AFCチャンピオンズリーグ2009第3戦:名古屋グランパスvsニューカッスル・ジェッツ

最終更新日時

2009/04/08 16:21

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名古屋市瑞穂陸上競技場 4/7(火) 19:00 キックオフ

試合前

午後6時17分、まだ周辺には明るさが残り、ほんのりとピンクの色を見せる桜の花びらもスタンドから伺えるこの時間。AFCチャンピオンズリーグ第3戦を戦う我らが名古屋の選手達が、試合前のアップのためピッチへと駆け込んでくる。

先日の北京国安戦の時同様、国際試合を戦う選手達を目の前で応援しようというサポーターでスタンドはしっかりと埋まり始めている。名古屋は1勝1分けで現在首位を走る。今日のホームでの1戦は頭一つ抜け出すためには、ホームサポーターの力を背に戦えるだけに、申し分のない試合と言えそうだ。

「休ませたい選手がいる」と前日の練習後にストイコビッチ監督が明言したとおり、リーグ戦からは何名かが入れ替わり、目新しい選手が先発入りとなった。しかし、バヤリッツァや山口、花井といった普段ベンチスタートの彼らにとっては最高のアピールの場。今日の試合でしっかりと結果を出して、次に繋げてくれるはず。

午後6時40分、早めにアップを終えた選手達を尻目に、最後まで入念にゴール前でキーパー練習を行っていた楢崎も、満足げな表情を見せ、ゆっくりとした足取りでロッカールームへと消えていった。

前半

季節もすっかり春らしさが深まり、午後7時のキックオフを間近に控え、一気に日が暮れてしまった時間になっても、ようやくあまり寒さを感じさせない季節となった。

そして午後7時、ホームのユニフォームに身を包んだ名古屋の選手と、上下真っ白のニューカッスルの選手達が入場。さすがにいつものリーグ戦のような賑わいはなく、どちらかといえば重厚なBGMの演出もあって、厳かな雰囲気の中で試合をむかえる。

前半は右エンドのニューカッスルに対し、名古屋が左から攻め上がる。そしてアウェイのニューカッスルのキックオフでAFCチャンピオンズリーグの第3戦の火ぶたが切って落とされる。

今日の名古屋の先発メンバーは、GK我らが守護神・楢崎、DFは右から田中・バヤリッツァ・吉田・竹内の4人。中盤は中村と山口がボランチの位置に並び、右に小川、左はマギヌン、そして中央前目に花井が入り、FWにはダヴィ1人。4-2-3-1の布陣だ。

2分、中央で花井、マギヌンと繋いだパスを、中村が受ける。右に上がろうとする小川へ送ろうとしたが、ここは後ろから寄せた選手にボールを奪われてしまう。
4分、自陣の吉田からダヴィへと縦にパスが入るが、ここは後ろからの厳しい寄せに潰されてしまった。
5分、自陣中程やや右でのニューカッスルのFK。簡単に放り込んできたボールは、吉田がしっかりと蹴り出す。
7分、花井の早いタッチのパスに右へ小川が抜け出すと、中へとクロスを入れていこうとする。しかし、これは相手DFの長い足にカットされ、右のCKに。マギヌンがこれを蹴るが、ニアで弾かれてしまった。
【失点】
9分、左から中央へと持ち込んだニューカッスル(11)がシュート。一旦は左のポストを叩くものの、こぼれたところをニューカッスル(2)に押し込まれ、早くも先制点を奪われてしまう。
12分、自陣でバヤリッツァのパスを、縦に走ろうとするマギヌンに田中が送るが、これはタッチを割ってしまう。
13分、右に上がる山口へとパスが通ると、これを深い位置で中へと狙うが、ボールは右に流れてしまった。
14分、自陣深く右でのニューカッスルのFK。ニューカッスル(11)の入れたボールは、ゴール前でバヤリッツァが弾き出す。
15分、バヤリッツァへのパスが大きくこぼれたところを拾われ、カウンターを食らうが、ゴール前へと走り込んだ選手のシュートミスに救われる。

