試合前
まるで初夏を思わせる様な強い日差しに覆われた豊田スタジアム。ゴールデンウィークの過密日程を終え、一週間の間隔を挟んでの今日は、ホームにJリーグ3連覇の王者・鹿島アントラーズを迎え、ワールドカップによるリーグ戦中断前最後の大一番が行われる。
指定席は前売段階で全て完売し、大入りの予想されるこの日、試合前のスタジアムでは、試合前のワールドカップメンバーへの花束贈呈を行うプレゼンター募集などで盛り上がった。また、名古屋グランパスのJリーグ開幕からのホームゲーム通算来場者数が500万人を達成し、スタジアムDJからの発表が行われると、すでに真っ赤に染まるサポーターズシートからは大きな拍手と歓声が沸き起こっていた。
一通りの試合前イベントも終わり、サポーターも臨戦態勢を整える中、ウォーミングアップを行うためグランパスの選手達がピッチへと姿を現した。今日のグランパス、怪我で玉田、マギヌンの2人を欠くが、山形戦での負傷から3試合ぶりに金崎がスターティングメンバーへと戻って来た。
その金崎、ウォーミングアップでは痛めた箇所や、久しぶりに踏む豊田スタジアムのピッチの感触をしっかりと確認している。またスタジアムビジョンでは今日のピックアップ・プレイヤーとしてブルザノビッチが紹介されると、サポーターズシートからは"ブルゾコール"が送られる。前回、ここ豊田スタジアムで開催された神戸戦ではフリーキックを直接2本決めるなど、ゲンの良いスタジアムだけに、今日は爆発に期待したい。
試合前から盛り上がるサポーターズシートには「ココで勝たなきゃ意味がない」と言った横断幕が掲げられ、この試合にかける気持ちの強さが伝わって来る。もちろん選手達もこの試合に持つ意味を理解し、試合前から闘志みなぎる表情でウォームアップを行っている。
試合はこの後16時キックオフ。中断前の大一番、グランパスの勝利に期待したい。
前半
両チームのメンバー紹介も終わり、サポーターによるアンセムが響き渡る中、22人の選手達がピッチへと姿を現す。キックオフ直前、怪我で今日の試合を欠場となった玉田を含む、両チーム合わせ7人の各国ワールドカップ代表メンバーへ花束の贈呈が行われると、この時だけは名古屋、鹿島も関係なく、スタジアム中から大きな拍手と歓声が送られた。
今日のグランパス、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中、闘莉王、増川、阿部の4人。中盤をおなじみとなった中村、ブルザノビッチ、三都主の3人で構成し、ケネディを頂点として小川、さらに怪我から復帰の金崎による3トップで試合に臨む。
前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った名古屋に対し、鹿島ボールでキックオフ。
1分、開始早々に鹿島がディフェンスラインから前線へロングボールを狙うが、田中が体でタッチラインへとクリアする。
2分、中盤での横パスを鹿島・マルキーニョスがカット。そこからドリブルでのカウンターを狙うが、戻った三都主がボールを奪い、クリアする。
3分、鹿島・自陣からのフリーキックは、闘莉王が鹿島・マルキーニョスのランニングを塞ぎ、そのままゴールラインを割る。
5分、ディフェンスラインでボールを回す名古屋。一旦、楢崎へと戻したボールから前線の金崎へとロングボールを狙うが、ここは鹿島・ジウトンにカットされてしまう。
6分、名古屋陣内ハーフライン付近で、ケネディが相手選手を倒し、フリーキックを与える。これを名古屋ゴール前へと放り込んで来るが、増川が余裕を持って頭でクリアする。
7分、鹿島ゴール前でのディフェンスのパス回しに、小川がプレスをかけボールを奪いかけるが、ルーズボールはそのままクリアされてしまう。
8分、名古屋ペナルティエリア手前から鹿島・野沢のミドルシュートは、クロスバーを大きく越える。
9分、楢崎からのフリーキックを前線で競り合ったケネディが相手を倒し、このプレーにイエローカードが提示される。
10分、鹿島陣内ゴール左寄り、約38mの位置でブルザノビッチが倒され、フリーキックを得る。
