「名古屋グランパス ヨロコビバトン」初企画 6/20(水)ヨロコビ小学校訪問の模様

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6月20日(水)、ホームタウン活動「名古屋グランパス ヨロコビバトン」の一環として、小学校訪問を実施しました。全選手がそれぞれのグループに分かれ、名古屋市瑞穂区・緑区、豊田市、みよし市内の計22校を選手がグループごとに分かれ訪問し、特別授業を行いました。


名古屋市立豊岡小学校

グランパスのホームスタジアム、パロマ瑞穂スタジアムすぐ近くの名古屋市立豊岡小学校へは佐藤寿人選手、ガブリエル シャビエル選手が訪問し4時限目を使い、5年生のみなさんと特別授業を行いました。

児童のみなさんが待つ体育館に両選手がドリブルで登場すると児童たちは大興奮で2人を出迎えてくれました。はじめに両選手対児童6人によるミニゲームを行いました。ミニゲームではチーム屈指のテクニックを持つシャビエル選手が華麗なボールタッチを見せると、佐藤選手もダイナミックなバイシクルシュートで盛り上げました。

ミニゲーム後は両選手による『ヨロコビトーーーク』。事前に用意してきた「ヨロコビバロメーター」を使って夢を持ち続けることの大切さや、挫折の経験などを語ることで、将来に向けた一歩を踏み出す大切さなど、シャビエル選手、佐藤選手ともにプロサッカー選手になる前から現在までの様々な体験を年表グラフにし、児童たちへと伝えました。

質問コーナーでは、「普段どのくらいの時間練習をしますか?」、「これまでに決めたもっとも印象的なゴールは?」などのサッカーにまつわる質問に笑顔で答えていました。また、挫折(バロメーターの下降)を感じた時の乗り越え方として両選手とも「家族、友人、プロになってからはファン・サポーターの皆さんから支えもあって乗り越えてきた」と、挫折を受け入れたうえでの一人で悩まないことの重要性も伝えていました。

最後は佐藤選手があらためて夢を持ち続けることの大切さを伝え「ヨロコビバトン」を児童に繋ぎ、特別授業を終了しました。

その後の給食タイムでも両選手がそれぞれ5年生のクラスへ移動。シャビエル選手にとってはもちろん初めての日本の学校給食体験となりましたが、この日のメニュー、そぼろサンドの作りかたを児童に習い、ブラジルでは食事時に飲む習慣のない牛乳まですべて美味しくいただき学校訪問を終えました。

豊田市立東保見小学校

豊田市立東保見小学校へは内田健太選手と松本孝平選手が訪問しました。

体育館内で待つ5年生約140名の前に大きな拍手に迎えられて登場した内田選手、松本選手。巧みなタッチのドリブルをしながらの入場で児童たちを盛り上げると、さっそくミニゲームを行いました。

最初のチームとの対戦では、長短のパスと体の強さを見せたボールキープで子どもたちを翻弄していた両選手でしたが、サッカー部選抜チームとの対戦では、児童たちの声援を受けながら細かなパスを繋ぎながらの鋭い攻撃を見せた選抜チームに両選手が振り回され、ゴールを決められてしまった時には、体育館内が大きな歓声に包まれていました。

ゲーム後は両選手による『ヨロコビトーーーク』が行われ、自身の人生の中で感じた"喜び"を伝える『ヨロコビバロメーター』を披露。松本選手は「自分の可能性を信じて頑張り、プロの選手になれたことが一番嬉しかった」、内田選手は「小学生の時から"プロサッカー選手になる"という夢を持って、それを続けてプロ選手になれたこと」と、両選手共に憧れだったプロ選手になれたことが一番大きな『ヨロコビ』だったことを児童たちに熱く語っていました。

児童からの質問で"プロの選手になってから一番嬉しかったことは何ですか?"と聞かれた内田選手は「2ゴールを決められたことです。」と、アウェイでのYBCルヴァンカップ第6節:ガンバ大阪戦での喜びを笑顔で語り、児童たちから大きな拍手が起こっていました。

得意なプレーを聞かれた時には「小さな頃から磨き上げた左足からのキックです。自信持っています!」と内田選手が自慢げに語ると、松本選手も負けじと「僕はFWなのでしっかりと点を獲れることですね。」とFWらしい積極さを見せて会場を沸かせていました。

日々のトレーニングではジョー選手をお手本としているという内田選手。「ブラジル代表も経験していますし、毎日の練習では色々なことを吸収させてもらっています。」と勉強熱心な一面も見せていました。

質問コーナーの後は、バトンセレモニーとサイン入りサッカーボール・サイン色紙の贈呈がおこなわれ、松本選手より代表児童に『ヨロコビバトン』がしっかりと手渡されました。

ハイタッチで見送られて体育館を後にした両選手は、5年生の教室へと移動すると、児童と一緒に給食を食べながら盛り上がり、学校訪問を終えました。

みよし市立三好丘小学校

グランパスの選手達が、日頃、トレーニングを行っているトヨタスポーツセンターから近いみよし市立三好丘小学校へは和泉竜司選手とランゲラック選手が訪問しました。

花道を用意して待っていた児童たちの前に登場した和泉選手とランゲラック選手。歓声の中をハイタッチで通り抜けていく時には、ランゲラック選手の背の高さに「すご〜い、背高い!」と驚きの声が挙がっていました。

早速行われた各クラス選抜チームとのミニゲーム。この日は雨で湿度が高く、フロアが少しスリッピーで、サッカーボールがひと周り小さいこともあってか、当初はボールコントロールに苦心する両選手でしたが、次第に慣れ始めると、互いにロングパスを駆使しながら次々とゴールを挙げ、小学生相手にも容赦の無い"プロらしさ"でミニゲームを大いに盛り上げました。

『ヨロコビトーーーク』では、和泉選手は「高校時代、3年生でキャプテンだった時に、全国大会で優勝したことが最初の大きな喜びでした。そして、名古屋グランパスという素晴らしいチームに加入できたことは、地元が三重県だということもあり、自分にとって最大の喜びだったことは間違いありません。」とこれまでの人生で経験した大きな『ヨロコビ』を伝えていました。

「18歳でプロ選手として契約できたことはすごく嬉しかった。」と喜びを教えてくれたランゲラック選手でしたが、海外のクラブへ行くため家族の元を離れた時の悲しみや、二部への降格を味わったことでのショックが大きかったこと等、普段、ピッチの中で見せる彼の熱いプレーからはあまり想像の出来ない、ナイーブな一面が少し垣間見えました。

"一番辛かったことは何でしたか?"という質問に対し、和泉選手から「小学生の時はサッカーをしたり、運動をすることが大好きだったので、勉強はあまり得意な方ではなかった、宿題とか辛かったです。」と答えが出た時には、児童の中からは大きな笑いが起こっていました。

ランゲラック選手は「スポーツをする時はコーチの言うことはちゃんと聞き、楽しんですること。自分が楽しむことでもっともっとやりたくなるはずです。」と、まずは楽しむことが大切と伝えていました。

そして、和泉選手からヨロコビバトンが児童へと繋がれた後は、この日参加した児童たちにもっと自分のことを知ってもらおうと名刺配布を行った和泉・ランゲラック両選手。「これからも頑張って下さい。スタジアムに応援にいきます!」と温かい励ましの言葉に優しい笑顔を見せて応えていました。