明治安田生命J2リーグ 第2節 FC岐阜戦前々日 監督会見

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本日3月2日(木)、FC岐阜との「名岐ダービー」の舞台となる豊田スタジアムでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。


風間八宏監督

170302-kaz.jpg─今日の豊田スタジアムでのトレーニングを終えた感想をお聞かせください。

良いトレーニングができました。選手の集中力も高く、スピードも上がっています。芝生の状態は良いのですが、張り替えた位置とのギャップなどもあり、事前に確認できたことは良かったです。また、雨の水捌けなども今日は確認をできました。

─開幕戦を戦い、相手への分析もお互いに高まっているかと思います。その上で、今週末対戦するFC岐阜への印象をお聞かせください。

まず、自分たちがどれだけのプレーを出せるかで相手の出方も変わります。相手よりも自分たちという要素の方を大きく捉えています。前回の岡山戦でも良い時間帯、そうでない時間帯の両方がありました。相手を押し込む時間をどう作るかが大切です。

─あらためて、開幕戦での選手たちの動きの質についてはどのように捉えられているのでしょうか?

開幕戦は難しいもの、特に試合への入りという部分は難しさがありました。それでも選手たちはしっかりと対応していました。チームが取り組み続けていることは変わりません。まだ一試合終わっただけで全てが良いというわけではありませんし、だからと言って悪いわけでもありません。次の試合では前よりも良い試合をするということしか考えていません。

─開幕戦よりはリラックスし試合に入ることができるとお考えでしょうか?

岡山戦でも、良い入りはできていたと思いますが、試合とは全てが理想通りに進むものではありません。岐阜戦では岡山戦よりもっと良い入りができると思います。自分たちがボールを持ち続けるために自分たちが何をしなければいけないか、ゴールまで攻め続けるにはもっと技術を高めなければいけません。いろいろと言葉で評価されることはありますが、全てが言葉どおりではありませんし、ニュアンスを違って捉えられる場合もあります。もっとも大切なことは、試合で勝つために最も可能性の高い方法を探す、それがサッカーです。

─岡山戦では、これまで取り組んできたことの中からどのくらいの部分が出せたとお考えでしょうか?

6割くらいで、自分たちの考えるサッカーが出せていましたし、初戦としては十分な内容だったとは思います。それでも一試合で全ては判断できません。もちろんメディアの皆さまはその試合試合を評価することになるとは思いますが、私にとってはもう終わった試合のことです。

─FC岐阜の大木監督もボールを大切にする戦い方を持っています。お互いにボールを大切にするチーム同士の対戦となりますが、相手を上回るために必要なポイントはどこにあるとお考えでしょうか?

試合の流れを自分たちで掴む。選手交代を含め多くの要素によって流れは変わります。90分、どれだけ自分たちが良い状態でプレーを続けるかが大切です。試合を戦いながら変化を求めていく、ボールを大切にするという言葉にはそれほど意識していませんが、FC岐阜が良い対戦相手であることは間違いありません。試合では片方のチームが優れていても面白いゲームにはなりません。そのうえで、FC岐阜との良い試合を観せたいです。