熊本キャンプ情報
 第3日(2月7日)

 降りしきる大粒の雨のなか、キャンプ3日目の午前練習は、予定を変更なく開始。3人1組になりゴムチューブを使った練習は見た目よりも激しさ、厳しさがあり、雨の中に白い息が激しくゆらぐ光景が 多くみうけられた。
 その後ハーフピッチを使い簡易紅白戦が行われ、午前の練習は終了した。雨はグラウンドに水たまりを多く作り、パスが読めない状況が選手の疲れをより増大させた。午後も雨は小粒になったものの、やはり降っていた。練習前、熊本市市長の差し入れを受け、キャプテン楢崎正剛は「優勝して恩返しした い」と語り、関係者から多くの拍手をいただいていた。練習はやはり水の浮いているハーフピッチを使って攻撃を中心とした戦術練習が行われた。
 昨年との大きな違いは、選手の声の大きさにある。大森柾之を中心に声を出し合い、指示を出し合う、昨年の春期キャンプには見られなかった光景である。その後アタッカーだけを集めセンターリングからの攻めの確認と新たなる指導。PK練習で午後の練習を締めくくった。
 練習の熱気に負けたのか、いつしか雨は上がって、薄日がさすまでになっていた。練習終了後はスタッフゲームで地元サッカー関係者と照明のついた水前寺競技場でおこなわれていた。本日の観客数は、午前28人、午後103人を前後して熱く見守ってくれていた。メディアは、名古屋テレビのクルーが加わり、一段と賑やかになっていた。