2010J1リーグ第21節:名古屋グランパスvs京都サンガF.C.

最終更新日時

2010/08/29 14:44

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名古屋市瑞穂陸上競技場 8/28(土) 19:03キックオフ

試合前

日が沈み、風も出て来たため涼しさの訪れた名古屋市瑞穂陸上競技場。2010J1第21節、夏休み最後の週末となる今日は、ここホーム瑞穂に京都サンガF.C.を迎えての対戦となる。

前節、ガンバ大阪との重要なゲームに勝利し、首位グループから一歩抜け出した名古屋グランパス。今日は現在最下位に沈む京都とホームでの対戦となり、絶対に勝利という結果が求められる。チケットは前売でカテゴリー4、サポーターズシートが完売となり、開場とともに多くのサポーターがスタジアム内へなだれ込むなど、期待の高さも感じられる。

午後6時35分、この日のスターティングメンバー、そしてベンチ入りメンバーがウォーミングアップのためにピッチへと姿を現すと、すでに真っ赤に染まったサポーターズシートから大きな歓声がわき起こる。前節、出場停止となりスタンドから試合を見守った増川、金崎の2人も今日はメンバーに戻り、試合前から気合いの入った表情で汗を流している。

スタジアム内では、本日のPICK UP PLAYERとして中村直志が紹介される。前節・ガンバ大阪戦で決めたスーパーゴールの余韻がサポーター間にも残っているようで、メインMCからの紹介後はサポーターズシートからお馴染みのチャント「中村決めろよ」が響き渡っていた。

前半

両チームのメンバー紹介が終わり、一瞬の静けさとサポーターによるアンセムが響き渡り、試合に向けた緊張感が漂う中、22人の選手達がピッチへと姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中、闘莉王、増川、阿部の4人。中村、ダニルソン、マギヌンの3人が中盤に並び、金崎、ケネディ、玉田の3トップによる4-3-3の布陣で試合に臨む。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った名古屋に対し、京都ボールでキックオフ。

1分、ディフェンスラインから右前線へ走る中村へとロングボールを狙うが、これは相手ディフェンスにクリアされる。
2分、ハーフラインを超えた位置の闘莉王から、前線のケネディへと低いパスが入る。これをケネディが一瞬ため、中央を上が中村へと送るが、タイミングが合わずボールは相手ディフェンスにカットされる。
3分、ディフェンスラインでボールを回す名古屋。左を上がる玉田の前へと闘莉王がロングボールを狙うが、相手ディフェンスにカットされてしまう。
6分、左サイドハーフライン付近でボールを受けた阿部。右サイド高い位置の金崎へ大きなサイドチェンジを狙うが、このボールは相手キーパーにキャッチされる。
7分、中盤へ下がってボールを受けたケネディが、右サイドへドリブルで流れた所を引っ張られ、フリーキックを得る。これを短く繋ぎ、闘莉王から相手ペナルティエリア内へ走り込む玉田へと狙う。しかし、このボールは相手ディフェンスにクリアされ、コーナーキックとなる。
8分、名古屋左からのコーナーキック。マギヌンが蹴ったボールを混戦の中から闘莉王が頭で狙うが、これは枠を外れる。
9分、左サイドから京都・森下のドリブルは、闘莉王がボールをタッチラインへと蹴り出してクリア。
10分、左サイドから京都・中村がドリブルで中へと狙うが、ここはダニルソンが対応しボールを奪う。
12分、左サイドでマギヌンのスルーパスに抜け出した阿部が中央へクロス。これにケネディが頭から飛び込んで合わせるが、このシュートは相手ディフェンスに当たりコーナーキックと鳴なる。
13分、名古屋右からのコーナーキック。金崎が蹴ったボールはニアサイドで相手ディフェンスにクリアされ、再び名古屋ボールでのコーナーキックとなる。
14分、名古屋右からのコーナーキック。再び金崎が蹴ったボールに、闘莉王がゴール前中央から打点の高いヘディングで合わせるが、このシュートはクロスバーを超えてしまう。
15分、名古屋ペナルティエリア内でボールを受けた闘莉王が京都・ディエゴに後ろから倒され、フリーキックとなる。

静かな立ち上がりとなった序盤。ここまで京都にはシュートが無く、名古屋ペースで試合が進む。

16分、京都ゴール前45度、32m程度の位置で玉田が倒され、フリーキックを得る。
17分、このフリーキックを玉田が京都ゴール前へと上げ、闘莉王が飛び出すが、ここはオフサイドの判定となる。
18分、名古屋陣内左から京都・安藤にミドルシュートを狙われるが、これはクロスバーを超える。
19分、京都ディフェンスラインからのロングボールは、阿部が落ち着いて頭で流し、楢崎が抑える。
21分、闘莉王からの縦パスを受けた金崎がドリブルを仕掛けようとするが、相手ディフェンスと交錯しボールを失う。