11分、このフリーキック、三都主が鹿島ゴール前へ蹴ったボールに、増川がヘディングで合わせようとするが、手前に入った相手ディフェンスがクリア。さらに、こぼれ球を中村が左足ボレーで狙うが、これはクロスバーを越える。
12分、鹿島陣内ゴール右寄り、先ほどと同じような距離でブルザノビッチが倒され、フリーキックを得る。
13分、このフリーキック、三都主が左足で上げたボールを、闘莉王が後ろ向きの体勢でヘディングで合わせるが、これは鹿島・曽ヶ端の正面を突き、キャッチされてしまう。
14分、鹿島陣内左からのスローイン。阿部からのボールをケネディが粘り、そこからのボールを受けた小川が右足でミドルシュートを放つが、これは枠の左へと外れる。
15分、ハーフライン付近で三都主と鹿島・フェリペが接触し倒れ込むと、一旦プレーが止められる。これで傷んだ三都主が担架に乗せられ、ピッチの外へと出る。
静かな立ち上がりとなった序盤。ここまでシュート数では名古屋が上回るが、お互いにまだ決定機はない。
17分、名古屋1人目交代:三都主→吉村
先ほどの接触で傷んだ三都主がプレー続行不可能と判断、名古屋は早い段階でのメンバー交代を余儀なくされた。
18分、金崎からのパスを受けたケネディが、鹿島ゴール右45度、約30mの位置で倒され、フリーキックを得る。
19分、このフリーキック、阿部が左足で上げたボールに、鹿島ゴール前ファーサイドからケネディが飛び込むが、鹿島・曽ヶ端にパンチングでクリアされてしまう。
20分、ハーフライン付近でボールを得た鹿島。縦への速いパスからエリア内へ侵入した鹿島・興梠に低いクロスを送られるが、中央へ上がった鹿島・マルキーニョスへは合わず、ボールは逆サイドへと流れる。
21分、ハーフラインを越えた位置でボールを持った闘莉王から、エリア内左へ上がる小川へとロングフィードを狙うが、胸トラップからシュートへは持ち込めず、ゴールラインを割る。
22分、右サイドで金崎からのボールを受けた中村がクロスを上げるが、ゴール前中央のブルザノビッチへは合わず、鹿島・曽ヶ端にキャッチされてしまう。
24分、鹿島ゴール前でケネディの粘りのディフェンスからボールを奪うと、エリア内へ侵入するブルザノビッチへ。ここからブルザノビッチがディフェンス1人を交わし、右足でシュートを放つが、これはクロスバーに当たり、枠の外へと弾かれてしまう。
25分、ディフェンスラインからのボールを上手いトラップで受けた鹿島・興梠。ここから鹿島・マルキーニョスと2人で名古屋ゴール前へ迫るが、戻った吉村と田中で挟み込み、ボールを奪い返す。
27分、鹿島・新井場からのロングパスを闘莉王と鹿島・興梠が競り、名古屋ボールのフリーキックとなる。
28分、中盤とのワンツーパスで鹿島・野沢が左サイドからの突破を狙うが、これはボールが長く、そのままゴールラインを割る。
29分、鹿島・中田から右サイドへのボールはタッチラインを割る。
30分、名古屋右からのコーナーキック。小川の蹴ったボールはケネディへは届かず、相手ディフェンスにクリアされてしまう。
依然として得点のない両チーム。決定機の数もまだ少なく、お互いに中盤でボールを奪ってからショートカウンターを狙う展開が続く。
32分、鹿島陣内中央でボールを受けた吉村から、左を上がる阿部へと大きく展開。ここからのクロスは相手ディフェンスに当たり、コーナーキックとなる。
33分、名古屋左からのコーナーキック。金崎が右足で蹴った速いボールは、鹿島ディフェンスにクリアされてしまう。
34分、自陣で鹿島・小笠原のドリブルをカットし、左の小川へ。そこからドリブルで一気に鹿島ゴール前へと上がるが、深くえぐっての折り返しは、その前にゴールラインを割ってしまう。
36分、名古屋ゴール前左45度、約30mの位置で鹿島にフリーキックを与えてしまう。これを鹿島・小笠原が右足で名古屋ゴール前へ入れると、誰も触れる事が出来ず、ボールが抜けひやりとするが、反応した楢崎が体に当ててボールをクリアする。
38分、名古屋陣内で鹿島左からのフリーキック。ゴール前へのボールは阿部が競り合い、名古屋ボールのフリーキックとなる。
39分、鹿島陣内で田中と金崎がパス交換。ここから縦へ抜ける中村へとスルーパスを狙うが、これは相手ディフェンスにカットされてしまう。