17分、左に抜け出した小川を竹内が追い越すと、深い位置で小川からのパスを左足でゴール前へと入れる。逆サイドからマギヌンがこれに詰めるが、目の前でニューカッスルGKにボールを捕らえられてしまう。
20分、楢崎からのロングボールを、マギヌンがワンタッチで落として前へと抜け出そうとするが、これはトラップがハンドに。
21分、相手パスを中央で奪ったマギヌンが縦に仕掛けようとするが、これを足をかけられて、チャンスに繋ぐ前に潰されてしまった。
22分、左からダヴィが、久しぶりのパスを受けて仕掛ける。しかし、深い位置で中へと切り返そうとしたボールはDFにカットされ、自分に当たってゴールラインの外へ。
24分、右から田中のパスを受けたバヤリッツァ。一気にペナルティエリア内へと進入しようとしたところで、足をかけられて倒されるが、これは認められず、主審はプレーを流してしまう。
26分、右からスピードに乗ったドリブルを見せたニューカッスル(2)。その縦パスに、ニューカッスル(9)が抜け出そうとしてくるが、ここは吉田がこれを読んで、楢崎へと託す。
27分、左からのCKのチャンス。花井が入れたボールはニアで跳ね返され、再度、左のCKに。今度はやや長めのボールを花井が入れるが、これはGKがパンチングで弾き出してしまう。
28分、中央に出てきたニューカッスル(25)が、ワンタッチで右足からのシュートに来るが、これはポストの左へ。
29分、中央の山口からのロングボールを、右サイドを一気に駆け上がった田中が拾いに行く。しかし、これはやや長すぎてしまい、追いつく前にゴールラインを割ってしまった。
30分、左でマギヌンがボールを受けると、2列目から小川が中央を抜け出し、パスを引き出す。しかし、マギヌンからの早めのクロスは、相手GKの正面。

33分、中央で小川からのパスを、ワンタッチで花井が落とそうとするが、後ろからの早い寄せにボールを奪われてしまう。
35分、右から田中が早めに入れたクロス。中央でダヴィが頭で合わそうと走り込むが、前へ出たGKの手にボールを捕らえられる。
37分、小川からの裏へのパスに、左をダヴィが抜け出す。ゴールライン際で中へと切れ込むが、深い位置からの強引なシュートは左のサイドネットに。
39分、中央でバヤリッツァのパスを受けて、マギヌンが仕掛けようとするが、ここでも厳しく寄せられ潰されてしまう。
40分、自陣から相手ボールを奪って早めに仕掛ける。最後、左45度の位置から小川が左足でのシュートを放つものの、これは抑えが効かず、ゴールを越えてしまう。
42分、右で巧みな切り返しを見せたマギヌン。ゴール前へとクロスを入れるが、これは大きくなり逆サイドを抜けてしまった。
43分、ニューカッスル陣内右深くでFKのチャンス。マギヌンがゴールへと向かう鋭いボールを蹴るが、正面に詰めていた選手の頭に弾かれてしまった。
44分、左タッチ際で竹内のパスを受けた小川。鋭くゴール前へと放り込むと、猛スピードでマギヌンが逆サイドから飛び込むが、DFに阻まれ、ボールをゴールへとたたき込むことは出来なかった。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム、右タッチ際でバヤリッツァからのパスをマギヌンが胸で落とす。これを田中が持ち出そうとするが、マークを振り切れず潰されてしまった。

そして前半はニューカッスルの1点リードで試合を折り返す。

後半

エンド入れ替わり、後半は右にエンドを変えた名古屋のボールで試合再開。
名古屋1人目メンバー交代:花井→玉田

1分、吉田からのスルーパスに小川が抜け出そうとするが、これはDFがコースを阻んでしまう。
2分、ニューカッスル陣内中程右でのFKのチャンス。マギヌンがゴールに向かう速いボールを蹴ると、ゴール前で弾んだところを吉田が飛び込むが、触ることは出来なかった。
4分、ゴール前へと中央から出たパスにニューカッスル(2)が飛び出してくるが、ここは果敢な飛び込みを見せた楢崎がボールを押さえる。
5分、右に抜け出した中村がゴール前へボールを入れる。これを中央でダヴィが落とすと、玉田がシュートを打つが、これは相手に当たってしまう。
6分、右からのCKのチャンス。マギヌンが短く出したボールを再度受けて放り込むが、これは長すぎてしまい、ゴールラインを割ってしまう。
9分、左から竹内が強引な突破をはかるが、これはDFを振り切れず、ボールがゴールラインを割る。
11分、左で竹内とのパス交換でマギヌンが抜け出そうとするが、出たパスが長すぎ、追いつく前にタッチの外へ。
14分、ニューカッスル陣内中程右寄りでのFKのチャンス。マギヌンのボールに、ゴール正面で吉田が頭を入れるが、その前でDFがクリアしてしまった。

