AFCチャンピオンズリーグ2009第2戦:名古屋グランパスvs北京国安

最終更新日時

2009/03/18 12:07

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名古屋市瑞穂陸上競技場 3/17(火) 19:00キックオフ

試合前

雪の中での山形戦から中2日で迎えたAFCチャンピオンズリーグ2009第2戦。北京国安との試合を前に、早くから盛り上がりを見せている名古屋のサポーターの前にGK楢崎と西村が登場すると、一際歓声のボリュームが上がる。今日はホーム・瑞穂での今季最初の公式戦ということもあってか、平日の夜とは思えないほど多くの名古屋サポーターがスタンドを埋め、普段と変わらぬ盛り上がりを見せている。リーグ開幕戦を大分相手に逆転勝利し、AFCチャンピオンズリーグの初戦も韓国・蔚山を撃破し、ここまで負け無しの良い雰囲気でチームがスタートを切ったこともあるだろう。

怪我から復帰した楢崎がボールを捌き始めると、スタンドもそれに呼応するかのように気合いが増す。公式戦3戦ともに負け無しのチームの守護神として、見事な復活を示したと言っても良いだろう。今日もスーパーセーブを披露してくれるはずだ。

午後6時25分、名古屋のメンバーがピッチに登場、軽快な足取りで体を動かし始める。試合が続いていることもあって、一部メンバーを代えてきたストイコビッチ監督だが、逆に今日の先発のメンバーのモチベーションは高いはず。

岐阜とのプレシーズン戦で今季の最初のゴールを決めた山口は、特に気合いが入っている。スーパーサブとしての存在感はもはや揺らぎ無いところだが、彼としてはやはり先発で結果が出したいはず。やはり久しぶりの先発となった杉本と共に、北京相手に大暴れしてくれることを期待したい。

6時45分、反対側で力のこもるアップを見せている北京の選手達に負けじと、全員で短めのスプリントをこなしてコンディションを整えた選手達は、満を持した表情を見せて、ピッチを後にしていった。

前半

いつもとは違ったスタジアム装飾、そして、色の違うフェアプレイフラッグ。何もかもが国際仕様の雰囲気の中へ、両チームのメンバーが入場すると、大きな拍手と声援がスタジアムを埋め尽くす。
両チームの選手は、横一線に並んでスタンドに大きく手を振ると、互いにガッチリと握手を交わして試合に向かう。

今日の先発メンバーは、GK我らが守護神・楢崎、DFは右から、田中・吉田・増川・阿部の4バック。中盤は、右に杉本、左には小川が入り、ボランチの位置には吉村と山口の2人。FWはダヴィと玉田の2人、いつも通りの、4-4-2の布陣だ。

右にエンドを取る北京に対し、ホームの名古屋は左から攻め上がる。
試合は名古屋のキックオフでスタート。

1分、自陣中央で奪ったボールを、増川が右に大きく展開。杉本を走らせるが、これは追いつく前にボールがタッチを割ってしまった。
3分、右を杉本のパスに、田中が上がる。しかし、足下へのスライディングにボールを奪われてしまう。
4分、自陣中程右での北京のFK。北京(15)左足のボールは、中央で北京(3)が触るものの、左に大きく流れ出る。
6分、縦にパスを受けた杉本。左へとサイドを変えると、これをダヴィが狙いに走るが、相手DFに体を入れられ、ボールを終えず。
8分、右に上がった北京(18)の左足からのクロス。中央で北京(23)がヘディングシュートに来るが、ここは吉田が体をしっかりと寄せ、ボールを跳ね返した。
9分、左に上がった阿部からのゴール前へのクロスに、中央へ走り込んだ小川。ヘディングシュートを打つが、これはボールが大きくゴールを越えてしまった。
12分、右に抜け出した北京(7)のクロスを、中央で北京(29)がヘディングシュート。これは楢崎が正面で捕らえる。
14分、吉村からのワンタッチで出てきたボールを、左で受けた小川。中へと入れようとしたが、寄せて来たDFに当たってしまい中へと入れることは出来なかった。