【得点】
23分、阿部とのワンツーパスで、左サイドからペナルティエリア内へ侵入した玉田。そこからマイナス方向へのクロスに中村が飛び込みシュートを放つが、これは相手ディフェンスに当たる。しかし、こぼれ球を混戦の中で繋ぎ、最後は金崎が倒れ込みながらバイシクルシュートで合わせ、先制ゴールを決めた。
25分、右サイドでボールを受けた金崎がアーリークロス。これにケネディが頭で合わせるが、このシュートはクロスバーを超えてしまう。
26分、左サイドで玉田からのスルーパスに抜け出したダニルソン。角度のない所から左足でミドルシュートを狙うが、これは相手キーパーの正面でキャッチされる。
28分、自陣でボールを奪った名古屋。マギヌンからのパスを受け、闘莉王が右サイドをドリブルで上がり、ゴール前のケネディへとアーリークロスを送る。これをケネディが胸で落とし、中村が走り込むが、僅かに合わずボールは相手ディフェンスにクリアされてしまう。
29分、ダニルソンからのパスに左を上がったマギヌン。ダイレクトで相手ディフェンスの裏へ蹴っての突破を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
30分、名古屋陣内左、40m弱の位置で京都にフリーキックを与える。これを京都・ディエゴが名古屋ゴール前へと入れるが、ダニルソンがヘディングでクリア。

欲しかった時間帯にホームでの先制ゴールを決めた名古屋。
ここで守備に回る事なく、スタジアムを赤く染めるサポーターの期待に応える追加点を狙いたい。

31分、名古屋陣内ゴール正面から京都・角田がミドルシュート。これが中村に当たってそのままゴールラインを超え、京都ボールでのコーナーキックとなる。
32分、京都右からのコーナーキック。名古屋ゴール前へのボールはケネディが頭に当て、混戦からタッチライン方向へと蹴り出してクリアする。
33分、左サイドから京都・金がドリブルを狙うが、これは闘莉王がクリア。
35分、自陣左、ハーフライン付近からのフリーキック。闘莉王が蹴ったボールを金崎が頭でゴール前へ流そうと狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
36分、京都ディフェンスラインから左を上がる闘莉王がディエゴへ狙ったロングボールは、増川がスライディングで足を伸ばし、タッチライン方向へと蹴り出す。
37分、京都陣内左寄りでドリブルを仕掛けたマギヌンが後ろから引っ張られ、フリーキックを得る。
38分、このフリーキックをマギヌンが左足で京都ゴール前へと上げ、ケネディが背面からのヘディングで合わせるが、このシュートはクロスバーに当たりゴールならず。
39分、京都ゴール前でケネディから中央の金崎へとパス。これを金崎がスルーし、後方からトップスピードで走り込んで来た玉田が受け、相手ディフェンスと交錯しながらシュートを放つが、これは枠の左へと外れてしまう。
40分、左サイドからドリブルで抜け出した玉田が中央へと折り返す。これを受けた中村はシュートへは持ち込めず、後方のダニルソンへとパス。これをダニルソンが左足で強烈なミドルシュートを放つが、これは枠の左へと外れてしまう。
42分、名古屋右からのコーナーキック。金崎の蹴ったボールは中央でクリアされてしまう。するとここから京都がカウンターを仕掛け、左へ流れる京都・ディエゴの前へとロングボールを狙うが、阿部が落ち着いて対応、楢崎へとボールを送り前線へとクリア。
43分、自陣・右サイドでボールをキーパーした闘莉王が京都・ディエゴに倒され、フリーキックとなる。
44分、京都陣内でケネディが相手選手に引っ張られフリーキックとなる。ここから名古屋が細かく繋ぐが、効果的な攻撃へは展開出来なかった。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム1、京都陣内でボールを回す名古屋。闘莉王からの前線へのパスがこぼれ、ダニルソンが奪い返そうとした所でファールの判定を受ける。

そしてここで前半終了。

ボールポゼッション、シュート数、そしてスコアで相手を上回った名古屋だが、それでも1-0という最小得点差。
後半は試合を決める追加点に期待したい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。
京都1人目交代:ドゥトラ→中山

