋。

3分、左に上がった中谷が中央ではっていたマルケスへとパスを狙うが、これは相手DFに読まれ、ボールをカットされてしまう。
【失点】4分、中京の速攻。右からのニアへのグラウンダーのボールを一旦は富永がクリアするが、続くCKで、ゴール前へのこぼれ球を拾われてシュートを決められてしまう。開始早々、集中力がまだ途切れている時間帯を狙われてしまった。(3−2)
7分、右サイドを富永がドリブルで上がって行くと、寄せてきた相手DFを何人かかわして、最後ゴール前へ折り返しを入れて行くと、これに右に流れながら詰めていったマルケスがキッチリと合わせてゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイド。来日初ゴールでは無かった。旅の疲れからか、動きは余り良くないものの、一瞬での反応にはやはり目を見張るものがある。楽しみだ。
【得点】10分、秋葉がドリブルで仕掛けて行くと、相手ペナルティ内で倒され、PKを得る。この場面で蹴るのはマルケス。落ち着いて相手GKの動きを見てPKを決め、来日初ゴールをあっさりと決めてしまった。(4−2)
14分、左からのCKのチャンス。マルケスが切れの良い、曲がるボールを右足で蹴って行くと、富永が飛び込むが僅かにタイミングが合わず、当てるのが精一杯、これを決めることは出来なかった。
【得点】16分、右からのCK。秋葉のゴール前へのボールは弾かれるものの、これを再度拾ってゴール前へと上げてゆくと、これにヨンデが頭から飛び込み、見事ゴールを決める。(5−2)
20分、右サイドを海本(弟)が上がって行くがパスを奪われ中京に速攻を許してしまう。しかし、ここは相手のミスに助けられる。

27分、名古屋メンバー交代:中谷→森、渡邊→深津
28分、右サイドを岡山が持ち上がり、中へと折り返して行こうとするが、滑りやすい足下にバランスを崩し、ゴールラインを割ってしまう。
30分、名古屋メンバー交代:マルケス→片桐。幾度と無く、ゴール前で沸かせてくれたマルケスはここで交代となった。短い時間だったがサポーターへはアピール充分だったと言えるだろう。
31分、片桐が右サイドをドリブルで一気に駆け上がって行くと、相手DFをかわし最後ペナルティエリア近辺まで持ち込むが、トラップのボールを流し、ゴールラインを割ってしまい、シュートまで持って行くことが出来なかった。
33分、相手陣内中程真ん中よりの位置でのFKのチャンス、中村がグラウンダーのボールでゴール左に狙って蹴っていったが、ポスト左に外れてしまう。
38分、左サイド深くを片桐がキープ、上がって来た秋葉に渡すと、これを森へと繋いで行く。最後中へと切れ込んでループシュートを放つが、これはクロスバーの上へ。
【得点】42分、右からのCKのチャンス。秋葉のボールを富永が頭で競り合い、ファーサイドに流すと、詰めていた選手がこれを拾って中へと入れると、片桐が体勢を崩しながらも左足でキッチリ押し込み、追加点を決める。(6−2)
そして、残り時間、キッチリとまもり、僅かなロスタイムも危ない場面を見せることなく終了を迎えることが出来た。後半の約30分という短い出番のマルケスだったが、ゴール前でトリッキーなプレーを見せてくれたり、何度かシュートに行くなどして、随所に言い動きを見せ、その都度サポータを沸かせてくれた。来週のナビスコ杯での登場が待ち遠しい。