40分、闘莉王の左足でのロングパスを、右サイドで受けた金崎。中央へのドリブルからクロスして、エリア内へ入る小川へとスルーパスを狙うが、相手ディフェンスにカットされてしまう。
42分、鹿島陣内で金崎がパスカット。ここからブルザノビッチを経由し、左サイドを上がった阿部からクロスを狙うが、相手ディフェンスに当たりクリアされてしまう。
43分、鹿島ディフェンスラインからのロングボールを受けた鹿島・マルキーニョス。味方の押上げが足りないと判断すると、名古屋ゴール前正面35m強の位置からミドルシュートを放つが、これはクロスバーを越える。
【失点】
44分、名古屋ゴール前で鹿島・興梠が短いクロス。これを後ろから走り込んで来た鹿島・野沢をフリーにさせてしまい、先制ゴールを与えてしまう。
(ロスタイム表示:3分)
ロスタイム1、鹿島ゴール前へと迫る名古屋。ケネディ、小川で細かく繋ぐが、守備を固めた相手にシュートまで持ち込む事は出来ず、ボールをクリアされてしまう。
ロスタイム2、名古屋陣内ハーフライン付近から鹿島のフリーキック。名古屋ゴール前へのボールは阿部が競り合い、そのままゴールラインを割る。
ロスタイム3、鹿島陣内で一旦ボールを失った名古屋。しかし、すぐに闘莉王が取り返し、右の金崎へ。ここからのクロスに、そのまま前線へ上がった闘莉王が胸トラップから、左足で強烈なシュートを放つが、これは鹿島・曽ヶ端の正面を突きクリアされてしまう。
そして、ここで前半終了。
ボールポゼッションでは上回った名古屋だが決定機を余り作る事が出来ず、逆に1度のチャンスから鹿島・野沢にシュートを決められ0-1で前半を折り返す事となった。
しかしながら、鹿島ゴール前まではボールをしっかり運ぶ事が出来ている。後半の逆転に期待したい。
後半
後半1点を追う名古屋。エンドを右へ替え、名古屋ボールでキックオフ。
名古屋2人目交代:ブルザノビッチ→杉本
ストイコビッチ監督はここで小川を中盤へと移し、スピードのある杉本を投入してきた。
【得点】
1分、開始早々、闘莉王からの縦パスを受ける小川が、後ろから激しく倒され、フリーキックを得る。ここから細かくボールを繋ぎ、左サイドの金崎へ。ここからのクロスが鹿島ゴール前中央のケネディへ送られると、絶妙なトラップでボールを落ち着かせたケネディが左足で鹿島ゴールへと蹴り込み、後半開始早々に名古屋が追い付く。
3分、ハーフライン手前からドリブルで持ち上がる田中。右へと流れる杉本をおとりとし、強烈なミドルシュートを放つと、鹿島・曽ヶ端がこのボールを弾くが、ボールは僅かに枠の左へと外れてしまう。
4分、鹿島エリア内でボールを受けた小川。反転して右足でのボレーシュートを放つが、これはクロスバーを越えてしまう。
5分、自陣で中村が相手ボールをパスカット。ゴール方向へと向き直し、左の金崎へロングパスを狙うが、鹿島ディフェンスにカットされてしまう。
6分、名古屋ゴール前での混戦から鹿島・マルキーニョスが落としたボールを鹿島・小笠原にミドルで狙われるが、クロスバーを大きく越える。
7分、鹿島・右からエリア内・興梠へのパスが通るが、闘莉王が上手く体を合わせ、ボールはゴールラインを割る。
【失点】
8分、鹿島中盤からの縦パスを、エリア内で増川と競りながら鹿島・マルキーニョスが奪う。そのマルキーニョスからのパスをエリア内左へ上がって来た鹿島・興梠がフリーで合わせ、名古屋ゴールネットを揺らす。
9分、吉村、小川、田中と繋ぎ、鹿島ゴール前へアーリークロスを狙うが、これは相手ディフェンスに頭でクリアされてしまう。
11分、名古屋陣内で闘莉王が倒され、フリーキック。闘莉王が蹴ったボールに、鹿島ゴール前でケネディが競り合うが、ボールは鹿島・曽ヶ端がキャッチ。
12分、名古屋陣内でケネディと鹿島・小笠原が競り合い、小笠原が倒れ込む。そのままプレーは続けられるが、一旦ディフェンスがボールを外へと出し、プレーを止めた。
13分、鹿島・小笠原からのパスを左で受けた鹿島・興梠のクロスは、田中がクリアする。
14分、吉村からの縦パスを、ケネディが足で軽く落とす。これを受けた中村が左足で狙うが、これは鹿島・曽ヶ端に正面でキャッチされてしまう。
15分、鹿島右からのカウンター。ドリブルで上がった鹿島・マルキーニョスのクロスは、楢崎がキャッチ。