16分、左からのCKのチャンス。小川の蹴ったボールはニアで弾かれてしまう。こぼれたところを吉村が再度左に展開するが、これは残っていた小川に渡ったところでオフサイドの旗が揚がる。
19分、右にポジションを代えた小川がボールを落とす。これを山口がダイレクトで縦に送ったが、これはタッチを割ってしまった。
20分、左から仕掛けた玉田が右に詰めるダヴィにパスを送るが、これはゴール前で跳ね返されてしまった。
21分、小川の落としたボールを、中央で玉田がDFの上を越えるパスを送って、杉本を抜け出させる。しかし、これはDFの足が早く、クリアされてしまった。
24分、北京(16)がゴール正面で走り込んでのシュートを放ってくるが、ここは吉田が体を入れて弾き出す。
25分、北京の右からのCK。北京(15)入れたボールを、ニアサイドで競り合おうとした選手がファウル、名古屋のボールになる。
26分、阿部の縦パスに抜け出したダヴィからのクロス。これを中央の小川が頭で合わせたシュートは、惜しくもポストの右へ流れ出てしまった。
27分、左を北京(23)が入り込んでくると、ゴール手前でマイナス気味のパスを出されるが、これはDFがクリア。
28分、左からの北京のCK。北京(16)の右足からのボールを中央で北京(3)が頭で狙ってくるが、ボールはポストの右へ。
30分、北京陣内左深くでダヴィが倒され、好位置でのFKのチャンスを得る。
31分、このFKを小川が蹴り入れるが、ニアで弾かれてしまい、このチャンスを生かすことは出来なかった。

32分、左を玉田のパスを受けて、吉村が抜け出すと、ペナルティボックスの手前から、強烈な左足からのシュートを放つ。見事枠を捕らえたかと思われたが、ボールは僅かにポストの右。
34分、北京陣内右45度の好位置でのFKのチャンス。 玉田の入れたボールはニアで弾かれるが、再度こぼれたところを玉田が、今度は遠いサイド目掛け、大きく蹴り入れる。吉田が頭から飛び込むが、競り合ったDFへのファウルを取られてしまった。
37分、相手パスをインターセプトした吉田からの縦パスにダヴィが反応、DFとの奪い合いを見せながらボールを追いかける。しかし、これはチャンスに繋げることが出来なかった。
39分、左に俊足を飛ばして玉田が抜け出すと、ゴール正面に詰めるダヴィへと好パスを入れる。しかし、左足でダイレクトにシュートを狙ったダヴィのボールは、DFに当たってしまった。
41分、右からの北京のCK。北京(15)の蹴ったボールは、増川が高い打点で弾き出す。
42分、自陣からカウンターで攻め上がると、玉田からのパスを受けた吉村。左に抜け出そうとしたダヴィに合わせてスルーパスを狙うが、これは僅かにタイミングが合わず、オフサイドに。
43分、玉田の落としたボールを、阿部が早めに放り込む。逆サイドから田中がこれに走り込んだが、目の前で飛び出した北京GKが両手で弾き出してしまった。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム、杉本のパスを中央に走る玉田がスルー、左から上がってきた小川へと託すが。しかし、ボールに追いつくのが精一杯で、中へと折り返したボールは相手に渡ってしまった。

そして、前半は0-0のスコアレスで終了に。

後半

名古屋1人目メンバー交代:吉村→マギヌン
北京1人目メンバー交代:(4)→(20)