1分、右サイドから京都・増嶋がドリブルを仕掛け、中央へ低いパスを入れるが、このボールはダニルソンがクリア。
2分、京都ディフェンスラインからの縦へのロングボールは、闘莉王が走り込む相手選手のコースを塞ぎ、そのままゴールラインを割る。
3分、右サイドで中村から戻したボールを受けた田中。京都ゴール前のケネディへとアーリークロスを狙うが、これは相手キーパーにキャッチされてしまう。
5分、ハーフライン付近でボールを奪ったマギヌンがドリブルを仕掛けるが、ここで相手選手に引っ掛けられ、フリーキックを得る。
6分、ハーフライン上からのフリーキック。闘莉王が蹴ったボールに中村が前線へ走り込むが、相手ディフェンスにクリアされてしまう。
7分、京都・左からのコーナーキック。これを名古屋ゴール前でディフェンスがクリア、左へと繋ぎ、ダニルソンがドリブルでカウンターを仕掛けるが、玉田へのボールは相手ディフェンスにクリアされてしまう。
8分、京都・左からのコーナーキックを京都・郭に頭で合わせられるが、これは枠の左へと外れる。
9分、京都・水谷からのロングフィードは、名古屋ディフェンスがラインを上げ、オフサイドを取る。
10分、ハーフラインを超えドリブルを仕掛けた闘莉王が、相手選手と交錯し倒れる。ここでケネディが左のタッチラインへとボールを蹴り出し、一旦試合を止める。
11分、京都ゴール前左寄り、30m程度の位置でケネディが相手選手と競り合い、フリーキックを得る。
12分、このフリーキック、ダニルソンがフェイクで走り、ケネディが右足で直接狙うが、これは壁に当たりクリアされてしまう。
13分、名古屋陣内左で与えたフリーキック。これを名古屋ゴール前へ入れられるが、楢崎が飛び出しパンチングでクリアする。
京都2人目交代:金→柳沢

15分、中村からのスルーパスを受け、右サイドを駆け上がった闘莉王が中央へとクロス。跳ね返されたボールを拾った玉田が左足でミドルシュートを狙うが、これは相手キーパーに枠の外へと弾き出されてしまう。

後半に入り、同点、逆転を狙う京都に押される展開の時間が続く。名古屋としてはこの時間帯を耐え、カウンターからの追加点を狙いたい。

16分、名古屋右からのコーナーキック。金崎が蹴ったボールは相手ディフェンスにクリアされる。
18分、京都・右サイドを上がった京都・中山からのクロスは、楢崎が抑える。
19分、京都陣内左寄りでケネディが引っ張られて得たフリーキック。これを玉田が左足で京都ゴール前へ上げるが、ボールが強く、直接ゴールラインを割る。
20分、ケネディからのパスを京都ゴール前中央で受けたマギヌン。短いタメから右の金崎へと繋ぎ、シュートを放つが、これは枠の左へと外れてしまう。
21分、左サイドの阿部から中央でボールをフリーの状態で受けたダニルソン。強烈なミドルにサポーターの期待が高まり、歓声が上がる中、そのミドルシュートを狙うが、これはクロスバーを超えてしまう。
21分、京都ディフェンスラインから前線へのロングボールは、楢崎が抑える。
23分、中央から左へとドリブルを仕掛ける玉田。エリア内へのパスが中村に当たり、こぼれたところへ金崎が走り込むが、相手キーパーが飛び出したためシュートへは持ち込めず、そのままゴールラインを割ってしまう。

25分、名古屋1人目交代:金崎→小川
ここで1ゴールを決めた金崎に代え、ストイコビッチ監督は同じポジションへフレッシュな状態の小川を送る。

26分、名古屋陣内左から京都のフリーキック。名古屋ゴール前へのボールを折り返され、フリーの京都・中山にヘディングシュートを放たれるが、これはクロスバーを超える。危ないシーンだった。
27分、名古屋ゴール前正面で京都・ディエゴからのボールを受けた京都・中山にミドルシュートを狙われるが、これはディフェンスに当たり枠を外れる。
29分、中盤から左サイドへ流れる京都・柳沢へのスルーパスは、阿部がスライディングでタッチラインへとクリア。
30分、楢崎からのゴールキック。これをダニルソンが頭で前線へ流し、右の小川へと繋ぐが、このボールは相手ディフェンスにクリアされてしまう。

