1/23(火)トレーニングレポート

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タイキャンプ前、最終日となる本日23(火)、チームはトヨタスポーツセンターで午前トレーニングを行いました。

10時からはじまったトレーニングではまずゴールキーパーとフィールドプレーヤーに分かれてウォーミングアップ。フィールドでは川崎トレーニングコーチの指導で入念なストレッチから、珍しい縄跳びを使ったトレーニング、パス回しなど約30分、体をしっかりと動かしました。

アップ後はゴール前でのトレーニング、守備2対攻撃3の状況で中央からサイドへと展開、そこから中へのボールに2人が飛び込むトレーニングが続けられました。途中、風間監督がプレーを止めると、中央でディフェンスの前へと入るためのポジションや動きの駆け引きなど細かく指示が出されていました。

続いてはハーフコート、10対10でのトレーニング。敵陣、自陣と想定エリアを入れ替え、マークを外しパスを受け、そして繋ぐ連続した動きが求められていました。早稲田大学から新加入の秋山選手も、昨シーズン特別指定としてプレーした自信から高い技術はもちろん、ディンフェンス裏への飛び出しなど思い切りの良いプレーを見せていました。

仕上げはサポーター席前のハーフコートでミニゲームを2本。最後はジョー選手の左足のシュートがディンフェンスにあたり浮いたボールを楢崎選手がしっかりと両腕で抑えたところでホイッスルが響き全メニューを終えました。

チームは明日、中部国際空港からタイ・チェンマイへと移動し、現地で春季一次キャンプを開始します。

風間八宏監督

─チーム始動から休みなくトレーニングを続けられ、非常に密度の濃い毎日を過ごされていますね?

選手も本当に良い準備をしてきているのと、頭の整理ができている選手がすごく多くなっています。昨年のスタートとは全く違う取り組みもできていますし、その選手たちの中で良い部分が出ています。天気も、寒かったですが大丈夫だったので、良かったと思います。

─新加入の選手も早い順応を見せていますね?

順応は早いと思うし、それなりの選手が来ています。すごく良い感じで、スムーズに(チームに)入っていると思います。

─明日からは暖かいタイでのトレーニングとなりますが、その気候の下で考えている強化はあるのでしょうか?

まず私のふくらはぎの肉離れを治したい(笑)。昨年暮れに、家で息子たちと走って痛め、今はもうほぼ良い状態ですが、選手にデモンストレーションができないので(笑)。(チームとしては)ゲームも入ってくるので、いろんな選手で良いハーモニーを醸し出せるように試したい、それが一番の目的です。

─昨年のキャンプに比べ練習試合の回数が増えています。これは監督からの意向なのでしょうか?

もちろんそうです。去年もトレーニングと試合をしましたが、去年はまだまだ頭が揃っていない状態でしたし、基礎の基礎となるトレーニングをする時間を増やさないと試合はとてもじゃないけどできない状態でした。今はある程度頭が揃ってきているので、ゲームの中でそれを整理していくことが大切、その意味でゲームを多く入れました。

─過密なスケジュールが組まれているようですね?

全員が毎日やるわけではありませんが、これを過密と言っても当たり前の話で、私が現役の時は毎日ゲームをやらされていました。それに比べると過密ではないけど、最初なので一番大事な自分たちの頭の整理と確認をするための時間です。

─チームとしての仕上がりも早いものとなるのでしょうか?

仕上がりをどこにしているかで変わりますし、それはなんとも言えないのですが、昨年と違うのは間違いありません。

─ここまで怪我人もなく、順調に進んでいるようですね?

昨年一年やってきたことは何かと言えば、技術や体のこともそうだけど、やはり頭の中のことです。心構えが全て変われば、こうやって全員が全力で臨んでいます。体のコンディションはもちろんだけれど、それ以上に頭がプロフェッショナルになっているので、このまま一年を通してもっと強いプロフェッショナルになってほしいと思います。

─中盤では長谷川選手や和泉選手が前目の位置で並び、彼らの良さが出ているように感じますが?

他の選手もいるので、もっと試すことが必要で、その2人も変わると思います。選手によっていろんなものが変わるので、それを見ながらやっていきたいと思います。ただ、言われた通りその2人がすごく順応しているのは間違いないし、良く動いています。どのポジションが一番良いのかはまだ先ですが、あのような動きの連続がチームには大切なので、そこをさらに一、二段階と上げていかなければいけない、そのためにも彼らは良いものを出してくれいていると思います。