後半は、左にエンドを代えた北京のボールで試合再開。
名古屋は小川がボランチの位置に入り、マギヌンは左サイドだ。

1分、右での田中からのパスを受けた杉本。ダイレクトでゴール前へ入れたボールは、GKに捕らえられてしまった。
2分、左深くからスローインのボールを受けたマギヌン。持ち込むと、中央に出来たスペースへとパスを入れる。小川が走り込んでシュートを放ったが、ボールはクロスバーの上へ。
4分、マギヌンからのパスを受けて反転しようとしたダヴィ。北京陣内の深い位置で倒され、FKのチャンスを得る。そしてこFKを直接ゴール左隅を狙って蹴っていったが、カーブが強く、ポストの左へと外れてしまう。
6分、左のマギヌンからのパスを、中央で受けた小川。シュートを放つが、DFに当たってコースが変わってしまう。
7分、左からのCKのチャンス。小川がゴール前へと狙ったボールは、ニアで弾かれてしまった。
9分、右を北京(7)とのパス交換で抜け出した北京(16)のクロスは、増川が頭で跳ね返す。
10分、マギヌンが右に上がる杉本へと大きく展開。これを受けた杉本が、DFかわしてゴール前へとクロスを放り込む。遠いサイドでダヴィが待ちかまえていたが、その前でDFの頭がこれをカットしてしまった。
13分、山口からのDF裏へのパスに、ダヴィが鋭い反応を見せるが、その前にDFがタッチの外へと弾き出してしまった。
15分、阿部のパスを受けたダヴィ。右に大きく展開して前に上がろうとしたが、右サイドのマギヌンが足を滑らせボールを失ってしまった。

18分、中央で相手のクリアを拾った田中が右にはたく。これをマギヌンが早めに入れていこうとするが、このボールはニアのDFに弾かれてしまう。
20分、北京2人目メンバー交代:(15)→(11)

北京陣内右寄りでのFKのチャンス。玉田がゴール前へと蹴り入れたボールは、飛び込んできたGKがパンチングで弾き出してしまった。
22分、中央でのルーズボールを、ダヴィが右足を振り抜いてシュート。しかし、惜しくも相手に当たってクロスバーの上へ。
23分、中央でドリブルを仕掛けてきた北京(16)。遠い位置からのミドルシュートは、楢崎が落ち着いて正面でキャッチ。
25分、自陣中程右での北京のFK。ゴール正面でのこぼれ球を北京(3)に拾われ、シュートを許してしまうが、ここはDFがしっかりと体を入れてボールをブロック、ゴールを守る。
27分、左に上がる阿部が、スペースへと出たボールを拾って、中へと入れる。遠いサイドの杉本が頭で折り返したボールを、マギヌンがトラップからシュートにいこうとしたが、厳しい寄せに潰されて、ボールを失ってしまう。
28分、名古屋2人目メンバー交代:玉田→中村

29分、左から杉本の入れたクロス。逆サイドへとこぼれ出たところを、小川がオーバーヘッドシュートを狙うが、これはオフサイド。
33分、自陣左寄りでの北京のFK。繋いだところを受けた北京(11)が、外からシュートを狙ってくるが、コースを阻んだ増川が大きく跳ね返す。
34分、北京3人目メンバー交代:(7)→(28)

自陣右深く、ペナルティ近くでの北京のFK。北京(16)の右足からの直接狙ったボールは、楢崎の正面。
36分、右を抜け出した杉本がマイナスにボールを出す。これに詰めた中村がミドルシュートを放つも、抑えが効かず、枠の上へ。
37分、名古屋3人目メンバー交代:小川→巻

38分、右の田中からのゴール正面へのロングボールを、巻が競りに走り込む。しかし、先に追いついたGKの手に弾かれてしまった。
39分、右から持ち込んできた北京(11)のボールを、一旦は奪うものの、再度拾われ、シュートを許す。しかし、味方に当たったところを楢崎が逃さず、しっかりと取り押さえて、マイボールに。
40分、パスミスを奪われると、最後、ゴール正面で左から走り込んだ北京(28)にシュートをフリーで許してしまうが、このシュートは左のポストを叩き、失点を逃れる。
42分、右深くへと出たボールを中村が折り返すと、中央のダヴィがシュートを放つ。しかす、これはしっかりと叩くことが出来ず、ポストの右へ流れ出てしまった。
43分、自陣からのロングキックをダヴィが落とす。これを拾ったマギヌンが左を持ち上がろうとするが、大きく蹴ったトラップのボールがタッチを割ってしまった。
(ロスタイム表示:3分)

