練習試合:vs愛知学院大学
8月28日・トヨタスポーツセンター
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本日、16時過ぎより行われました、愛知学院大学との練習試合(30分×2本)の模様について、お知らせいたします。
1本目

メンバー
片桐
藤本   中村 
原田      海本(弟)
山口  森 
深津  パナ 海本(兄)
本田

愛知学院のキックオフで試合開始。グランパスは左から右への攻め上がりで前半スタート。
控えのメンバーで組まれた練習試合だが、今回は彼らに出場機会を与え、コンディションを落とさないようにさせる、ことが狙いで行われた。そのため、いつもの控えのメンバーとは違って、“豪華な”選手が出場する、練習試合となった。長く怪我で離脱していた、パナも出場すると言うことで、訪れたサポーターもマスコミ陣も期待充分の試合となりそうだ。

開始から、前日、出場機会の無かった海本・藤本や山口らが、開始からどんどんとプレッシャーを掛け、ボールを持つやいなや攻撃参加を積極的に行っていた。

14分、左からのCKのチャンス。藤本のゴール前へのボールに上がってきた海本(兄)がヘディングシュートを見せるが、これは正面にいた相手DFにカットされてしまった。

左サイドでは、原田が再三縦への突破を見せており、今や激戦区となってきた左サイドのポジションを奪うべく、意欲的なプレーを何度か見せていた。

【得点】20分、DFの裏へのボールに藤本がタイミング良く抜け出し、GKと1対1になると、相手のポジションを見て頭越しにループシュート。そして、これが見事決まり、1−0に。この辺りは落ち着いたプレーを見せてくれ、さすがだ。
22分、左サイドに出たボールを片桐が拾うと、ドリブルで縦に上がりながら、右から詰めてきた中村に好パスをだす。これが相手GKと1対1になり、追加点が、と思われたが、片桐がオフサイドだった。
25分、パナが中央から左に上がる原田に長いパスを出すと、これを受け取りざま直ぐに早いクロスを前線に放り込んで行く。ニアで片桐、ファーサイドで中村が詰めていったが、僅かに上をボールは抜けてしまった。
27分、相手陣内中程やや左よりの位置でのFKのチャンス。原田の直接狙ったボールは相手GKの止められるが、こぼれたところに詰めて押し込もうとしたボールはGKに当たってしまう。

コンディションの心配されたパナだったが、相変わらず読みの良さを見せ相手のボールを再三カットするなど、復活の兆しが随所に現れ、復帰に向け好調なところをアピールしていた。
2本目

メンバー
秋葉  平山
渡邊 
原田       海本(弟)
山口  石田 
小寺  深津  藤田
本田

後半はエンド入れ替わり、右から左に攻め上がる名古屋のボールで試合再開。

メンバー交代:
OUT:パナ・森・片桐・中村・森・海本(兄) IN:小寺・藤田・石田※・渡邊・秋葉・平山※
※:練習生

前半と大幅にメンバーを入れ替えての試合再開。
ここまではじっと戦況を見つめていたネルシーニョ監督だったが、途中からは大声で選手にポジショニング等について指示を行っていた。

13分、中央をドリブルで上がっていった石田がペナルティエリアに入ったところで、自ら右足でシュートを放つが、これはポスト右にはずれてしまう。

途中、何度か渡邊が秋葉に当ててDFの裏に抜け出してシュートに行こうとしたが、慌てたのか、精度を欠いてしまい、相手GKに阻まれてしまう場面もあった。

20分、またしても中央をドリブル突破していった石田が、今度は左に流れて、相手DFの意表をつく、ヒールのパスを出すと、これにタイミング良く平山が詰めたところで倒され、ペナルティ直ぐ外、ゴール正面という好位置でFKを得る。原田が直接ゴール右を狙って引くボールを蹴っていったが、僅かに右にずれ、ポストに跳ね返されてしまった。
23分、中央から左に流れながら秋葉がゴール前へ折り返しを上げようとしたが、これは相手GKにキャッチされてしまう。

28分、秋葉からのパスを受けた原田が左サイドを上がっていって深い位置から、中への折り返しを狙ったが、これは寄せてきた相手DFにカットされてしまった。そして、試合は1−0のまま終了。

<試合後のネルシーニョ監督のコメント>
Q:今日のメンバーについて
今日は個人的な評価はするつもりはなく、組織的に1人1人がどういったプレーをしたかが重要。こういった練習試合は選手達を身近に知ることが出来る良い機会だと思う。

Q:パナが戻ってくることでの戦術の変更は?

彼はまだチームに復帰していないので、今は何も言うことはできない。彼には、仙台戦に向け準備させるつもりだ。その時に(古賀や大森を含め)私の起用法が分かると思う。