依然として1-0、最小スコア差での試合が続く。

31分、京都3人目交代:ディエゴ→チエゴ

32分、玉田から右の小川へと繋ぎ、ペナルティエリア内へと侵入。しかしシュートへは持ち込めず、ダニルソンへのパスはカットされる。すると、ここから京都がカウンター。名古屋ゴール前へと一気に攻め上がり、京都・水本にエリア内でのシュートを放たれるが、このシュートは楢崎が左手で枠の外へと弾き出す。
34分、京都右からのアーリクロスをペナルティエリア内で京都・チエゴにボレーで合わせられるが、このシュートは力が無く楢崎がキャッチ。
35分、京都ゴール前でケネディが相手選手と交錯しボールを失うが、これを玉田が拾い、左へとドリブル。さらに中央のマギヌンへとマイナス方向のクロスを狙うが、これは上手く噛み合ずボールをクリアされてしまう。
36分、京都陣内前左で阿部が倒され、フリーキックを得る。
37分、名古屋右からのコーナーキック。金崎が蹴ったボールに闘莉王が頭で合わせようとするが、ここは相手ディフェンスにクリアされる。
38分、名古屋左からのコーナーキック。マギヌンが蹴ったボールは京都ディフェンスにクリアされる。
39分、ドリブルを仕掛けたダニルソンが倒され、京都ゴール前左、23m程度の位置でフリーキックを得る。
40分、このフリーキックを闘莉王が小さく蹴り、走り込んだダニルソンが左足で強烈なミドルを狙うが、これは壁に当たりクリアされてしまう。
41分、左サイドからのクロスに京都・角田が飛び込むが、これはゴールラインを割る。
名古屋2人目交代:マギヌン→ブルザノビッチ

42分、ハーフライン付近でケネディが相手選手に引っ張られ倒れるが、ここはノーファールの判定。ここから京都が右サイドへと繋ぎ、京都・増嶋が上がるが、ボールはゴールラインを割る。
44分、左サイドの阿部からのアーリークロスに玉田が飛び込もうとするが、このボールは間に入った京都ディフェンスにクリアされてしまう。
45分、攻め上がった名古屋ディフェンスの裏へとボールが送られ、危ないシーンを迎えるが、ダニルソンが全力で戻り、ノーファールでこのボールを奪い返す。
(ロスタイム表示:4分)

ロスタイム1、ハーフライン付近でダニルソンが相手選手と交錯して倒れ、そのまま担架で外へと出される。
ロスタイム2、自陣右からドリブルを仕掛けた小川が倒され、フリーキックとなる。
名古屋3人目交代:ダニルソン→三都主

ロスタイム3、京都陣内右の田中から前線へのロングボール。これにケネディが足を伸ばすが、僅かに届かずボールはゴールラインを割ってしまう。
ロスタイム4、京都左からのクロスに対し、中央から走り込んで来た京都・柳沢に頭で合わせられるが、これは枠を外れる。
ロスタイム5、右サイドでボールをキープする名古屋。闘莉王から右を上がるブルザノビッチへのパスは、コースを塞がれ、そのままゴールラインを割る。京都からのゴールキックを奪った名古屋は、左のケネディへとロングボールを狙うが、ここで試合終了。

後半は京都にペースを握られ苦しい展開となったが、自身リーグ通算100試合出場となる金崎が前半に奪った1得点を守りきり、夏休み最後のホームゲームで貴重な勝ち点3を獲得した。


試合終了後記者会見

100828_mr.jpg今日は試合前からハードで難しい試合になると分かっていました。京都は失うものが何もなく向かってくるので簡単ではないと思っていました。前半を1-0で終え、後半もチャンスを作って2点目を狙いにゆきましたが、残念ながら実現は出来ませんでした。最後のところが少し難しかったですが、今日は1-0で勝って、勝ち点3を取れたことが一番重要だったと思います。

Q.金崎選手の先制ゴールについては?

左サイドで阿部と玉田とのコンビネーションで崩し、彼にとって決定的な良いゴールだったと思います。
技術的に難しく、パーフェクトなゴールでした。

Q.今日はダニルソン選手が2人分程働いたと思いますが?

その通りです。2人分以上だったかもしれません(笑)。フィジカルも良かったですし、しっかりと準備して試合を戦ってくれました。彼は局面での戦いに強さを見せる、とても素晴らしい選手だと思います。

Q.後半、少しピンチに陥った場面がありましたが?

相手は1点を失っていた訳ですので、リスクを負って攻めてきたのが目立った後半でした。我々もカウンターを狙ってゆきましたが、追加点を奪うことは出来ませんでした。相手はロングボールを、ペナルティエリア内へ放り込んできましたが、DF陣はしっかりと守ってくれました。柳沢の危ないシュートもありましたが、今日は運もあったと思います。

今日はとても難しい試合になると、試合前に選手達に話していました。そういう意味で私は今日の勝利にとても満足しています。選手もしっかりと私の指示を受け入れ、ハードでしたが、このように勝つことが出来た事は、1人1人が戦えた、とても良い試合だったと思います。