16分、右で縦パスに抜け出そうとしたダヴィだったが、マークの選手へのファウルを取られてしまう。
17分、左でフリーでパスを受けた玉田。大きくサイドを変えると、逆サイドに詰めた中村が中央へと落とす。これを田中が拾おうとしたところで倒され、ゴール正面やや右の好位置でのFKのチャンスを得る。
【得点】
19分、そしてこれを玉田が左足からのボールを、ゴール右に直接沈め、ようやく名古屋が同点に追いつく。
21分、右からダヴィが、細かいドリブルを見せて抜け出そうとするが、足下への厳しいタックルに潰されてしまった。
22分、左からロングボールに抜け出してきたニューカッスル(10)だったが、俊足を飛ばし戻ったバヤリッツァの足がボールをタッチの外へと追い出す。
23分、右からのクロスボールをゴール正面でニューカッスル(11)にヘディングシュートを許してしまうが、これはボールが楢崎の正面を衝き、しっかりと捉える。
25分、ニューカッスル1人目メンバー交代:(11)→(28)

26分、右に抜け出したマギヌンの鋭いクロスは、中央のダヴィが頭で合わせるものの、前へと飛ばすことは出来ず。
27分、右に抜け出した田中のマイナスのボールを、ニアでダヴィが待ち受ける。しかし、先に反応を見せたニューカッスルDFに弾き出されてしまう。
28分、左から小川の上げたクロスに、逆サイドで待っていたダヴィ。ヘディングシュートを狙うが、ボールが高く、触れられず。
31分、名古屋2人目メンバー交代:山口→杉本

32分、左でマギヌンからのパスを受けた杉本。大きく右へと展開すると、これを田中が裏へと持ち出して、ゴール前へと入れる。しかし、正面で詰めていたダヴィのファウルで相手のボールに。
34分、左から杉本の入れたボールを玉田が落とす。ここで相手選手がハンドを犯し、好位置でのFKのチャンスを得る。
35分、小川がこれを蹴るが、ボールは壁に弾かれてしまった。
36分、ニューカッスル2人目メンバー交代:(10)→(12)

37分、マギヌンが頭で落としたボールを、杉本がすぐさまゴール前へと放り込む。しかし、待ち受けていたダヴィの頭上を大きく越えてしまう。
40分、右タッチ際をバヤリッツァがドリブルを仕掛けるが、これは途中でボールがタッチを割ってしまった。
41分、小川からのDFの裏へのパスに、ダヴィが抜け出すものの、これは追いつけず。
42分、田中からのロングボールに玉田が抜け出そうとするが、厳しいマークにボールを失ってしまう。
44分、左から竹内のパスを受けた杉本が中へと持ち込んでシュートを打つが、これはクロスバーの上へ。
(ロスタイム表示:2分)
ロスタイム1、ニューカッスル3人目メンバー交代:(9)→(21)

ロスタイム2、左に抜け出した玉田のクロスに、中央を小川が走り込むが、ボールには届かず。
そして試合は、1-1の同点で終了を迎える。


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試合終了後 監督記者会見

今日はとてもハードなゲームとなりました。後半はもりかえす事ができましたが、前半が良くありませんでした。後半は我々がゲームを支配する事ができたのですが、ACLとしてホームでの2戦目は1-1の引き分けとなってしまいました。

Q.前半のできが良くなかったとの話ですが、リーグ戦からメンバーを代えた事に後悔はないのでしょうか?

後悔はありません。今週末にはJリーグで浦和レッズとの重要な戦いも控えていますし、玉田、吉村、増川といったメンバーを温存しつつ、他の選手にもチャンスを与えようと考えていました。しかしながら前半は、トラップミスなどのミスが重なり、空中戦でも相手からプレッシャーを受けていたようです。後半はチームとして上手くプレーしてくれたと思っています。

Q.後半、玉田選手を投入する際に、どういう指示を出されたのでしょうか?

0-1で負けている状態からの投入であり、得点するためにダヴィと2人でプレーしてこいと話をしました。相手のディフェンスにしっかりプレッシャーをかけるようにも話しました。その結果、あの様な素晴らしいフリーキックでゴールを決めてくれました。

Q.前半と後半で内容が変わりましたが、何が原因だったとお考えでしょうか?

ハーフタイムにチーム状況を分析し、指示を出しました。前半は技術面に問題があり、簡単なミスも多かったように思います。また時にはナイーブなプレーも見せて、相手に対して自分たちのプレーを出来ていませんでした。チーム全体として、前半は地に足がついていなかった様に感じます。
後半に向けては、もっとアグレッシブに広く開いてピッチを使い、我々のスタイルであるサイド攻撃を仕掛けろという話をしました。さらに後半は左サイドに小川、右サイドに田中を上げ3バックとして、リスクを冒しながら攻撃的に戦いました。

まだACLはオープンな状態であり、何も終わっていません。アウェイゲームもまだありますし、これからもしっかり戦いたいと思います。

次節試合のご紹介
浦和レッズ

全ての名古屋サポーターは豊田スタジアムに集結!!

2009 J1リーグ 第5節 vs.浦和レッズ

豊田スタジアム 4/12(日) 16:00キックオフ