後半開始早々に追い付いた名古屋だが、その後またも鹿島に勝ち越しを許してしまう。時間はまだあるだけに、落ち着いてまずは同点に追いついて欲しい。
16分、鹿島陣内中央でボールを受けた吉村がミドルを狙うが、鹿島・曽ヶ端にキャッチされる。
17分、鹿島中央からのカウンター。鹿島・興梠のドリブルからクロスする鹿島・マルキーニョスへスルーパスを狙うが、これは闘莉王に当たり、ボールを奪い返す。
19分、左サイドでボールを受けた阿部。相手ディフェンスに囲まれながらエリア内への侵入を狙うが、ボールが落ち着かずクリアされてしまう。
20分、名古屋陣内右での鹿島のパス交換は、阿部が体を精一杯伸ばし、足の先でクリアする。
21分、鹿島ゴール前でケネディが落としたボールを左の小川へと繋ぎ、中央へグラウンダーのクロスを狙うが、相手ディフェンスにクリアされてしまう。
22分、鹿島1人目交代:フェリペ→本山
23分、鹿島右サイドでボールを受けた鹿島・マルキーニョスからのクロスは、田中が拾い、楢崎へと繋ぎ、落ち着いてクリア。
【失点】
24分、中盤での接触から鹿島にボールを拾われると、前線の鹿島・マルキーニョスへ。完全にフリーで抜け出したマルキーニョスが楢崎の指先をかすめる強烈なシュートで名古屋ゴールを揺らし、スコアを1-3とする。
25分、中村からの縦パスをケネディがスルー。これに反応し、裏へ抜け出した小川がボールを触るが、上手くコントロール出来ずクリアされてしまう。
26分、右サイド杉本のクロスを金崎がファーサイドから頭で落とし、小川が飛び込むが、間に入った鹿島・曽ヶ端にクリアされてしまう。
27分、名古屋3人目交代:小川→巻
ここでストイコビッチ監督は3枚目の交代カードとして、高さのある巻を投入。2点差を追う状況でパワープレーを仕掛ける。
29分、鹿島陣内で巻が落としたボールを、闘莉王が直接、縦へと入れる。このボールを巻自身が追うが、相手キーパーにキャッチされてしまう。
30分、右サイドの杉本から鹿島ゴール前へのクロス。これをケネディが頭で落とすが、相手ディフェンスがクリア。拾った吉村が左足でミドルを狙うが、鹿島・曽ヶ端に正面でキャッチされてしまう。
2点を追う名古屋。巻とケネディの2トップ、さらに杉本と金崎をサイドに配置した4-4-2へと変更し、高さとスピードでゴール狙う。
32分、鹿島エリア内で、ケネディがボールをコントロール。金崎へと繋ぎ、左足でシュートを放つが、これは力が無くキャッチされてしまう。
34分、カウンターから鹿島・興梠がペナルティエリアへ侵入。前掛かりな名古屋ディフェンスの裏を突きシュートを放つが、これは右のポストを叩く。さらに拾ったボールからのクロス。これを中央で鹿島・マルキーニョスにヘディングで合わせられるが、枠の左へと外れる。
35分、鹿島2人目交代:新井場→伊野波
36分、鹿島のカウンターに迫られる名古屋。右へ抜けた鹿島・興梠から中央の鹿島・本山を経由し、鹿島・ジウトンにミドルシュートを狙われるが、これは枠の右へと外れる。
37分、鹿島陣内でボールを受けた闘莉王。エリア内へ走り込む金崎へ縦パスを狙うが、相手キーパーにキャッチされてしまう。
39分、鹿島陣内ハーフライン付近左からのフリーキック。阿部が蹴ったボールからのこぼれ球を杉本が拾い、中央への折り返しに、増川が足で飛び込むが、枠の右へと外れる。
40分、名古屋エリア内右から鹿島・伊野波のクロスは、阿部がクリア。右からのコーナーキックは、巻が頭でクリア。
42分、鹿島3人目交代:野沢→青木
鹿島陣内で闘莉王がユニフォームを引っ張られ、フリーキックを得る。
43分、阿部が蹴ったボールは、鹿島ゴール前で闘莉王が相手ディフェンスと競り合うが、クリアされてしまう。
44分、鹿島・小笠原の強烈なミドルシュートを楢崎が弾くが、ルーズボールに反応した阿部が外へと蹴り出しクリア。
45分、楢崎からのロングキックが鹿島ディフェンスを超え、裏へと杉本が走るが、前へと出た鹿島・曽ヶ端にキャッチされてしまう。
(ロスタイム表示:4分)
【失点】
ロスタイム1、名古屋ゴール前でボールを受けた鹿島・マルキーニョス。左を上がった鹿島・ジウトンのシュートがポストを叩くが、跳ね返りを拾った鹿島・本山に決められ、スコアを1-4とされてしまう。
