「2016タイトレーニングキャンプ」:第3日(午後)

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正午過ぎあたりからグングンと天気が回復に向かい、午後3時からのトレーニングに臨む選手達を、ようやく南国らしい太陽の日射しが出迎えてくれた。


22_KT_2016_0128_2_PC.jpg小倉

良く晴れ渡った青空の下、タイ・チェンマイに来た実感を体で感じながら、まずは菊池コーチの手拍子に合わせてウォーミングアップを行った。

ストレッチを混ぜ込みながら、前後左右と細かなステップワークでテンポ良く腿を上げてミニハードルを踏み越え、しっかりとコンディションを整えた後は、ハーフコートを使ったシュート練習を行った。

ここでは、中央から細かくパスを繋ぎながら、サイドへと大きく展開したボールをゴール前へ上げ、走り込んできた選手が、枠内へとシュートを決めることが小倉GM兼監督から求められていた。

シュートがゴールネットを揺らすことが出来れば、ゆっくりと戻ってゆくことが許されたが、GKに阻止されたり、ゴールを決められなかった場合には直ぐさま全力ダッシュで戻らなければならず、シュートを決める役割の選手達は、慎重にインパクトのタイミングを狙いながら、ゴール前へと走り込んでいた。

その後は、コートを4分の1にした中で、1本当たり約4分の制限時間で、5対5によるミニゲームが行われた。選手達には、判断の早いパス、的確なポジショニング等、常に相手の裏を突いた動きが求められ、ハードワークと共に頭を使いながら、狭いエリアの中でゴール数を競い合った。

最後のゲームの終わりを告げる小倉GM兼監督の笛が鳴り響いた時には、多くの選手が肩で息をしながら両手を膝に突く姿が見られ、如何にこの日のメニューがハードだったのかを物語っていた。

そして約90分、ハードで中身の濃いメニューをこなした選手達は、3日連続の2部練習を無事終了した。