ロスタイム1、 右の田中から早めのクロス。これを中央に詰める巻が、GKと競り合いに飛び込むが、ここは間に入ったDFへのファウルを取られてしまった。
ロスタイム2、北京ゴール前でのルーズボールを拾おうとしたマギヌンが倒され、ゴール正面の好位置でのFKを得る。これをダヴィが狙い澄ましてゴール右上に狙って蹴る。しかし、反応したGKの指先を抜けたボールは僅かに高く、このチャンスを決めることは出来なかった。

そして、AFCチャンピオンズリーグ第2戦は、互いに譲らず、0-0のスコアレスで終了を迎える。この日は両チーム共にゴールが遠く、どちらもネットを一度も揺らすことは出来無かった。

最後までご声援、ありがとうございました。


試合終了後 監督記者会見

090317_sto.jpg今日はタフなゲームでしたが、良いペースで進められたと思っています。北京は、とても良くまとまったチームでした。我々もチャンスを作り得点を狙ったのですが、決める事は出来ませんでした。頭の中には常に攻撃があったのですが、最終的に0-0という結果となりました。それでも試合内容は、悪くなかったと思います。なぜなら土曜日に、難しいコンディションである雪の中で山形と試合し、ここまでハードなスケジュールをこなしています。その状況下での、今日の結果には満足しています。

Q.玉田選手が今日は好調だったように感じますが、彼を後半途中で交代させた意図をお聞かせ下さい。

簡単に、疲れがあったためです。彼が悪かったから交代させたわけではなく、今週末に清水エスパルスとのリーグ戦があるため、交代させました。中村やマギヌンも同じ理由で今日は先発から外しましたし、吉村も前半だけで交代させました。

Q.前半15分過ぎからは試合をコントロールしていましたが、それでも立ち上がりは、少し慌てていたように感じます。これは疲労によるものなのか、あるいは相手の情報不足によるものなのか、どうお考えでしょうか?

今日の試合は、我々のペースで進んだと思っています。90分間で全部とは言いませんが、試合を通して我々のペースだったと思っています。もちろん、1つのチームが最初から最後までずっと同じペースで試合を進める事はできません。そして相手の北京も良いチームでした。カウンターを受ければ危険でしたし、失点が無かった事は評価できます。グランパスとしてはチャンスは作っていましたし、もう少し決定力が必要だったかもしれませんが、我々のペースで進められました。

Q.ここまで公式戦4試合を戦って2勝2分、まだ負けはありません。この事についてはどう評価されるのでしょうか?

ここまでグランパスは良いサッカーをしていますし、負けていないことは評価できる事です。今日は最後の場面で1つのミスからもしかしたら負け試合になったかもしれませんが、それでも90分間を通して引き分け以上の試合はしてくれました。選手達も努力していますし、メンタル面での強さも見せてくれました。そして失点しなかったことも、守備面で良い出来事でした。

Q.監督として初の国際大会ですが、ここまで2試合を戦った感想をお聞かせ下さい。

グランパスとして今日は勝つために戦いました。攻撃をするぞという、強い気持ちは変わっていません。その意味で今日は後半からマギヌンや中村、巻を投入したりして、0-0という結果に満足せず、最後まで勝利を狙い戦いました。この大会のここまで2試合で勝ち点4を獲得している事は、私としては問題が無いと思っています。

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2009J1リーグ 第3節 vs.清水エスパルス

名古屋市瑞穂陸上競技場 3/22(日) 13:00キックオフ