ロスタイム2、名古屋左からのコーナーキック。金崎の蹴ったボールに増川が飛び込むが、クリアされてしまう。
ロスタイム3、鹿島のカウンターから鹿島・マルキーニョスが抜け出そうとするが、吉村がコースを防ぎ、ファールを上手くとり名古屋ボールとなる。
ロスタイム4、名古屋陣内右でボールをキープする鹿島・マルキーニョス。これに対し、増川が強いディフェンスでボールを外へと押し出し、スローインとなる。
ロスタイム5、名古屋ゴール前でボールを繋ぐ鹿島。鹿島・小笠原からの浮き球に鹿島・興梠が走り込むが、楢崎が飛び出しボールをキャッチ。そこからボールを繋ぎ、右の田中から前線の闘莉王へとパスを狙うが、ボールは高く、そのままゴールラインを割る。
そしてここで試合終了。
一時は追いつきながらも再度勝ち越しゴールを許した名古屋。その後は同点を狙い前掛かりになった裏を、鹿島の効率よく狙らわれて失点を重ね、1-4で敗戦。
中断前の大一番、3万4千人の観衆を集めた中でのビッグマッチは、ホームで痛い敗戦となってしまった。
試合終了後記者会見
今日はJリーグの中でもクオリティの高いゲームが両方のチームから出たと思いますし、両チームが良いサッカーをしました。こちらも良いプレーができたと思います。今日は他のゲームでも負けたチームがありましたが、我々も勝って得るものが無かったと思います。勝って得たい、その中でこのような形でホームで負けてしまった、あるいは優勝をしているチームですから、そのようなチームにこのように負けてしまった事に対し落胆をしています。簡単ではない、大きな一敗だと思います。
途中でブルザノビッチ選手に替わり杉本選手を投入されましたが、意図は?
ブルザノビッチも三都主も、交代を余儀なくされました。三都主からは"替えてくれ"という合図があり、ショッキングなシーンでした。続行ができないという状態でしたから。それから、ハーフタイムにブルザノビッチからは"少しめまいがするので替えてほしい"という申し出がありました。これは予期せぬ事で、交代せざるを得ない事となりました。
途中までは良いゲームで拮抗した戦いでしたが、名古屋に無くて鹿島に有るものは見えましたか?
同点にして逆転ができるという手応えがありましたから、ハーフタイムにはしっかりと指示をしました。ただ、それから中盤でもミスがあり、鹿島はそれをしっかりと衝いてきましたから、我々ができなかった事をしっかりとしてきたのではないでしょうか。
なかなか清水に対し勝ち点差が詰められないのですが、要因は何でしょうか?
もう少しなのですが、我々の努力が必要です。もちろん、諦めてはいません。リーグ戦の中の一つのゲームであって、これからも良いゲームを続けていきたいです。それから良いレース展開になりましたね。鹿島、清水、川崎、そして我々。我々もしっかりと練習をし、これから頭を使うプレーをもっとやらなければと思います。チャンスはしっかりと作っています。闘莉王にもブルザノビッチにもありました。小川はGKと1対1の局面がありましたし、金崎にもヘッドの惜しいシーンがありました。チャンスは作れています。後半の初めは良かったですね。しっかりとボールを回していましたし、点を決める事ができました。2失点目が我々に対する損害が大きく、あれからペースが崩れました。勝ちたいという気持ちはたくさんありました。鹿島というチームは優勝しているチームですし、逆転するのは難しい面があります。ただ、我々としてもミスを無くしていかなければなりません。中盤でのミスが多かったのですが、マルキーニョスを一人にし、あのような形で3点目を決められてしまいました。我々としても、勝ちたいならばこのようなミスを繰り返してはならない、選手としっかりビデオを見て、我々は何をしたらよいのかを考えなければならないと思います。鹿島には「おめでとう」を言いたいですし、勝利を称えたいと思います。ただ、鹿島はトリッキーなプレーをする選手がたくさんいましたし、我々にはいませんでした。前回カシマスタジアムで我々は勝っていますから、私達はリベンジをしたいと思います。
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